仕事は遊びのように、遊びは仕事のように。ベテランマネージャーが徹底するスタンス
坂田 誠樹は現在、クラウドインテグレーション事業部 第1本部 第1部 第1チームのチームマネージャーを務めています。
「私たちのチームでは、基本的に民間企業を対象としたSalesforceの単独導入・開発案件を手掛けています。その中でも私は、メンバーのマネジメントや担当案件のサポート、新規提案・プリセールス活動が業務の中心です」
チーム規模は、PM2名とメンバー11名の計13名体制。入社2〜3年目の若手から、30〜40代、そして50代の坂田まで世代がバランスよく分散しており、雰囲気は非常に率直かつ建設的だと言います。
「定期的にチーム会を開催しており、持ち回りで5分間のライトニングトークを行っています。趣味の話などを通じてメンバーの『意外な一面』や『人となり』を知ることができ、相互理解を深める貴重な場になっています。リモート中心の環境であっても発言が出やすい、心理的安全性の高い関係性が築けていると感じます」
そんな坂田がチーム運営や仕事において大切にしている価値観は2つあります。
「1つめは、私自身のモットーでもある『仕事は遊びのように、遊びは仕事のように』です。仕事ですから困難な局面もあります。ですが、私自身も知的好奇心を持って仕事を楽しんでいたいし、逆に遊ぶ時は仕事のように真剣に没頭したいと考えています。それをメンバーにも伝えながら、チームづくりを心がけています。
そして2つめは、相手との共存です。マネジメントはもちろん、プリセールスなどの提案活動でも、お客さまの背景や課題を深く理解し、共存しながらベストな答えを出すというのが、現在の私の根幹にある考え方です。
若い頃は『技術的な正解』に偏ってしまうこともありましたが、今は相手には相手の立場や事情があることを理解した上で、その背景を踏まえた『最適解』を導き出すことを心がけています」
入社して驚いた「学ぶ姿勢」。フレクトに根付く、自律的な学習文化
坂田のキャリアのスタートは1994年。北海道にある電機メーカーのグループ会社で約19年間、製品開発に従事しました。その後、独立やフリーランスを経て前職へ入社しました。
「前職でもエンジニアとしてさまざまな案件を経験する中で、『もっとお客さまの近くで、直接対話をしながら課題解決や開発を追求したい』という思いが強くなり、転職を決意しました」
「プライム案件を扱える」かつ「東京の会社(フルリモート)」を条件に転職活動を開始した坂田。 数ある中でフレクトを選んだ決め手は、「熱量」でした。
「選考のスピードも早かったですし、何より心を突き動かされたのはオファーの文面です。『ぜひ来てほしい』という熱意が伝わってきました。私が直感を大事にするタイプということもあり、『個人のためにこれほどの熱量を注いでくれる企業ならば、その選択に間違いはない』と考え、入社を決意しました」
2023年2月に入社後、良い意味で驚かされたのは社員の勉強熱心さでした。
「フレクトの社員は『自らの役に立てたいから勉強する』という姿勢が明確です。新しい企画や勉強会に対しても、非常に感度が高いのです。主催者だけでなく参加者の熱量も高く、変化を前向きに捉え、主体的に参画する文化が根付いています」
入社後は金融系のサービスを扱う企業の開発案件にて、メンバー、PM、統括を経験し、2024年4月にチームマネージャーへ就任。現場から管理・支援へと役割がシフトする中で、心境にも変化が訪れました。
「当初は『技術畑で生きたい』と思っていましたが、優秀でモチベーションの高い若手を見て、『自分が無理に最前線に立たなくてもいい』と思うようになりました。私が前に出るより、メンバーが力を発揮できるよう支援に徹するべきだという考えに至ったのです。
そうした意識の変化を経て、今では『メンバーのパフォーマンスの最大化』を何より意識しています。楽しむためには、安心して力を発揮できる環境が不可欠です。経験年数によって能力に差があるのは当然のこと。重要なのは、個々人が『今持っている力』を最大限に発揮できるかどうかです。
そのために重視しているのが、心理的安全性の確保です。何か失敗したときに自分を追い込みやすいメンバーには『なんとかなるよ』『僕が謝れば済むから大丈夫』と声をかけたり、リモートだからこそ会話にユーモアを交えて雰囲気を緩和したり。安心して挑戦できる土壌作りを意識しています」
プライム案件を経て技術者として感じる視座の高まり。苦労を乗り越え、つかんだ自信
1社目で経験した会計や交渉ごとの知識は、現在の予算管理等の業務にも役立っていると語る坂田。過去の経験を活かし活躍を続けていますが、入社直後は大きな「壁」に直面しました。
