リポーターの庄司です!
私たちの会社は、このたび水天宮へ新オフィス(本社)を移転しました。
新オフィスには、働く人一人ひとりが自分らしく、働きやすい環境が整えられています。また、クリエイティブな発想や、部署・役職を越えたコミュニケーションを促す工夫も、随所に散りばめられています。
完成までに要した期間は、約1年4か月。その間、働く人の声を聞き、さまざまな意見をすり合わせながら、これからの働き方を少しずつ形にしていきました。
今回は、新オフィス移転プロジェクトの裏側を探るべく、中心メンバーとして働く人の声を拾い上げ、新オフィスを形にした総務部の金桝さんと常樂さんにお話を伺います。
はたして、どのようなこだわりが詰まった新オフィスなのでしょうか。新オフィス移転プロジェクトの背景や試行錯誤、完成後の反響について、詳しくお聞きしました。ぜひ最後までお楽しみください。
それぞれの経験を生かし、プロジェクトに向き合う
── まずは自己紹介からお願いします。お二人とも、これまでどのような業務に携わってこられましたか?
金桝:1991年に入社し、これまで口座開設や投資信託に関する業務など、幅広い経験を積んできました。現在は、会社の設備や備品の管理をはじめ、社内のお金の流れが円滑になるようサポートする業務を担当しています。
仕事をするうえで大切にしているのは、「思いやりと助け合い」です。
趣味はK-POPを聴くことです。高いレベルのダンスパフォーマンスや歌唱力に、いつも刺激を受けています。
常樂:2022年にキャリア採用で入社しました。現在は、会社の規程や規則の見直し、取引先との契約書のチェックなどを担当しています。
日々大切にしている言葉は、「陰徳あれば陽報あり」です。誰かに見られていないところでも良い行いを続けていれば、いつか良い結果につながるという意味です。この考え方を胸に、目の前の仕事に丁寧に向き合っています。
ハード系のパンが好きで、移転したオフィスからも行けるパン屋さんにも足を運びました!
約1年4か月。対話を重ねながら、理想の働く環境を形に
──新オフィス移転プロジェクトは、どのくらいの期間をかけて進めたのでしょうか?
金桝:新オフィス移転プロジェクトは、約1年4か月にわたって進めました。
限られたスペースの中で必要な座席数を確保しながら、働く人が働きやすく、部署や役職を越えたコミュニケーションが生まれる環境をどう実現するか。コンセプトをもとに、レイアウトや家具、各スペースの使い方について検討を重ねました。
このプロジェクトは、建物や家具を決めるだけではありません。働く人がどのように働き、どのようなコミュニケーションを生み出したいのかを考える必要があります。
常樂:新オフィス移転プロジェクトの始動当初は、方向性が定まらず、多様な意見が交錯する中で迷う瞬間もありました。
しかし、迷ったときこそ「Creativity × Flexibility × Relationship」というコンセプトに立ち返り、「私たちにとって新しい歴史の1ページを刻むにふさわしいオフィスになっているか」を考えながら、一つひとつの課題に向き合いました。
与えられた期間を最大限に使い、多くの関係者と意見を交わし、試行錯誤を重ねたからこそ、働く人のさまざまな働き方に応えられるオフィスを実現できたのだと思います。
新しい歴史の1ページにふさわしい新オフィスを目指して
──新オフィスのコンセプトやテーマは、どのように決まったのでしょうか?
金桝:新オフィスでは、次の3つを実現したいと考えました。
・自然とコミュニケーションが生まれる空間
・新鮮な気持ちで仕事に取り組める環境
・当社らしさを表現しながら、自由な発想を促すワークプレイス
そこで掲げたキーワードが、「Creativity × Flexibility × Relationship」です。
Creativityは、変化に挑み、新しいアイデアを生み出せる環境を意味します。
Flexibilityは、フリーアドレスや個室、景色を楽しみながら働けるスペースなど、多様な働き方を支える柔軟性を意味します。
Relationshipは、部署や役職を越えた偶発的なコミュニケーションと、新たな協業が生まれるつながりを意味しています。
常樂:「このオフィスは、私たちにとって新しい歴史の1ページを刻むにふさわしい場所になっているか」そう問いかけながら、一つひとつの判断を積み重ねていきました。
多様な意見を、会社全体にとっての最適解へ
──レイアウトを考えるうえで、特に苦労したことは何でしたか?
