マネージャーとなり実感するのは部下の将来を預かる重大さと未知なる可能性
現在、田口がメインで担当するのは、官公庁関連の案件。プライムベンダーとして官公庁案件に携わるのは、フレクトとしてもこの案件が初めてであり、その分、責任も重大です。
「この案件を通じてお客様に信頼いただき、今後もさらなるお仕事につなげていくことが、私の重大なミッションです。官公庁のお仕事だからといってこれまでの業務の進め方と原理原則は変わりませんが、公的な内容の場合、最初の調達仕様書に記されていることが絶対となるので、案件がスタートする際にしっかりと詳細まで固めておくことが重要です。この点が一般企業様相手の案件とは少し違う点かもしれません。前担当のベンダーの方とも引き継ぎをしながら慎重に進めてきました」
田口が率いるチームメンバーは計7名。所属するメンバーの年齢層が非常に若い点が特徴です。入社1〜2年目のメンバーがほとんどであるため、田口にはマネージャーとしてとくに意識していることがあります。
「ある意味、メンバーの将来を預かっていると思っています。たとえば、本人に素質があるのに、私のせいで羽ばたけないというような事態は絶対に避けたい。個々の成長を促し、その過程を共に楽しみながら、案件を進める必要があると感じています。管理職になると自分ひとりの時間が減ることもありますが、彼ら彼女らが早く一人前になって自走できるようにサポートしています」
そんな田口がチームを率いる立場になって、大切にしている価値観があります。それは、フレクトが会社として掲げている「FLECT WAY」のひとつ「家族に誇れる仕事をする」こと。
「私がこの会社に入ったきっかけでもあるのですが、『家族に誇れる仕事をする』ってすごく良い考え方だなと共感しました。それこそ、今携わっている案件は官公庁の業務なので、やり切ることができたら必ず誇れる仕事になると思います。チームメンバーには、成長を感じながら、自身が取り組んでいる仕事を家族など周りに誇れるようになってほしいですね。みんながハッピーになれるように私自身が率いていけたらと思っています」
過去の経験すべてが今に生きる。社内各所からの期待に応えるべく短期間で成長
学生時代は、工学部でロボットコンピューティングや人工知能について学んでいた田口。新卒で入社したのは、プログラミング教育に関わる企業でした。
「社会貢献に携わりたいという想いがあり、子どもたちがプログラミングを学ぶための教材制作や、研修講師事業などを行う会社に入社しました。そこで、主にSlerに対して開発プロセスを伝える研修を担当。実際に、さまざまな企業の方と関われて楽しかったのですが、だんだんとプログラミング教育が世の中に普及していき、実際の教育現場でもIoTやAIの教材内容にシフトしていく中で、もっと私自身が先端技術を活用した仕事がしてみたいと思うようになりました。これがフレクトに転職したきっかけです」
この数年間で社員数がぐっと増えているフレクトですが、会社としての成長曲線に加え、すべて自分が一気通貫で手がけることのできる規模だった点も、田口を惹きつけた所以だったと振り返ります。
「通常、規模の大きな会社では、まずはアシスタントからのスタートになりますし、一通りのプロセスを体験できるまで、ある程度の年月がかかることが一般的かと思います。一方フレクトでは、年次関係なくすべてのプロセスに一貫して携われるので、自分の強みも見つけやすいでしょうし、自分自身の選択肢がより広がるのでは…そう感じて入社を決めました」
実際に入社してから田口を待っていたのは、即戦力として力を認められ、社内のあらゆる案件から依頼が来るという、想像をはるかに超えるチャンスの多さでした。
「最初は要件定義の仕事にアサインしてもらったのですが、途中で他の仕事のヘルプに入ったことをきっかけに、以降も社内で早期に課題解決が必要なプロジェクトから参画依頼をいただき、部署を越えていろいろな案件に携わりました。それこそ、BtoBのものから、toCとしてお客様が閲覧するブラウザページまでさまざまです。
こういう概念のもとで動くソースはこうなのだ、Web技術ってこんな形で連携してシステムを作るんだ、といった具合に、多種多様な案件に携わることで技術を網羅的に学べたことに、とても感謝しています」
そんな忙しくも手応えの感じられる毎日を送っていたある日、チームマネージャー職に就かないかと田口に声がかかります。入社3年目の出来事でした。
