こんにちは。リポーターの湯田坂です。
当社は2025年11月に設立40周年を迎え、記念式典を開催しました。私も式典に参加しましたが、準備の過程では、さまざまな部署や拠点の社員が協力し、一つのイベントをつくり上げていく姿が印象に残りました。
今回お話を伺うのは、40周年記念事業の事務局リーダーを務めた、経営企画室の中冨さんです。中冨さんは、私と同じフロアで働く社員の一人です。毎朝、健康経営の取り組みであるラジオ体操を率先して行い、毎週月曜日には「今週も一週間頑張りましょう」と声をかけ、時事ネタを織り交ぜた楽しい掛け声でラジオ体操を締めてくれます。その声を合図に、社員は笑顔でそれぞれの仕事を始めます。中冨さんの明るい声かけが、本社フロアの一日の始まりを前向きなものにしています。
今回は、記念事業の準備を通じて何を学び、どのような成長につながったのか、お話を伺いました。
「期待」や「つながり」を感じてもらえるイベントに──企画者として大切にしたこと
湯田坂:まずは自己紹介をお願いします。
中冨:1990年に野村證券に入社し、営業店で営業業務を経験した後、2022年に当社へ出向、2024年に転籍しました。現在は経営企画室に所属し、取締役会や部店長会議の開催に伴う調整や資料作成を担当しています。また、今回の40周年記念事業のように、会社全体で行うイベントの企画・運営にも携わっています。
今回の記念事業では、事務局リーダーを務めました。周年史の作成、記念式典の開催、記念グッズの作成など、複数の部署や拠点に関わる企画について、全体の方向性を考え、必要な業務を整理し、関係者を巻き込みながら実現に向けて推進することが主な役割でした。
会社の節目となる40周年記念事業を担当するのは、私にとって大きな挑戦でした。前例が十分にあるわけではなく、最初は何から始めればよいのか手探りの状態でした。
それでも、立ち止まっていては進まないので、まずは必要なことを洗い出し、周囲に相談しながら一つずつ進めていきました。
▲ 記念グッズのカードフォルダです。4種類のカラーがあり、中冨さんはネイビー、私はブラウンを選びました。シックな色合いで気に入っています。
湯田坂:今回の式典を通して、社員にどのようなことを感じてもらいたいと考えましたか?
中冨:普段は別々の拠点で働く社員同士が直接顔を合わせ、互いの仕事や近況を知る機会にするとともに、会話を通じてつながりを深め、これまで以上に身近な存在として感じてもらいたいと考えました。
さらに、野村ホールディングスの奥田CEOや北村CTOからのビデオメッセージ、ご来賓の皆さまとの交流を通じて、当社がこれまで歩んできた歴史や、グループ内外から寄せられている期待にも触れてもらいました。そこで生まれた社員同士のつながりや、当社に寄せられる期待を、これからの仕事に向き合うきっかけにしてほしいという思いも込めています。
湯田坂:式典では、当社が1985年の創設以来、バックオフィス業務を通じて野村グループを支えてきた歴史を振り返りました。グローバル化やDXやAIの活用が広がる中で、私たちの仕事の進め方や求められる役割は変わってきています。それでも、日々の業務を通じてグループを支えるという役割は、これからも変わりません。
奥田CEOから「野村グループにとって欠かせない存在」と言っていただいたことは、とても嬉しく、印象に残っています。普段担当している業務がグループ全体の仕事を支えていることを、あらためて感じました。これからも、目の前の仕事を一つひとつ丁寧に積み重ねていきたいと思いました。
会場探しから紹介ビデオの制作まで──記念式典の準備で直面した課題
湯田坂:準備の中で苦労したことや、想定外の出来事はありましたか?