常樂:限られたスペースの中で必要な座席数を確保しながら、コンセプトをどのように反映するかが大きな課題でした。
各部署から寄せられた意見は、それぞれの働き方や業務内容を反映した多様なものでした。すべての意見を受け止めたうえで、何が会社全体にとって最適なのかを考え、何度も議論を重ねました。
金桝:どの意見にも、その部署や働く人にとっての理由があります。だからこそ、単純に優先順位をつけるのではなく、背景を理解したうえで、全体のバランスを見ながら実現できる方法を探しました。
意見がまとまらないときもありましたが、議論を重ねることで、徐々に「このオフィスでどのように働きたいのか」という共通認識が生まれていきました。
働く人の気分や会話を変える空間
──お二人のお気に入りの場所を教えてください。
常樂:私のお気に入りは、自然と人が集まるコミュニケーションエリアとNCAFÉです。
コミュニケーションエリアは、部署に関係なく働く人が気軽に集まり、会話できる場所です。気分を変えて仕事をしたいときに、ここで仕事をすることもあります。
NCAFÉは、家具メーカーのデザイナーと意見を交わしながらつくり上げた、ナチュラルでモダンな雰囲気のリフレッシュスペースです。家具だけでなく壁紙にもこだわっており、仕事の合間にほっと一息つける空間になっています。
ランチタイムには、ゆったりとリラックスした気持ちで過ごすことができます。毎日利用したくなるような、居心地の良さが魅力です。
▲本社コミュニケーションエリア
▲NCAFÉ
金桝:私が特に気に入っているのは、共用会議室です。
会議室ごとに壁紙やテーブル、椅子のデザインが異なり、その日の気分やミーティングの内容に合わせて選べます。
同じ会議でも、場所を変えるだけで雰囲気が変わります。いつもと違う空間で話すことで、自然と会話が弾んだり、新しいアイデアが生まれたりすることもあります。
▲共用会議室
\庄司のワンポイントコーナー/
部署ごとの特色を生かしたフロアづくり
新オフィスでは、部署ごとの業務内容や働き方に合わせて、フロアのレイアウトや装飾にも変化を持たせています。
ここでは、リポーターの庄司がおすすめする事務代行部のエリアをご紹介します。
▲写真右上、コミュニケーションエリア
事務代行部のフロアは、自然を感じさせる緑を基調としたデザインが特徴です。同じフロアにはモニタリングサポート部もあり、交流エリアでは部署の垣根を越えたコミュニケーションが生まれています。
▲写真右下、ミーティングスペース
ミーティングスペースには、複数人が一つのテーブルを囲んで話せる場所があります。会議だけでなく、ちょっとした相談や情報交換にも活用されており、チームの一体感を育む空間になっています。
働く人が自然体で過ごし、前向きな気持ちになれる。そんな温かさが、このフロアにはあります。
働く人の声から見えた、新オフィスの価値
──新オフィスが完成してから、社内ではどのような反響がありましたか?
新オフィスの稼働後、働く人を対象にアンケートを実施しました。寄せられたコメントからは、空間のデザインや設備だけでなく、働く場所の選択肢が増えたこと、働く人同士の距離が近くなったことへの評価が見えてきました。
自然なコミュニケーションが生まれた
複数の部署が1フロアに集約されたことで、部署間の距離が縮まり、気軽に声をかけやすくなったという声が寄せられました。
「すべてのグループが1フロアにいるので、話しかけに行きやすいところが良いです」
「席が近くなったおかげで、これまで接点のなかった社員の名前を覚えることができました。よりコミュニケーションが取りやすくなったと思います」
「ワンフロアに集約されて、一体感が出たと思います」
部署や役職を越えたコミュニケーションを生み出すという「Relationship」の考え方が、働く人の日常の中で少しずつ形になっていることが分かります。
多様な働き方を支える空間
自席以外にも、コミュニケーションエリアやNCAFÉ、休憩ルーム、共用会議室など、目的に応じて使い分けられる場所を設けました。
こうした環境についても、次のような声が寄せられています。
「休憩ルームが広く、種類があること。自席以外にも多様な執務環境があることが良いです」
「ゆったりとしたスペースで、人数が多くても密になっていないところが良いと思っています」
「新オフィス内は動きやすく、初日から混乱なく仕事ができました」
仕事に集中する、自席を離れて気分転換する、部署を越えて会話する。その時々の目的や気分に合わせて働く場所を選べることが、新オフィスの特徴の一つです。
デザインや景観、周辺環境への評価
空間のデザインや窓から見える景色についても、好意的なコメントがありました。
「NCAFÉのラグジュアリー感がとても素晴らしいと思います」
「NCAFÉの窓際が、ぽかぽかして居心地が良いです」
「新オフィスのデザインや色使いがきれいで、外の景色も良いため、オフィス特有の殺風景な印象が少ないところが良いと感じています」
「新オフィスから川と桜が見えるところが良いです」
また、給茶機やビル内の共用施設についても、日々の働きやすさに関わる声が寄せられています。
新オフィスの魅力は、デザインやレイアウトだけではありません。働く人が一日の中で快適に過ごせることや、小さな気分転換ができることも、働きやすさを支える大切な要素です。
寄せられた課題にも、一つひとつ対応
──一方で、改善を求める声もあったのでしょうか?
