異動から3カ月。これまでとは異なる業務に携わり、模索する日々
2017年の新卒入社以来在籍していた大分県佐賀関製錬所から、技術開発センターを経て、2023年4月にJX金属製錬(株)の茨城県日立工場へと異動した古賀。環境も、担当業務も変わる中で、まわりの先輩たちを見ながら日々学んでいると話します。
「現在は、JX金属製錬㈱日立工場で採用しているQMSという品質マネジメントシステムにISO9001:2015という規格の考え方を取り入れる業務を担当しています。具体的には、日立工場で使用している品質マニュアルをISO9001:2015の考え方に基づいて改定したり、所属している生産技術課内だけでなく、製造部をはじめ、品質に携わる業務に関係している他部署の方とも連携したりして、業務全体の向上をめざしています。
このほかにも対応業務は多く、たとえば製造工程で使用する原料を変更する際には営業部の担当者とやりとりするなど、さまざまな方と協力しながら業務を進めていく必要のある部署ですね」
所属する生産技術課のメンバーは5名。男女比はほぼ半々で、入社8年目・入社3年目など若手も多いですが、メンバーの入れ替わりは多いと言います。
「トラブル発生時などイレギュラーな対応が必要になった際、後任者がすみやかに対応できるような、属人的にならない体制を作っていきたいと考えています。品質マニュアルの改訂においても、これらの点に気を配りつつ進めているところです。
同じ課のメンバーは日立工場にて長く働いていた人たちばかりですが、異動してきたばかりの私でも、聞きたいことがあればすぐに聞けますし、自分の意見も言いやすい風通しのよい雰囲気だと感じています」
周りの人たちが温かく受け入れてくれたからこそ、前向きな気持ちを持てた
大学時代は理学部で化学、中でも無機化学系を専攻していたという古賀。身近な先輩たちが鉄鋼や非鉄金属業界へと進む人が多かったこともあり、自然に金属系の企業に目を向けるようになったと言います。
「JX金属に惹かれたのは、工場見学の際に対応してくださった女性社員の方々の存在です。仕事とプライベートを両立しながら充実した日々を過ごしていらっしゃる印象を受けて、自分もこんなふうになりたいなと思ったんです」
前向きな気持ちを抱いて入社した古賀の最初の配属先は、大分県佐賀関製錬所でした。
「実は新卒で配属された部署は、それまで女性社員がいなかったんです。最初は『ちゃんとやっていけるかな、大丈夫かな……』と不安な気持ちを抱えていましたが、皆さんとても快く、まだ何もできない新入社員の私を温かく受け入れてくれて。
初日から気軽に話しかけてくれたり、よくごはんに連れていってもらったりしました。皆さんとたくさん関わる機会があって、本当にありがたかったですね」
入社当時の古賀の担当は、製造現場の操業管理業務。大学時代に培った化学の知識ではなく、これまで学んでいない機械周りの知識が必要なことが多かったと振り返ります。
「当時は一日中現場にいました。朝は現場オペレーターの方とのミーティングにはじまり、工程管理のための分析や、物品の在庫管理、トラブル発生時には設備技術部門との調整、設備更新の際には設備技術の方とのやりとりなどを行っていました。
ただ機械周りの知識については、現場の方がはるかに詳しくて。厳しいことを言われるときもありましたし、トラブルが起きて遅くまで対応に追われることもありました。現場のことがよくわからず、至らない点も多かったと思いますが、ちょっときついな……と思うときもありました」
そんな古賀の支えになったのが周囲のサポートでした。
「同じ部署の先輩が私にいろいろ教えてくれて、温かくフォローしてくれました。当時は現場のことがわからないながらも、その気持ちに応えたい、という一心で努力を重ねました。そうして現場で業務に携わるうちに、知識も自然と深まり、周りの人たちとの関わり方もだんだんと変わってきたんです。
その経験が今の私にとって大きな糧となっています。たとえば新しいことに直面した際にも、『あのときがんばれたんだからきっと大丈夫!』と自信を持てるようになったんです」
