情報共有がチーム力を最大化する鍵に。メンバーの真価を発揮できる環境をめざして
渡部が所属するのはクラウドインテグレーション事業部。現在、渡部は、大手セキュリティ会社のプロジェクトに参加し、Salesforceを使ったシステムの保守・エンハンス開発を担当しています。
「エンドユーザーがサービスの利用状況や契約内容を確認できるポータルサイトの機能追加や、お客様からの問い合わせ対応を担当しています。難度の高い開発作業に携わることもあるほか、周囲をサポートしつつ、プロジェクト推進上の課題対応や次期開発の提案支援などにも対応しています。
現在、担当している開発では、複数のシステムが連携しています。必要な情報をどのシステムからどのようなタイミング・経路・形式・件数で取得するのかなど、それぞれの仕様を理解し関係者と調整して設計に落とし込んでいきます。簡単ではありませんが、取りまとめられたときは、とても充実感を覚えます」
保守や開発では、顧客視点に立ちつつもシンプルさを意識してきたと話す渡部。それを実現するために、チーム内の情報共有に徹底して努めてきました。
「お客様の要件をもとに、あるべき姿を想定し、カスタマイズが最小限となるように、なるべく標準の機能で提供する方向で案を描きます。検討したことや技術調査で蓄積された情報を、Slack(コミュニケーション用のチャットツール)の開発用チャンネルにすみやかにかつ丁寧にチームと共有しています。背景と対応案がまとまっていることで、チームの知見を得ることができるためです。こういったことは後々も活きてくるもので、たとえば開発時のコードレビューでも活躍します。そのようにコーディングするに至った経緯や理由をさかのぼり、認識のズレを減らすことで、本質的なレビューにつなげることができます。
情報共有は、新しく参画したメンバーのオンボーディングでも活用しています。ドキュメントをもとに仕様のキャッチアップを進めていただくのですが、ドキュメントから読み取れないこと...例えば最新の状況や過去の経緯などもあります。この点を補足する際は、ビデオ会議をしたりテキストでまとめてSlackに投稿したりして共有します。私が把握できていない内容は、チームの方に教えていただき、内容をテキストでまとめてSlackにて共有します。『テキストでまとめて広く共有する』を習慣的に行うことで、新しく参画した方が状況を把握しやすくなり、チームに早く馴染める・認識のズレを減らす・アウトプットするのように繋がると考えています」
渡部のこうした行動の背景にあるのは、人やチームがすべての土台であるという考え方からです。メンバーが本来の力を発揮できることを最優先にしてきました。
「主体的に判断するための情報が共有されていない場合は、情報を持つ特定の人に質問が集中したり、質問することにためらいが生まれてしまったり、ひいてはチームの雰囲気を悪化させる可能性があると考えています。情報共有がされていれば、チーム内でのコミュニケーションや作業はスムーズで雰囲気も明るくなることが何度もありました。
開発スキルは自分も得手・不得手がありますが、不得手な課題でも背景・あるべき姿・対応方針といった情報が共有されていれば、不安なく取り掛かることができ、一定のアウトプットは期待できます。恐らく、チームの方々もそのように感じているのではないかと思います」
クラウドの案件に参加したことが転機に。自社サービスへのこだわりと社風に惹かれて
学生時代は情報処理を学ぶ中で、Webシステムを作ることに興味を持った渡部。新卒で入社したのはメーカー系SIerでした。
「機材を動作させるためのプログラムがあり、それを自社のダウンロードサイトで配布していました。保守・顧客対応を担当し、問い合わせ対応やユーザーの声を吸い上げて開発にフィードバックすることも。新バージョンのお知らせをアナウンス・サイトをリニューアル・作業の改善の提案など、サイトを運営するのはとても楽しい作業でした」
その後、Webのシステムや、Android/iOS用ライブラリなどの開発に携わった渡部でしたが、クラウドを利用したプロジェクトに参加したことが転機になりました。
「サーバの調達から開発・リリースが、これまでと比べて非常に簡単に行えることに衝撃を受けたことがきっかけで、クラウドを使ったWebサービス開発に携わりたいと考えるようになりました」
サイト運営の経験から、クラウドを使いつつ自社サービスを提供している企業を探していました。そこで目を留めたのが、ドライバー働き方改革クラウド「Cariot」を提供するフレクトでした。
「コーディングにチャレンジして得点を競うサイトに登録。そこで高得点を収めたことから声がかかり、カジュアル面談をさせてもらうことになりました。当時は、IoTが注目を集めだしたころで、車両にデバイスを差し込んでインターネット経由で自動車のデータを取得するCariotは、まさに時代の最先端をいくサービスでした。これがきっかけでフレクトに興味を持ちました」
ほかにもIoT関連のプロジェクトが走っていることを知って、ますますフレクトへの関心を深めた渡部。社風に惹かれたことも入社の決め手になりました。
「社内には技術を追求しようとする人が多い一方、適度に砕けた雰囲気がありました。難度の高い案件に取り組みつつ、技術を愛する人たちが楽しんでいる様子を目にして、自分にも合いそうな環境だと肌で感じ入社を決めました」
入社後、IoT技術で車両情報を可視化するサービスやモバイルアプリなどの案件にアサインされますが、やがてそれまで経験のなかったSalesforce関連のプロジェクトに携わるように。
「当時、Salesforceについての知識は皆無。第一印象は『手動で設定することが多く開発しにくい』と感じていましたが、社内の詳しい方の話を聞きながら触るうちに、良い部分が少しずつ見えてきました。CRMが軸であると理解できると、関連する機能も把握しやすくなり、設定の勘所もつかめるようになりました。
