豊富な経験と高い技術力を活かし、ServiceNow導入から運用管理までサポート
栗本が所属するエンタープライズ・アプリケーション&SaaS(EAS)事業部は、SAPやOracle、SalesforceといったSaaSのパッケージ製品を取り扱う部署。製品ごとにチームが分かれており、栗本はServiceNowを扱う部門全体のマネージャーを務めながら、実プロジェクトでServiceNowコンサルタントとしても活動。プレイングマネージャーとして活躍しています。
「ServiceNowは、社内業務に関するシステムを一元化、自動化するための基盤となるサービスで、私たちは主に大手企業への導入から運用管理までサポートしています。
現在、部署全体の人数は約70名、およそ3分の1は外国籍のメンバーです。それぞれバックグラウンドも異なる多様性のあるチーム構成で、年齢や性別、国籍などに関係なく活躍しています」
グローバルな多様性は、ServiceNowでお客様の課題を解決する上でのDXCの強みでもあります。
「DXCのServiceNowコンサルタントは世界に1,400名超います。ServiceNowのパートナーとしてグローバルで豊富な経験と高い技術力があることが、多くのお客様からの信頼につながっています」
日本のServiceNow部門全体をマネジメントする立場である栗本。マネージャーとして心がけているスタンスがあると言います。
「部署として掲げるビジョンやミッションに向けて何ができるかを、皆で考えながら決めています。
ビジョンやミッションというのは、ある種哲学的な部分がありますよね。たとえば、私のチームではミッションの1つとして「ServiceNowを通じてお客様の業務改革だけでなく、ワクワクとドキドキを提供する」ということを掲げていますが、これに対してどのような目標を立て、どういった行動をとるべきなのか、日常の行動に落とし込んでいくことが必要です。
もちろん私の個人的な考えや、メンバーに発信するメッセージはありますが、全員が納得して取り組むことが大切だと思っています。そのため、メンバーが集まる場で部署としての方針を示した上で、1on1などで一人ひとりの目標や行動指針を『一緒に』考えるようにしています」
海外メンバーと挑んだ大手自動車メーカーとのプロジェクトが、チーム拡大の礎に
大学を中退し、アメリカに渡った経験がある栗本。2年間、英語と趣味である自動車について学びました。帰国後の2002年にDXCテクノロジー・ジャパンの前身となる日本ヒューレット・パッカードに入社。以降、アウトソーシングサービスを中心にキャリアを歩んできました。
「初めはお客様のさまざまなシステム運用に関わっていました。お客様先に常駐してデリバリーを担当していた時期もありますし、営業をしていた時期もあります。
そのうち、ITSM(ITサービスマネージメント)の領域で、お客様の業務をより効率的に進めるための仕組みをコンサルティングすることに注力するようになり、ServiceNowにも触れるようになりました」
2017年に、DXC設立に伴いエンタープライズ・アプリケーション&SaaS(EAS)事業部へ。ServiceNowチームのリーダー兼アドバイザリーとして、お客様のビジネスプランニングのご支援や、ServiceNow導入プロジェクトをリードしてきました。中でも、自身にとっても会社にとっても大きな転機になったプロジェクトがあると話します。
「大手自動車メーカーが導入していたServiceNowの運用改善をDXCが行うことになり、私もプロジェクトリーダーとして携わることになりました。当時は、ServiceNowが日本で普及し始めていたころで、DXCでも実績が多くはない中でのプロジェクトでした」
まだ実績が多くないにもかかわらず、大手自動車メーカーから依頼をいただけた理由を、栗本はこう振り返ります。
「DXCは、グローバルで見るとServiceNowのパートナーとして豊富な実績がありました。その当時、すでに海外には700名を超えるServiceNowコンサルタントがいたのです。彼ら、彼女らの経験や知識を評価してもらえたことが、大きな決め手でした」
プロジェクトには、海外のコンサルタントも来日して参加。お客様へのヒアリング、環境のアセスメントなどに共に取り組みながらプロジェクトを推進し、その後も追加の依頼を受けるなど、現在までつながる信頼関係を築きます。
