ものづくりへの関心が原点。日曜大工からAI研究、そしてシステム開発の世界へ
高校生のころからものづくりに関心があり、趣味で日曜大工を楽しんでいたと言う髙橋。先端的な技術を学びたいという想いから、大学・大学院で機械工学を学び、スマート農業の研究に携わる中で出会ったのがプログラミングでした。
「農業が盛んな秋田の大学に通っていたこともあり、身近な課題をAIを使って解決することへの関心から、農業×深層学習の研究をするようになりました。もともと手を動かすことが好きだったので、想定通りの動作の実現をめざして試行錯誤するプログラミングには自然と興味を持つようになりました。
当時は、VBAを使ってExcelを効率化するところからスタートしました。やがてC言語を独学で勉強するようになり、AIの研究を始めてからはPythonを学びました」
大学院まで進んだ髙橋が、就職先を選ぶ上で指針としていたのは、「自身と共に成長していける企業かどうか」でした。
「スマート農業の研究が活かせるに越したことはないと思っていましたが、それより重視していたのが、未知の領域を開拓していける環境の有無でした。探していたのは、技術を積極的に取り組む企業。新しいことへの挑戦に前向きで、会社の成長に自分の成長を重ねられるようなところで働きたいと考えていました」
もうひとつ、髙橋が大事にしていたのが職場の仲間との相性。選考の過程で、もっとも自分にとってふさわしいと思えた場所がフレクトでした。
「面接官は技術好きな方ばかり。『PMをやってみたい』と入社後のキャリアプランを伝えたところ、『いいね、どんどんチャレンジしていこう』と前向きに受け止めてもらえたことにも好感を持ちました。のびのびと仕事をしながら成長する自分の姿が想像できる気がして、フレクトへの入社を決めました。
急成長しているとはいえ、知名度からするとフレクトは大企業に及びません。就職活動するまで存在を知らない会社だったので不安はありましたが、自分の選択は正しかったと今では確信しています。もし、就職活動中の自分に会うことができたなら、『その選択で間違ってないよ』と伝えてあげたいです」
プロジェクトマネージャーに抜擢。入社1年目で経験した挑戦と成功の軌跡
入社後、新入社員研修を終えて、最初に携わったのが、セキュリティサービス会社のプロジェクトでした。約2カ月にわたって勤務予定・実績管理システムの構築を担当しました。
「構築していた勤務予定・実績管理システムは、警備員の皆さんが勤務を開始または終了する際、そのステータスを記録・管理するためのシステム。警備員さんの勤務時間や位置、状況などをリアルタイムで把握できるとても大規模な仕組みです。
当時、プロジェクトはリリースを目前に控えた最終段階。追加機能開発チームと、品質強化テストするチームがあり、品質強化チームの方に参画しました。
テストはシステム開発にとっていわば最後の砦、業務や機能を理解した上でテストしなければ品質を確保できません。また、これが完了しなければリリースができません。のっけからとても良い経験ができました」
プロジェクトではフロントラインに立って顧客とやりとりする場面も。初案件から多くを学んだと振り返ります。
「お客様からの問い合わせに回答したり、つくったものをお客様にわかりやすく説明したり。学生時代は黙々とプログラミングすることが多かったので、お客様と自分たちの認識の溝を埋めていく作業を経験したのは初めての経験でした。
最初は戸惑いもありましたが、上司がお客様と話す様子を観察しながら、課題解決の方法やお客様目線で考えることを少しずつ習得していきました。最初に担当した案件で、『お客様ありき』の姿勢が身についたことはとても大きかったと思っています」
その後、髙橋は別のセキュリティサービス会社のSFA構築プロジェクトに自ら志願しPMとして参加。入社してわずか半年後のことでした。
「営業担当が、どのユーザーに対してどのようなアクションを取ったか、どのユーザーからどんな案件を受けたかといった情報を一元的に記録・管理し、日報作成や上司への報告、ネクストアクションの計画など、営業プロセス全体を効率化・最適化するシステム構築の案件になり、フレクトからは、PMの私のほか3〜4名のエンジニアが参加しました。
プロジェクト開始当初はとくに苦労しましたが、そんなときに頼りになったのが経験豊かなベテラン社員たち。毎日のように質問攻めにしても嫌な顔ひとつせず、とても親切に教えてくれたり相談にのってくれたりと、とても助けられました。
初めてのPM業務を無事に終えられたのは、そうした心理的安全性が担保された環境があったからこそだと思っています」
