【多様な人財が活躍できる会社へ。個々人の能力を最大限発揮できる環境の実現に向けて】
2023年10月16日、石川県の七尾大田火力発電所灰処分場工事で、障がいのある従業員を対象とした土木現場見学会を行い、全国各地から19名が参加しました。
かねてより車いす利用者から寄せられていた「清水建設に入社したのに現場を見たことがない。現場見学をしたい」という要望がある中で、北陸支店土木部工事長の山田がその趣旨をくみ、手をあげたことにより実現した今回の現場見学会。実施にあたっては、北陸支店の人事担当者や現場関係者の協力の下、障がいのある従業員への配慮事項や見学ルート、宿泊場所について双方が相談を重ねた上で安全に実施されました。
現場見学会の冒頭では、安全環境本部からこの現場に長期派遣中である下肢に障がいのある登坂から、現場概要の説明や業務内容の共有、現場勤務を経験して感じたことについて報告がありました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、参加者は熱心に説明を聞き、メモを取ったり質問したりして理解を深めていきました。
参加者のうち聴覚障がいのある4名に対しては、説明者・発表者の発話には音声認識と自動翻訳を活用したUDトーク(※1)を利用したほか、車いす利用者4名には移動手段として福祉タクシーを1台ずつ手配するなど、すべての人が公平に参加できる見学会となりました。
施工管理の山田、登坂の説明の下、参加者は掘削した土に触れたり、清水建設独自のiPadアプリを用いて斜面をAR(※2)で測量したりしました。参加者の感銘を受ける姿が見受けられました。
※1 UDトーク:音声認識で声を文字化することで、聴覚障がいのある人との会話のやりとりができるアプリ
※2 AR:拡張現実(Augmented Reality)のこと。デジタル情報と現実世界を組み合わせて仮想空間を作り出す技術
工事長の山田は、障がいのある従業員に対して、「自分の限界を決めず、現状に満足することなく、一度しかない人生を精一杯生き抜いて欲しい」というメッセージを伝えました。
参加者からは「迷惑になってはいけないと見学会は遠慮してきたが、参加できてよかった」「障がいの有無に関わらず活躍できる現場がこれから増えてくる可能性を感じ、やる気と自信を持つことができた」「障がい者という理由で遠慮する必要はない。今まで諦めてきたことを突破したい」などの感想が寄せられました。
