JX金属グループでは、「人」の意欲・能力を最大限引き出すことが経営上の重要課題であるという考えのもと、ダイバーシティについて一層力を入れて取り組んでいます。
この度、全社DE&I推進の第一歩として、まずは女性技術系社員にフォーカスし2024年9月30日に日立事業所において「JX金属DE&Iフォーラム~技術系職場で働く女性のミライ会議~」を開催しました。イベントの様子をレポートいたします。
■所社外取締役による基調講演■
所社外取締役(早稲田大学教授 創造理工学部長・研究科長)より、「理工系におけるダイバーシティ推進」について基調講演いただきました。
「同じ粒径の粒子が集合した山は少しの刺激で崩れてしまうのに対し、さまざまな粒径の粒子で作られた山は外乱があったとしても簡単には崩れにくい」という粉体の集合体の特性を例に挙げ、人間の組織も同様に、多様な人が集まった方が外部影響にも耐えられる強固な組織になることができるという、所社外取締役ならではの観点からダイバーシティの重要性についてお話いただきました。
■パネルトーク■
箇所から育児と仕事キャリアを両立する男性社員にご登壇いただき、事業箇所で働く上での両立の工夫やパートナーと自身のキャリアプランの両立などをテーマにトークがされました。
川名:日立事業所の技術開発センターで、回路形成用の銅インクの開発に従事しています。子どもは小学1年生と年中の女の子の2人です。
開発の部署で手を動かして実験をすることが多いですが、実験計画は一定の裁量を持って考えることができるため自律的な働き方が進んでいます。在宅勤務とフレックスを併用しながら、急な子どもの迎えや通院を年休ではなくフレックスで対応できるのでとてもありがたいです。
山岸:磯原工場製造部で、製造ラインの管理および技術面でのサポートをしています。子どもは2人おり、長男が2歳、次男が0歳です。長男、次男共に出生後5週間程度育児休業を取得しました。
両立を図るために仕事に優先順位をつけることに気をつけています。今は平日もなかなか残業ができないため、自分が現場にいなければできない仕事、たとえば、安全に関わることや実際の製品の出来栄えを観察するほか、主任やオペレーターとコミュニケーションをとることを優先度が高い仕事ととらえています。1人でPCさえあればできる仕事は後回しにすることが多いです。
佐渡:佐賀関製錬所の製造部で仕事をしています。仕事と育児の両立について、自身の場合は日ごろから業務が属人化しないように、マニュアル整備や指導によってメンバーの多能工化を進めていたため、自分自身としては育休取得のハードルはそれほど高く感じませんでした。
ただ、多くの製造スタッフにとってはそれほど簡単ではない状況にあると思います。実際、自身が育休を取得するまで、佐賀関の製造スタッフでは実績がなく、「製造部は無理だよね」という固定観念はあったように思います。
今回、自身が「最初」というハードルはクリアできたかと思うので、今後は人員の余力創出や多能工化といった対応とともに、雰囲気ではなく合理的な判断で育休取得の議論が進むとよいと考えます。また、今後自分がマネジメント側に立った時は上手く調整していけるように意識して頑張りたいと思います。
松本:倉見工場の品質保証課で工程内の異常対応や顧客クレーム対応をしています。子どもは1歳9カ月です。
課題に感じていることとして、まだまだ子育てとキャリアの両立は難しく、とくに女性側に負担がかかり我慢しなければならないケースが多いように思います。
家庭ごとにそれぞれの事情があると思いますので、夫婦でよく話し合い、どちらかが我慢するという前提ではなく広い視野でさまざまな選択肢を考えられるのが良いと思います。
▲3カ月半の育児休暇を取得された倉見工場の松本さん。取得にいたるまでの背景や育休中の様子など、詳しくはこちらでご紹介しております
■グループワーク■
“JX金属で技術系女性社員が描くキャリア”をテーマにグループワークを行いました。
「上司との面談ではライフプランまで話すべき?」や「職場でのアンコンシャス・バイアスは実際にある?」など所属箇所を越え活発な議論がなされました。女性社員同士のネットワーク形成やキャリアモデルの共有の場として良い機会となりました。
JX金属では、今後も共に働く人々の多様な価値観に触れる機会を作っていく予定です。どうぞ次回レポートをお楽しみに!
