社外からも感じたエンジニア同士のつながり。社風に惹かれてフレクトへ
専門学校でJavaとオブジェクト指向を学んだ赤嶺が新卒で入社したのはメーカー系SIer。その後、複数の企業を渡り歩きながら技術者としての手腕を磨いてきました。
赤嶺 「Javaの技術者として開発や保守運用などをひと通り経験した後、ジョブのスケジューリングシステムのプロジェクトでサブリーダーを任されたのですが、マネジメント寄りの仕事になじめなくて。開発がしたいという想いが募り転職を決意しました。
転職先では、ApexがJavaに似ていて直感的に扱いやすいことからSalesforceプロジェクトに携わるように。自治体の顧客管理や老舗殺虫剤メーカーのシステムのSalseforceへの移行、大手飲料メーカーの在庫管理システム新規構築などを担当しました」
その後、農業系ベンチャーの社内SEとしてSalesforceの開発から運用までを担当した赤嶺。ひとり情シスとして孤軍奮闘しますが、喜びや悩みを誰とも共有できない環境にやりがいを見出せなくなりふたたびIT業界へ。転職先でもやはりSalseforceプロジェクトに携わりますが、そこでビジネスパートナー(以後、BP)として出会ったのがフレクトでした。
赤嶺 「一緒に仕事をしていてまず惹かれたのがフレクトの社風。それまで働いてきた会社には黙々と作業する人が多く、縦割りなところがありました。一方フレクトでは、部署をまたいで質問が飛んできてもベテラン社員が嫌な顔ひとつせず対応するなど、横のつながりが強い会社でいいなあと感じました。私自身、話をするのがとても好きなので、学校みたいで楽しそうだなと。
技術に関して社員/BP関係なく展開してもらえたことも印象的でした。また、意見を伝えると当たり前のように受け入れてもらえたり、Salesforce社との会議に参加させてもらえたり。これまでの職場との明らかな違いを感じました」
その後、新型コロナウイルス感染症の蔓延によってプロジェクトが減少したのにともない、フレクトを離れた赤嶺。複数の企業のBPとして活躍しますが、フレクトでの仕事の記憶が心の片隅に残っていたと言います。
赤嶺 「ほかの会社で仕事をすればするほどフレクトの働きやすさが思い出されました。半年ほど経ってもその想いが変わらなかったので、以前のプロジェクトでお世話になったフレクトのマネージャーの方に相談したところ『それならぜひ選考を受けてみませんか』と言われ、ご縁あって入社することになり現在に至っています」
入社して明確に見えてきたもの──スキルアップ・情報の取捨選択・セルフマネジメント
入社後、オンボーディングを経ることなく、大手プラントエンジニアリング企業様の社内課題管理システムの新規構築、飲食店のCO2観測システムの新規構築など、現場で即戦力として貢献してきた赤嶺。プロジェクトを通して新たな技術に触れられる刺激的な環境がフレクトにはあると話します。
赤嶺 「勉強会で発表した技術領域のプロジェクトにその後アサインされるなど、社員の意向を汲んで仕事を割り当ててくれるところがあります。私の場合、IoTに関心があることを伝えていて、実際にIoTのプロジェクトに参加する機会に恵まれました。TableauやMuleSoftといった、これまで触ってこなかった新たな技術についても勉強できているので、仕事をしていてとても楽しいです」
一方で課題も感じていると言う赤嶺。入社前は社員/BPと関係なく技術に関する情報が展開されることに魅力を感じていましたが、いまは流通する情報量がますます増えていると言います。
赤嶺 「BP時代に提供されていたのは、技術に関して最低限知っておくべき知識だけ。それらをどう使うべきか、エラーが出たときにどう対応すべきかといった膨大なナレッジの共有があることを入社してから知りました。
自由に勉強も発表もできる環境がある反面、新しい技術の勉強会や資格取得に関しては、自分が興味あるものを取捨選択するなど、きちんと情報整理をしながら仕事を進めていくことが大切だと思っています」
また、BP時代にはなかったこんな変化も。
赤嶺 「BPのときには、目の前の業務だけを行なっていればよかったのですが、いまは打ち合わせや勉強会、資格取得など通常の業務以外のことに時間を割くことが増えてきました。目標を立ててキャリアアップすることを考えれば当然なのですが、セルフマネジメントの必要性を感じているところです」