「最初が金融系のサービスを扱う企業様の案件だったのですが、Salesforce未経験ということもあり、飛び交う専門用語もわからなければ、プロジェクト独自の言葉も多くて戸惑いました。当初は、配属先の変更さえ頭をよぎるほど追い込まれていました」
苦境を乗り越えるため、坂田は地道な勉強に加え、周囲のメンバーに頼ることを徹底したと振り返ります。
「チームのコミュニケーションツール内で、わからないポイントや今の状況を発信し続けました。すると周囲が『それはこういう意味ですよ』と優しく助けてくれたのです。徐々に理解も深まる中で、最初の保守案件をリリースし、お客さまから『助かりました』と言われた時、ようやく自信がつきました」
入社1年後に参画した大規模開発プロジェクトも、鮮烈な記憶として残っています。
「前職までは、比較的規模の小さい新規開発や、いわゆる『作りきり』の案件が中心でした。しかし、このプロジェクトはすでに稼働している巨大なシステムが対象です。サービスを止めずに、あるいは停止時間を最小限に抑えて改修を行うためには、これほどまでに緻密な調整や検討が必要なのかと、そのギャップに圧倒されました。
何を決定し、誰と調整しておかなければならないのか。その段取りの膨大さを目の当たりにし、キャリア30年目にして『自分が見ていた世界はまだ狭かったのだ』と痛感させられましたね。大規模システムならではの一足飛びには進められない堅実な作法を、あらためて新人のような気持ちで学び直す貴重な経験でした」
単なる作業者ではなく、リリースに関わる技術領域のリーダーを任されたことも大きな糧となりました。
「Salesforceの未知の機能を試行的に導入するなど、技術的な挑戦も多い局面でした。必死にキャッチアップした結果、バイネームで相談が来るようになり、お客さまの役にも立てたという実感は自信につながりました。 エンジニアとしての視野が大きく広がる、得難い経験になっています」
変化を楽しむ覚悟。ベテランこそ、柔軟に学び続ける姿勢を
エンジニアとしてキャリアを約30年重ねてきた坂田。その視線は今、自分自身よりも周囲へと向けられています。
「定年までのキャリアをどう過ごすか考えた時、『人を育てる』ことに注力したいと思っています。
もちろん、教える際は『正解』を押し付けるのではなく、『選択肢』を渡すスタンスを大切にしています。30年のキャリアの中で役立つものがあれば、ぜひ使ってほしいという気持ちです。
そうしてフレクトの中で人が自動的に成長していくような仕組み作りに貢献していきたいですね。また、定年後も元気であれば、『手を動かす開発』を続けていきたいです」
こうした長期的なキャリアビジョンを描けるのも、柔軟な働き方と挑戦を歓迎する風土があってこそ。最後に、坂田が感じるフレクトの魅力と、同世代へのメッセージを次のように語ります。
「フレクトの魅力は、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができる点と、新しいチャレンジを全力で応援してくれる風土が両立していることです。
私自身、北海道でフルリモート勤務をしていますが、冬の雪かきや夏は趣味の家庭菜園の手入れなども、フレックス制度を活用して時間を調整できています。札幌メンバーとの交流も活発ですし、時には東京オフィスへ出社することもあるため、物理的な距離による孤独感もありません。
また、社内の相談体制も充実しており、上長や特定のスキルに長けたメンバーへ気軽に相談可能です。フルリモートでもレスポンスが早く、札幌メンバーとの交流や東京オフィスへの出社機会と合わせて、物理的な距離による孤独感なく働ける環境が整っています。
そして何より、社員全員が新しいことに対して能動的に呼応してくれます。現在も『AIを活用していこう』という全社的な気運があり、全員が主体的に活用法を共有し合っています。
そこには年齢や社歴の壁はなく、『知っている人が先生』というフラットな関係性で、互いに教え合う文化があるのです。私も、自分より詳しい若手に『教えてほしい』と素直に聞きながら、貪欲にキャッチアップしています。
この業界は学ぶのをやめることはできません。『もう一度新人として学び直したい』という意欲さえあれば、幾つになっても成長できる環境です。変化を楽しめる同世代の方には、これ以上ない環境だとおすすめしたいですね」
変化を恐れず、技術を探求し、若手と共に未来をつくる坂田の挑戦は、これからも続いていきます。
※ 記載内容は2026年1月時点のものです