PMを経験したことで仕事との向き合い方が大きく変化したと話す髙橋。以前よりも大きな責任感を持つことができ、確かな成長を実感したと言います。
「PMになるということは、自分で判断し、行動していかなければならないということ。毎週の定例会でお客様と意思決定を繰り返す中で、お客様と自分たち双方にとって最良の解決策を見つけ出す姿勢や技術が磨かれたと感じます」
努力の甲斐あって、案件は無事成功。ここでの活躍が社内で高く評価され、髙橋はプロジェクト参画後半年間で昇格します。
「大きな問題もなく、プロジェクトを最後まで無事やり遂げることができました。期日通りにリリースできたのは、期限が迫る中でも奮闘を続けてくれたメンバーたちのおかげ。とても感謝しています。
昇格して責任が増したいま、これからますます気持ちを引き締めていきたいと思っています」
PMと研修トレーナーのダブルデューティで得た手ごたえと成長実感
その後もPMとして引き続き同案件に参加しながら、2023年4月からは3カ月にわたって、高橋は2023年4月入社者の新卒研修トレーナーも兼務。ここでもリーダーを務めました。
「新人のコードレビューがトレーナーの主な役割。それほど負担はないだろうと引き受けた仕事でしたが、想像以上に時間と労力がかかりました。
業務と同時並行ということもあり、限られた時間の中で効率的に作業を進めることが求められました。自身もトレーナーを担当する一方、研修リーダーとしてほかのトレーナーの進捗管理をしたり、上司への講師依頼やスケジュール調整をしたり。こなすべきタスクは多岐にわたりました」
多忙を極める中、相手本位の精神で業務に全力で取り組んだ髙橋。手にしたものは決して小さくないと言います。
「プロジェクトがお客様あってのものであるのと同じように、研修も新卒メンバーあってこそのものです。入社して間もないメンバーたちのため、きちんと基礎を学習できる環境を用意したいという気持ちがモチベーションになっていました。
結果的に、後輩たちと親交を深める良い機会になったと思います。また、自分がコードを書くときとレビューするときとでは、違う視点や能力が必要です。エンジニアとしてだけでなく、PMとしての成長にもつながりました」
そして現在、髙橋はPMとしてふたつの開発案件を推進しています。
「セキュリティサービス会社のSFA構築のフェーズ2に取り組み、基幹システムとのデータ連携を進めています。またその一環として新ソリューションを導入し、契約進捗をリアルタイムで可視化する仕組みづくりも目指しています。
一方、先月から大手不動産会社のSFA構築プロジェクトも担当してきました。従来と違うのは、物件情報も管理しなければならない点。これまでにはない難しさを感じつつ、これまでの経験も活かしながら取り組んでいます」
未知の領域に向け、エンジニアとしてPMとして、次なるステージへ
入社2年目とは思えない活躍を続けてきた髙橋。フレクトで働く魅力について触れながら、新たな仲間に向けてこう呼びかけます。
「入社前に期待していた通り、未知の領域を開拓できる環境に身を置くことができています。セキュリティサービス会社のプロジェクトではさまざまな新技術に触れる機会がありました。
自分のやりたいことや挑戦したいことを自由に伝えられて、なおかつそれを積極的に受け入れ、後押ししてくれる風土があるのがフレクトの魅力。おかげで充実した1年半を過ごすことができましたし、今後も新しい挑戦ができることを楽しみにしています。
新しい技術を追求していきたい、など明確な軸を持った方なら、きっと自分らしさを発揮しながらのびのびと働くことができるはずです」
2023年10月にはさらなる昇格も果たし、髙橋がいま目指すのは、PMとしてより大きなチームをリードすることです。
「お客様と密なコミュニケーションを取りながら、共にシステムを構築していけるのがPMの仕事の醍醐味。実際、そうした共創のプロセスを経て生まれたシステムが、機能し始めたときの達成感は、何にも代えがたいものがあります。
技術はあくまで目的を達成するための手段。お客様の役に立ってこそ意味があるというのが私の考えです。技術自体にも興味がありますし、学ぶ意欲もありますが、ただ技術を極めるのではなく、それをお客様の利益に還元していけるような存在でありたいと思っています。
PMとして、自分がこれから負うべき責任の大きさを感じると同時に、挑戦の幅がますます広がっている実感もあります。これまで以上に大きなプロジェクトに取り組んで、自分自身かつフレクトの成長につなげていきたいです」
※ 記載内容は2023年10月時点のものです