社内のネットワークの活性化に尽力。HUBのような存在を目指す
入社以来、社内のネットワークを広げてきた赤嶺。日々の業務と並行してコミュニケーションの活性化に積極的に取り組んできました。
赤嶺 「2022年11月からの2カ月間、3人以上でランチに行くと1500円の補助金が支給される社内の“Go to Lunch”制度が試験的に復活したことを受けて、Cariot事業部やコーポレート本部など他部署のまったく話をしたことがない社員にも片っ端から声をかけて食事に出かけました。
サークル活動も活発でゲーム好きなメンバーが集まって、夜な夜なオンラインゲームを楽しむことも。執行役員や社員のお子さんが参加することもありました。最近では、オンラインでワールドカップのパブリックビューイングを楽しんだり、オフの日に飲み会を開催したり。趣味や嗜好の合うメンバー同士で交流を楽しんでいます」
そうやっていろいろな集まりに進んで顔を出す背景には、自身がHUBのような存在になれたらとの想いがあると言います。
赤嶺 「入社して1年目にいろいろな部署を渡り歩き、いろいろな人と出会えたことで困ったときに頼れる人が増えました。自分の技術には限界がありますから、さまざまなところに接点を持っておけば自分の助けにもなるし、人と人とをつなぐこともできます。
いまは最初から最後まですべてオンラインでプロジェクトが進んでいくので、誰かにお願いしたいことがあっても、どこまで踏み込んでいいか見えにくいところがあって。仕事をうまくマネジメントするためにも会社や仕事と関係ないところで、できるだけ話をする機会を増やせたらと思っています。
とはいえ、リモートワークの環境下では、とくに知らない人の中に飛び込むのは勇気がいるもの。『赤嶺がいるなら参加してみよう』と思ってもらえたらと、いろいろな活動に参加するようにしています」
赤嶺がそんなコミュニケーション術を身につけたのは、BP時代のことでした。
赤嶺 「BPをやっていると知らないところにひとりで仕事に参画することがよくあります。すると、コミュニケーションを取らないと何も始まりませんから、知っている人、できれば技術的に強いキーマンのような人を見つけては話しかけるように心がけていました。
もともと人が好きなところがあって、知らない人と話すのが楽しいので、いろいろな人からいろいろな話を聞きたいといつも思っています」
フレクトの高い技術力を駆使するために。さらなるコミュニケーションの強化を
フレクトに入社して2023年1月で3年目。スキルをはじめ技術者としての成長を実感し、働きやすさの面でも収穫が多かったと入社後を振り返ります。
赤嶺 「さまざまなプロジェクトを通じて学べたことで技術力が向上したと感じます。新しいことに挑戦できたのもフレクトならでは。ただ開発しているだけでは得られなかったような気づきがあり、視野も広がったと感じています。
また、いま住んでいるのが神奈川県の逗子。フルリモートということで海の近くに住むことができていて、働きやすさの面でも充実しています。地域のメンバーが10名以上になればサテライトオフィスが検討されることになっているので、いずれ子どもが大きくなったら、何人かのフルリモート社員が暮らす九州に移住して九州支部をつくりたいなと思っています」
今後は、会社から期待されているマネージャーの役割を果たしていきたいと話す赤嶺。次のように続けます。
赤嶺 「マネージャーは未経験。知らないことがあるのが嫌なので、やったことがないことに挑戦するという意味でも興味があります。フレクトのメンバーは、いわば強力な武器。それを駆使してどこまで戦えるのか挑戦してみたいという気持ちもあります。
リモートワークが当たり前になったいま、メンバーとコミュニケーションをどう取るかが課題です。ひとりで仕事をしていると、どうしてもコミュニケーションの齟齬が生まれ、それがミスにつながってしまうもの。
いまのうちからできるだけいろいろな人の話を聞いて社内の人のことを知り、コミュニケーション技術をもっと向上していきたいと思っています。『赤嶺さんがいるならやってみよう』『同じチームになれてうれしい』といわれるような存在になれたらうれしいです」