常樂:はい。新オフィス移転後の新しい環境だからこそ、実際に使い始めて初めて分かる課題もありました。
たとえば、トイレへのペーパータオルの設置、会議室の空調や照明などが挙げられます。これらについては、働く人の声を受けて対応しました。完成した時点で終わりにするのではなく、実際の利用状況を確認しながら、より働きやすい環境に近づけていくことを大切にしています。
金桝:すべての要望をすぐに実現できるわけではありませんが、意見を寄せてもらえること自体が、より良い環境づくりにつながると考えています。
会議室の数や広さ、音漏れ、照明、NCAFÉの商品ラインナップなど、今後検討していきたい課題もあります。働く人が感じた不便や改善点を把握し、優先順位を考えながら、継続的に見直していきたいと思います。
働く人の声を、次の改善につなげる
今回のアンケートでは、新オフィスへの評価だけでなく、今後に向けた具体的な要望も寄せられました。
たとえば、
・人員の増減に対応できるオフィス運用
・会議室の音漏れ対策
・NCAFÉの備品や商品ラインナップの充実
といった声です。
これらは、このプロジェクトが完了した後も、働く人の声をもとに環境をより良くしていくための重要なヒントになります。
新オフィスは完成しましたが、働き方や職場環境は、働く人の声を聞きながら進化していくものです。今回のアンケートは、新オフィスを「つくって終わり」にせず、働く人とともに育てていくための新たなスタートになりました。
多様な意見と対話から、理想の形をつくる
──新オフィス移転プロジェクトを通じて、どのような学びがありましたか?
常樂:多様な意見に耳を傾け、対話を重ねることで、理想の形を生み出せると学びました。
新オフィス移転プロジェクトでは、立場や部署によって異なる意見が出る場面もありました。しかし、それぞれの意見の背景にある思いや課題を理解しようとすることで、共通する目標を見つけ、より良い形へとまとめていくことができました。
困難な場面でもコンセプトに立ち返り、仲間と協力して進めれば、変化は新たな可能性につながります。
これからも挑戦を楽しみ、周囲とのつながりを力に、より良い未来を創っていきたいです。
金桝:意見の違いは、より良い答えを生み出す大切なきっかけだと学びました。お互いの考えを尊重して話し合い、目標を共有することで、一人ひとりのアイデアがチーム全体の力になります。変化を前向きに受け入れ、協力しながら新しい可能性を切り拓いていきたいです。
新オフィスから始まる、これからのつながり
── 今後、新オフィスにどのような役割を期待していますか?
金桝:この新オフィスが、社内に新しい横のつながりを生み出す場所になってほしいと思っています。
部署や役職を越えた交流から、これまで誰も想像していなかったような自由で斬新なアイデアが生まれるかもしれません。
一人ひとりの知識や経験が交わり、新しい協業や挑戦につながっていく。そんな可能性を持つ舞台になればと願っています。
常樂:新オフィスには、働く人のモチベーションを高め、働きやすさを実現する役割も期待しています。
この場所が、働く人同士のコミュニケーションの壁を取り払い、これからの働き方や価値観を支える環境になればと思います。
新オフィスは完成しましたが、そこでどのような文化やつながりを育てていくかは、これからの私たち次第です。
働く人の声を力に変え、未来の働き方をつくる
今回の新オフィス移転プロジェクトは、単なる拠点の移転ではありませんでした。
約1年4か月にわたり、働く人一人ひとりの声に耳を傾け、さまざまな意見をすり合わせながら、これからの働き方を形にしたプロジェクトです。
完成後には、「他部署の働く人に話しかけやすくなった」「自席以外にも働く場所を選べるようになった」「デザインや景色が心地よい」といった声が寄せられました。
一方で、会議室や設備に関する改善要望もあり、現在も働く人の声をもとに、より良い環境づくりが続いています。
多様な意見に耳を傾け、対話を重ねることで、理想の形を生み出せる。常樂さんがこのプロジェクトを通じて得たこの学びは、今回の新オフィス移転に限らず、これからの仕事や組織づくりにもつながるものです。
「Creativity × Flexibility × Relationship」をテーマにした新オフィスが、働く人同士のつながりを深め、新たな挑戦や協業を生み出す舞台となることを願っています。
そして、これからも働く人の声と仲間とのつながりを力に、野村ビジネスサービスはより良い未来を創っていきます。
さて、次回の記事では、従業員の健康増進を目的に実施されたクッキングイベントについて紹介いたします。お楽しみに!
※ 記載内容は2025年9月時点のものです