一人でできる仕事はない。伝え方に工夫を凝らし周囲と連携することを大切に
その後、2021年にはさらなるキャリアアップを求めて、日立事業所にある技術開発センターへと異動。もともと興味を持っていた、技術開発に携わります。
「操業担当時、銅の電解精製の分野を見ているうちに、銅電解について学術的に学びたいと思うようになったんです。技術開発センター異動後は、銅電解に関する技術開発を進めていく中で、論文を調べたり多くの方から教えてもらったりと、学術的知識に触れる機会を持てました。本当に多くの学びを得られた2年間でした」
そして、2023年4月に現在の部署へと異動した古賀。自身としては、予想外の異動でしたが、製造に関わっていく上では品質保証は必要不可欠なものであり、新たな学びのチャンスだと前向きに受け止めていると話します。
「どの部署でも共通することですが、自分一人だけで完結する仕事はありません。大学の研究室と大きく違うところですよね。仕事だと、何かしら誰かにお願いしないと前に進まないことがほとんどです。さまざまな部署のいろんな方々と関わり合いながら、仕事を進める大切さを痛感しています」
だからこそ、古賀が心がけているのが、相手に何をしてほしいか明確に伝えること。バッググラウンドが違う人と接する機会が多いからこその工夫でもあります。
「こちらから何かお願いする際、何をどうしてほしいのかわかりやすく明確に示すことが大切だと思っています。日頃から、どんなふうに伝えれば相手に齟齬なく伝わるのか、伝えたことがしっかり相手に伝わっているのか意識しながらコミュニケーションを取っています」
そう語る古賀は、これまでに、大分県佐賀関製錬所と茨城県日立工場の2拠点で業務に携わっています。2つの拠点は、同じ会社ながらもそれぞれ雰囲気が異なると言います。
「佐賀関製錬所は、家庭的でフレンドリー。日立工場は、個々を尊重する感じがします。日立へはコロナ禍での異動だったので、よりそんなふうに感じたのかもしれませんね。特色があるさまざまな環境で働くことができるのも、当社の魅力ではないでしょうか」
JX金属には学びや成長の機会がたくさんある
入社7年目を迎えた古賀が掲げる目標は、現在担当している品質保証に関わる知識を深め、業務を通じて、経験値を高めていくこと。
「直近の目標としては、担当業務である品質保証のスペシャリストになりたいですね。周りの人たちから、品質保証のことなら私に聞けば大丈夫だと思ってもらえるような存在になれればと考えています。
長期的には、具体的に業務イメージを描いているわけではありませんが、物事を客観的に観察し、どんなときにも自分や周りにとっての最適解を見つけられる人になりたいですね」
同じ部署の上司や同僚はもちろん、さまざまな部署のメンバーと業務を通じて関わりを持つ中で、それぞれの良いところを積極的に吸収し、取り入れていきたいと意気込みを語る古賀。中でも、物事を俯瞰で見て、最適な判断を行う上司の姿はとても印象に残っていて、自分もそんなふうになりたいと語ります。
「社会に出てみて思ったのは、学生時代と比べて、人間関係も関わる世界も、自分が思っていたよりもずっと広いということです。それに会社に入ってから学ぶこと、学べることもずっと多いですよね。その中でもとくに、仕事を通じて関わりを持った人たちから教えてもらうことは、本当にたくさんあると感じています。
だからこそ、これから社会人となる学生さんや、新天地を求める方には、ぜひ、人との関わりを大切にしてほしいですね。もしJX金属で働くなら、私のような技術職であっても、さまざまな人と関わっていくことに物怖じしない、前向きに捉えることができる人には、きっと活躍できる場があります。私もまだまだ学びや経験を深めていく日々です。ぜひ、一緒に挑戦していきましょう」
どんな大変なときも、学びや成長の機会だと捉え、前向きに進んできた古賀。これまでの学びや成功体験を糧に、さらに前進していきます。
※ 記載内容は2023年7月時点のものです
