少量多品種の業務を行っている部署で和泉が心がけていることや仕事のおもしろさとは
私が所属している横浜支店業務グループは、社員6名、派遣スタッフ30名の部署です。
他部署に当てはめることのできない少量多品種の業務を行っています。口座に関わる非居住者の処理や、口座手数料計算業務、残高証明書の発行など、100種類以上の業務を野村證券より受託しています。
業務グループの特徴として繁閑の差が激しく、繁忙期は、派遣スタッフ40~50名と社員8~9名で乗り切っています。当社のどの部署でも共通していることだと思いますが、当部は業務の種類が多い分、知識もそれに応じて必要になる部署なので、常に勉強して業務習得しています。
多品種業務をしている部署のマネージャーとしてのおもしろさは、幅広い知識を得て、制度の理解も深まってくると、野村證券として最終的に何をしたいのか、方向性なども見えてくることです。その他にも法律の解釈や必要な条件を細かく見ることで、業務フローの効率化につなげられます。一つひとつの業務を深く知ることは、各所の考え方や背景も知ることができ、会社の経営方針にも沿うことにつながりますし、今後の役に立つと思っています。
今でも業務に関する新しいことは学び続けています。毎年法改正がありますので、自分たちの業務にどのように影響してくるのかをリアルタイムで勉強する必要があります。合間をみつけて、過去の資料から読み解いて深く調べています。
以前は、確認不足や失念などから、誰かに迷惑をかけてしまうことがありました。しかし、マネージャーとして自身に任される役割が大きくなるほど、影響範囲も大きくなります。そのため気を引き締め、丁寧かつ迅速に一つひとつの仕事にあたっています。
研修や出向先での経験が、自分がどうありたいか考えるきっかけに
入社時研修の際の教えを今でも心にとどめています。 金融として、お客様の大切な財産を預かり、運用や提案をさせていただくというところで責任を持つこと。業務の濃さや重要さを裏づけされた上で研修を受けることによって、野村グループで働くことの覚悟を学びました。
研修後すぐに野村證券の池袋支店総務課へ出向し、研修を通じて感じた温度感を保ったまま、證券総務課の仕事をみっちり詰め込んで教えてもらいました。
この研修や出向を経て一緒に学んだ同世代の人たちが、今も努力をし続けています。その人たちによって会社が支えられていると思いますので、時代が変わっても自分を律して、易きに流れるということはしたくないですね。人をマネジメントする立場なので、説得力があり、お手本になれるような人でありたいです。
最近は認識のすり合わせを欠かさず、業務クオリティーを高めることを追求しています。連絡をとる手段は、メールや電話、Web、会話と増えていますが、意外と意思疎通が難しくなってきていると感じています。 今までは雑談を含めた会話を多くしていたことで、自然とお互いの考え方や何をしたいのかが理解しやすかったのですが、現在は最低限の時間で伝えたい内容を盛り込まれてしまうことも多々あり、質疑応答がしにくくなっていることが課題です。そうするとお互い理解しているポイントがずれてしまうということが発生してしまいます。
このようなすれ違いをなくすために、誰でも認識の相違が発生することがあることを、具体例をもってオープンにするようにしています。 とくに実際の部署の業務をメインで行ってくれている派遣スタッフの認識がずれてしまうと、ミスに直結してしまうことに。そのため、全体に向けてミスの発生事案や、間違えやすいところを伝えて共有しています。 社員には認識のズレを漏らさず拾い上げることができるように指導し、業務のクオリティーを高めることを意識して行っています。
チームメンバーの団結力が成功要因。さまざまな部署を経験して学んだこととは
どの業務からも学ぶことがあり、印象に残っている案件がたくさんあります。ボリューム業務対応、高難度業務受託、制度改正にともなう間近な期日への対処、関連部署との交渉の難航などです。
季節要因で繁忙があるので、通常時の10~20倍の業務があるときや、制度変更時の対応、新しい要望を受託する際など、どのように対応していくかというのが大変なところでもあり、やりがいを感じる部分でもあります。どのような場合も適材適所に人材を配置し、最適人員数をコントロールすることで安定して仕事ができる運営体制を整えるよう尽力しています。
これまであらゆる困難を乗り越えられたのは、チームメンバーの団結力があったからこそだと思っています。 チームで組織を回すので、メンバーとの円滑なコミュニケーションが鍵となります。そのために大切にしているのは、心理的安全性の高い職場環境をつくることです。社員一人ひとりタイプが違うので、その人にとってどのように接するのが正解なのかを日々考えています。
私は、部下に仕事を丸投げするのではなく、部下が業務内容を理解しているか、業務フローが正しく動いているか、ミスの再発防止など、細かなところも意識を向けて責任をもってやっていくということが重要だと思っています。 ただ、ある程度任せる部分がないと指示待ちになってしまう恐れがあるので、そこのバランスをうまく取ることを心がけています。
今まで幅広い部署を経験できたおかげで、人から学ぶ機会が非常に多かったです。 野村證券本社の人、支店の人、ベテラン社員、若手社員といろいろな立場の人と接し、その人の考え方や取り組み姿勢、それによりどのような成功失敗があるのかを幅広く学べたことは自分の財産だと思っています。
こういった経験の中で意識しているのは、自分がしてもらったことは部下にも還元するということです。そして、それが相手のためになるかどうかを常に考えるようにしています。
組織全体で高いパフォーマンスを発揮するため、管理職としてのこれからの役割とは
管理職として周りの人といい関係で競い合い、能力をさらに向上させていきたいです。
業務知識、規律、情報管理、グループ運営など、同じ支店内でもお互いをチェックし合い、切磋琢磨しながら、組織全体として、高いパフォーマンスを発揮できるようにしていきたいと思っています。
不確実性の高い時代の中で、あらゆる可能性を予測し適切な選択を行うこと、今と昔では業務の進め方やコミュニケーションの取り方、考え方など、いろいろなことが変わってきていますので、変化に対して柔軟に対応することが、管理職としてのこれからの役割だと考えています。
環境に応じてまずは自分がカメレオンのように変化し、組織が成長するために必要な変化をリードしていきたいです。そして、危機感を持ちながらアンテナを高くし、切磋琢磨しながら視野を広げ成長していきたいと思います。
座右の銘は、“刻石流水”「受けた恩は石に刻め、かけた情けは水に流せ」 施してもらったことは忘れるな、施したことは忘れろという意味です。 自分のために何かしてくれる人がいたら、思いっきり恩返しし、自分が相手のためを思ってやったことは、見返りを求めない。難しいですがそんな風に生きていければすてきだなと思います。