「経験豊富な海外メンバーの技術や手法を、私たち日本メンバーが吸収する機会にもなりましたし、グローバルにタッグを組んでお客様にサービスを提供するというモデルを作ることができました。その後、部署が大きくなっていくためのきっかけになったことはもちろん、私自身も大いに成長できたプロジェクトです」
一緒に成長できることがおもしろい。できないことは協力しながら自分なりのスタイルで
マネージャーに就任したのは2023年。もともとは、マネジメントになるというキャリアをめざしていたわけではないと言います。しかし、エンタープライズ・アプリケーション&SaaS(EAS)事業部を統括するハンシンに打診され、マネージャーに挑戦することを決意します。
「当時のServiceNowチームは、すでに30〜40名ほどの規模。しかし、マネージャーは他チームのマネージャーも兼任している状況で、メンバーが不安を抱えていることも知っていました。
そのタイミングでハンシンから、『独立した部門としてしっかり組織化したいから、マネージャーをやらないか』という話をもらったんです。どこまで力を発揮できるかはわかりませんが、断る理由はありませんでした」
いざマネージャーになってみると、生活が180度変わるような感覚があったと話します。
「それまでは、一コンサルタントとして自分がお客様に提案する、自分が資料を作る、自分が勉強する、というように時間のほとんどを自分が何かをするために使えていたわけです。それが、ほぼメンバーのために時間を使うようになったことが最大の変化です。
とはいえ、コンサルタントとして現場に立つことは自身のキャリアとして続けたいので、私もお客様の担当を持ちながら、メンバーのプロジェクトの確認や資料のレビュー、相談に乗るといったことをしています」
マネージャーとして初めて経験する業務が次々と出てくる状況に、「まだ自分なりの方法を試している途中」だと話す栗本。もちろん戸惑いだけではなく、うれしい変化もあります。
「今は採用にも携わっているので、採用面接などでDXC入社前から関わっているメンバーもいます。そのメンバーから「入社前に希望していたことが実現できています」といった話を聞くと、キャリア形成や成長をサポートできたのかなと、うれしくなります。
メンバーといろいろなコミュニケーションをとりながら、一緒に成長できることがおもしろいんですよね」
ここでもやはり、「一緒に」が栗本のスタイルです。
「リーダーとして強く発信したり、指示を出したりして皆を引っ張っていくべきなのかと考えたこともあるのですが、得意ではないんです。私自身、まだまだマネージャーとして未熟な部分もたくさんありますし、そういった部分を隠さず、皆にフォローしてもらいながら自然体でやっていく、自分なりのリーダーのスタイルがいいかなと思っています」
トラブルや困難も楽しもう!一人ひとりが前向きに行動できるチームをめざして
まさに栗本のチームが体現しているように、多種多様な人材が集まり「千人千色」のフィールドがあるDXC。栗本は、グローバルを身近に感じる雰囲気が好きだと話します。
「コミュニケーションツールの発展という背景もあり、部署内はもちろん、海外のメンバーとも気軽にやりとりができることがおもしろいですね。彼ら、彼女らもとてもフレンドリーに受け入れてくれるので、積極的にコミュニケーションをとりながら、さまざまな知見を吸収できます。
また、風通しの良さも当社の魅力です。私もメンバーからの相談にはいつでも対応できるようにしていますし、私の上司であるハンシン、さらに代表の西川にも、困ったことがあればすぐに相談できる環境もあります。
良いことも改善すべきことも、チームで、そして会社全体で共有して解決できる体制になっている点も、一人ひとりが活躍できるフィールド作りにつながっていると感じます」
飾らずに、自然体で皆と一緒に歩む──栗本らしいスタイルでめざすのは、一人ひとりがやるべきことやキャリアプランを自分で描き、行動できるチーム。その根底として、ポジティブに仕事に向き合える姿勢を持ってほしいと語ります。
「トラブルや困難なことは当然起こります。でも、それを経験として前向きにとらえて、楽しめるチームを作りたいですね。
DXCは成長のための決まった型があるわけではありませんが、その分、何をするべきかを自分で考えたり、新しいことに挑戦したりすることが好きな人はのびのびと成長できる環境です。
もちろん、会社やチームがめざす方向や目的と合っていることが大前提ですが、『同じ方向を見ている自由』の中で、いろいろなことに挑戦してほしいですし、そのチャレンジを後押ししていきたいと思っています」
※ 記載内容は2024年7月時点のものです