Salesforceの各案件には技術的な共通点があるものの、お客様ごとにめざすものが異なります。また、プラットフォーム自体が進化し続けていて、ついこの前までできなかったことができるようになることもあります。Salesforceに関わるようになって7年になりますが、日々発見があり飽きないですね」
フレクトと共に成長を重ねた8年。変化を楽しむことがやりがいに
入社後、大小さまざまな開発案件に携わってきた渡部。前職での経験も活きていると言います。
「たとえば、レコード件数の増加に伴って画面表示が遅くなった場合は、データベースのパフォーマンス改善と同様の観点でも調査するようにしています。また、Salesforceの機能は標準でかなり充実しているのですが、案件独自の機能を実現したいときはコードを書くこともあります。バックエンドはJavaに似た言語で、フロントエンドはHTML・CSS・JavaScriptがベースであり、自身の経験との親和性は高いと感じてます」
一方、入社するまでSalesforceでの開発経験がなかった渡部。フレクトの充実した学習機会の中で必要なスキルをキャッチアップしてきました。
「入社後はSalesforce認定Platformアプリケーションビルダー資格の取得を見据えて、Trailheadを活用しSalesforce開発に必要な基本的な知識を習得していきました。
また、社内にはSalesforce開発に精通したメンバーが多数在籍しています。DreamforceやSWTTといったイベントでの内容やSpring、Summer、Winterの各リリース内容はもちろんですが、試してうまくいったこと・困って相談したいことなどがSlackで日々活発に共有されています。大小問わず何かしら意見を求めると、誰かが助言をくれるという雰囲気があり、大変助けられました」
フレクトに入社して2023年で8年目を迎える渡部。組織が成長し、業界で独自のポジションを確立する様子を間近で見てきました。
「日本を代表する大手企業様をご支援する機会が増えてきたと感じます。Salesforce製品の新規導入はもちろん、大規模な機能追加やシステム連携など、難度も高くなってきました。
一方、変化に対応しあるべき姿を追い続けるスタイルは以前と変わらないフレクトの強み。案件の規模に関わらず、新しい知見を取り入れつつ、さらなる高みをめざしています」
フレクトと共に、渡部自身も成長してきました。
「自分のタスクで手一杯だったところから、経験を積むに従って守備範囲も広くなり、変化を楽しめるようになりました。たとえば、ある機能が追加された・サポートされなくなったなど変化が発生する場面は、技術を通して課題を解決し新しいもの生み出す機会と捉えられます。自分が培ってきた知見や発想を駆使しながらどうすべきかを考えるところに、この仕事の醍醐味があると感じています」
「真面目で心優しい頑張り屋さん」が力を発揮できる組織をめざして
働くときは集中して働き、休むときはしっかり休む。そんなメリハリのある働き方ができるところにフレクトの魅力があります。
「山や谷はありますが、余裕があるときは普段できなかったことをするようにしています。フレクトはリモート勤務可能ですが、あえてオフィスに出社して作業。休憩時にコーヒーを豆から挽いてゆっくり淹れ、窓から海を眺めてテイスティングしているところをSlackで共有したり、終業後に図書コーナーの気になるO’Reillyの書籍を見つけては、ロッキングチェアで眺めたり。そうした振る舞いを自然に受け入れる文化があるところがとても気に入っています」
また、フレクトを特徴づけるのは組織のための人づくりではなく、人やチームのための組織づくり。他社にはない、こんな魅力もあると渡部は言います。
「赤嶺さんも紹介している、メンバーと一緒にランチすると補助金が出る制度。フルリモートでは画面越しに顔を合わせる機会はあっても、仕事の話に終始しがちで雑談が生まれにくいもの。このような制度があるのは、メンバー同士が業務以外で交流して互いの状況を把握することが、チームをうまく機能させる上で重要なことだと会社が理解しているからこそです。
資格取得に奨励金を出すという制度はよく耳にしますが、リモート参加も含めてメンバーと一緒にランチするのをサポートしてくれるのはフレクトらしく、とてもありがたいことだと思っています。
業務でも同じで、プロジェクトを進める上で役立ちそうなサービスを見つけて利用したいと申し出れば導入に向けて上長が動いてくれます。人やチームが中心になって物事が進んでいくのは、フレクトが技術者主体の組織だからかもしれません」
そう話す渡部のいまの目標は、技術力にさらに磨きをかけること。今後は経験のない領域にも手を広げていきたいと意気込みます。
「これまでSalesforceやモバイルアプリ開発の領域でキャリアを重ねてきましたが、より難度の高い案件にも積極的に携わっていきたいです。以前、個人でアプリをリリースしたことがありましたが、新しいものをつくりたい気持ちもありますし、取得したいと考えている資格もあります。変化を特別なものでなく日常として受け入れ、技術者として成長するきっかけにしていくつもりです」
一方、後進の育成にも意欲的だと言う渡部。理想とする組織像があります。
「プロジェクトを進めるためには、①新しい技術や課題に取り組み続けること、②関係する方々に真摯に接すること、③目的に向かって主体的に行動すること、が必要だと考えています。フレクトには、それらを基盤とした上で、『このような方法も有効ではないか?』と創造的なアプローチや提案ができる人が多い印象です。
入社からこれまで、少しは自分も近づいたところがあるかと思います。培ったことを伝えることで、プロジェクト推進につなげられたらと考えています。自他ともに成長し、刺激を与え合う関係を築き続けたいですね」
※ 記載内容は2023年9月時点のものです