「自分で作ったものをお客様に見てもらうことも好きでしたが、PL(プロジェクトリーダー)やPM(プロジェクトマネージャー)を経験して、より大きな単位でお客様と自分とが合意したものをリリースして使っていただくことに魅力を感じていました。実は、マネージャー職の話を受ける以前から、サブシステム単位のPMやPLとして全体を見る役割を任されていました。それらの経験を通じて、自分の喜びややりたい方向性に合っていると感じ、正式にチームマネージャーとしてチャレンジすることに決めました」
相手との良いコミュニケーションは、すべての仕事の基本
入社以来、数々の案件に携わっている田口にこの3年間でもっとも印象に残っているプロジェクトを尋ねたところ、こんな裏話を教えてくれました。
「実は関与した案件のなかには、諸事情がありリリースまで到達できなかったものもありました。しかし、リリースに至らなかったにも関わらず、相手先のご担当の方から連絡があり、『こちらの意図を丁寧にくみ取って進めてくれてありがとうございました。一緒に良いものを作っていった時間が有意義で、とても助かりました』と言ってくださったんです。結果としては世に出すことができなかったけれど、自分がやるべきことを全うし、先方から感謝される仕事ができていたと感じられたことは、今でも印象に残っています」
常に誠意をもって業務に取り組む田口は、良い雰囲気で仕事をすることを大切にしています。
「息苦しさを感じながら仕事をするのは私自身が嫌ですからね(笑)。チーム内はもちろん、やはりお客様とも良いコミュニケーションを取りたいのです。そもそも、フレクトという会社の雰囲気自体がとても良くて好きなんですよ。上司からは『どんどん失敗していこう!』と初めから言われていましたし、チャレンジすることを褒める文化がある会社です。自分の意見もとても言いやすい。私がマネージャーとしてチームをまとめる立場になってからもその想いを引き継ぎ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気や環境作りを大切にしています」
チーム間のコミュニケーションを図るために、出社した際はできるだけチームメンバーの近くに座って、直接会話をしているという田口。
「社員の働き方はフルフレックスですし、リアルのオフィスへの出社も必要に応じて…という感じなんですよ。私自身があまりオフィスには行っておらずリモートワークが多いので、正直チームメンバーの方が私よりも出社しているかな、と思いますが(笑)。全員が集まる機会が少ないので、時折チーム会と称して食事に行く機会を設けたりしています。
もともと、コミュニケーションは好きでもそんなにしゃべることが得意ではないんですが、前職時代に子どもたちと一緒にワークショップを行ったり、企業で研修して講師として話したりするうちに、少しずつコミュニケーションスキルが身についたのかもしれません。まだリーダーになって日が浅いですが、頼れる上司になっていきたいですね」
「真面目な頑張り屋さん」とともに。やりたいことを実現できる環境がここにある
チームマネージャーとして周りをサポートしつつ、自身の学びに関しても手を抜きません。社内の勉強会にも田口自身、積極的に参加しています。
「わからないことがあると、すぐに周りの詳しい人に聞いてしまうタイプですので、社内の技術勉強会にもできるだけ参加して、コミュニケーションを図りながら教えてもらっています。ただ、そこで終わらせるのではなく、得た学びや知識をノウハウ化して他のメンバーにも共有するよう意識しています。『聞いて、学んで、伝えて、教えていく』がモットー。チーム内でもチーム会を行っていますし、いろいろな場面で知識をシェアする機会を整えていっています」
こうして話の随所に出てくるのは、フレクトという会社が大切にしている精神・価値観。入社のきっかけとなった「家族に誇れる仕事をする」以外にも、田口の心をつかむ会社の方針が多々あると言います。
「フレクトの採用方針である『真面目な頑張り屋さんを採る』というのも好きですね。この会社は、本当にやりたいことをやらせてもらえます。自分にやりたいことがあって、それに向かってコツコツと努力できる頑張り屋さんは、ぜひこの会社に来てほしいです。私も全力でサポートしますので!」
仕事をしやすい環境を作り、常に新しい知識を身につけ、周囲にシェアしている田口は、すでに「頼れる上司」であるに違いありません。飽くなき探究心と知識欲を糧に、この先もフレクトを導いていくことでしょう。
※取材内容は2023年9月時点のものです