中冨:一番苦労したのは、会場探しです。当初使用する予定だった会場が使えなくなり、代わりの会場探しからのスタートとなりました。
さらにありがたいことではありますが、社員やご来賓の参加人数が当初の想定を上回りました。そのため、会場の広さや座席配置、当日の運営方法についても、直前まで見直しが必要になりました。
会場側との交渉、関係部署との情報共有、参加者への案内など、複数の作業を同時に進行し、変更が生じるたびに関係者へ確認し、情報を更新していく作業は簡単ではなかったですね。
会場の調整を担当してくれた方、参加者への案内を進めてくれた方、式典の運営を支えてくれた方など、多くの社員の協力があったからこそ、無事に当日を迎えることができました。
湯田坂:そうだったんですね。そんな苦労があったとは……。お疲れさまでした。
式典で印象に残っているのは、昨年移転した水天宮オフィスの紹介ビデオです。実際にそこで働く社員の皆さんが出演していて、オフィスの雰囲気がよく伝わってきました。普段はあまり接点のない方々が、撮影を通じて一緒に準備を進めたと聞き、こうした機会があったからこそ完成した映像なのだと思いました。出演者の皆さんの自然な表情も印象に残っています。
一方で、出演者の予定を合わせたり、撮影や編集を進めたりするのは大変だったのではないでしょうか。準備の中で苦労したことや、工夫したことを教えてください。
中冨:そうですね。撮影にあたっては、出演者の予定や撮影時間を確保し、限られた時間でオフィスの雰囲気を伝えられるよう、関係者と調整しました。
実際の制作は、HRサービス部の部長や若手社員を中心に、撮影スケジュールの調整、出演者の手配、映像編集まで担っていただきました。HRサービス部の部長には全体の進行を、若手社員には出演者との調整や編集作業を担ってもらうなど、それぞれが得意分野を生かしてくれました。
普段は接点の少ない社員同士が、今回の制作をきっかけに知り合い、互いの経験やアイデアを共有できたことも大きな成果です。部署や立場が違っても、一緒に取り組むことで新しいつながりが生まれることを実感しました。
世代や立場を越えて生まれた交流──参加者の反応から感じたこと
湯田坂:式典を終えて、参加者の反応で印象に残ったことはありますか?
中冨:「普段会えない人と話せてよかった」「会社のこれまでの歩みを知ることができた」「当社の魅力をあらためて感じた」「懐かしさの中に感謝と結束を感じた」といった様々な声が寄せられました。
特に印象に残っているのは、役員やOBの方々と現役社員が直接交流する場面です。世代や立場を越えて会話が生まれ、会場全体が温かい雰囲気になっていきました。
「50周年がますます楽しみになった」という言葉から、当社のこれからに期待していただいていることを感じ、とても嬉しく思いました。40年の歩みの中で築かれてきた関係を、参加者それぞれが実感できる場になったのではないかと思います。
拠点や世代を越えて会話が生まれていく様子を見て、今回の式典を開催できて本当に良かったと感じました。
新しい役割を引き受けたことで得られた成長
湯田坂:今回の経験を通じて、ご自身の成長を感じたことはありますか?
中冨:初めて経験することが多いプロジェクトでしたが、分からないことがあるたびに、周囲の方に相談し、ノウハウを教えてもらいながら進めました。以前は、関係者の多い案件では、全体像をつかむことに難しさを感じることもありましたが、今回は、必要な作業を細かく分け、誰に何を相談すべきかを考えながら進めることで、少しずつ全体を整理できるようになりました。
また、当社に来てまだ3年余りの私にとって、多くの社員と知り合えたことも大きな財産です。今回の経験を通じて、変化の中で新しい役割を引き受けることの大切さを学びました。
最初からすべてがうまくいくわけではありません。今回も、予定どおりに進まないことや、判断に迷う場面がありました。それでも、周囲に相談し、協力を得ながら進めることで、形にすることができました。
環境が変わったときに新しい役割を引き受け、試行錯誤しながら取り組むことは、自分自身の成長にもつながるのだと思います。
後悔しない選択を大切に
湯田坂:最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。
中冨:仕事は、一人だけで完結するものではありません。今回の40周年記念事業を通じて、あらためて周囲の協力の大切さを感じました。
だからこそ、日頃から支えてくれる人への感謝を忘れずに、やってみたいことがあれば、前向きに手を挙げてほしいと思います。私自身も、最初から自信があったわけではありません。前例のない仕事に戸惑いもありましたが、周囲に相談しながら一歩踏み出したことで、新しい経験や出会いを得ることができました。
変化の速い時代だからこそ、迷ったときには「後悔しない選択かどうか」を大切にしてほしいと思います。
当社には、40年の歴史で培われたチームワークと、新しい挑戦を支えてくれる仲間がいます。
私もこれから、周囲の力を借りながら、新しいことに挑戦していきたいと思います。
▲式典運営を支えた事務局の皆さんとの打ち上げ写真
※ 記載内容は2026年1月時点のものです
