日本ヒューレット・パッカード(以下、HPE)に新卒で入社した齊藤 涼介は、データセンターにおける障害調査対応を現場で学び、2年目の再配属で、パートナー企業のビジネスを技術的に支援する現在の部署に異動。
現在は、サービスエンジニアとして、海外開発部門と連携した障害対応や、新規ビジネスの推進・既存ビジネスの課題解決に向けた技術支援を行っています。この仕事を選んだ理由や仕事のやりがい、今後の目標などについて伺いました。
「専門性」が得られ「貢献性」を感じられる仕事であるかどうかを重視した就職活動
──齊藤さんの現在の担当業務について教えてください。
HPE製品を取り扱うパートナー企業に対して、技術面での課題解決を中心としたサポートを行っています。パートナー企業で解決することが困難な障害対応を行う際は、海外のHPEの製品開発担当者にエスカレーションして支援を得ることもあります。
また、これまでに得た知識や経験を活かしながら、自社製品の導入に関する新規ビジネスの推進や既存ビジネスの課題解決に向けた技術支援を行っています。事業の枠組みづくりにまで携わっており、幅広い経験を積めることに楽しさを感じています。
──齊藤さんが就職活動の際、この業界や職種を選んだ理由について教えてください。
学生時代に塾のアルバイトで、自らの経験も活かして学習方法や進路について生徒の相談に乗り、進学に貢献できたという体験をしました。その時の体験から就職活動では、「専門性」と「貢献性」の2軸をキャリアの選択軸として活動を行っていました。好奇心の強いタイプだった私は、新しい技術が次々と生まれ変化の早いIT業界に魅力を感じ、志望しました。
その中で、まずは現場で実践的に課題を解決するために必要な技術力を身につけたい。そうした思いから、ITシステムの保守・運用を担い、高度な技術スキルをもってお客さまを長期的に支えるサービスエンジニアを目指しました。
──IT業界には国内外を問わず多くの企業がありますが、HPEへ入社を決めた理由は何ですか?
HPEは世界170カ国に展開しており、ワールドワイドで連携してビジネスを進めています。変化が早く次々と新しい製品・サービスが登場するIT業界において、強みである技術力に加え、ワールドワイドでの経験やネットワークを活かして、お客様に最適な提案をすることができるHPEに魅力を感じました。
就職活動を始めた当時は、外資系企業はドライなイメージがありましたが、実際にHPEの社員と話してみたところ温厚でスマートな方が多いと感じ、このような環境で働きたいと思い入社を決めました。
──アルバイトでの体験から選択したサービスエンジニアという職種を実際の仕事とするなかで、どのようなところにやりがいを感じますか?
多くのメンバーと目標達成に向け一致団結して成し遂げる「共創」ができることです。私が障害対応をリードするケースでは、対応を誤れば翌日の新聞の紙面を飾るようなインパクトを持つ案件もあります。その分、社内外のあらゆる人と思いを一つにして難しい課題を解決に導けた時は、大きな感動を得られます。
また、これまでの経験から、顧客対応に「唯一の正解」はないという課題解決の面白さを実感したことで、私はさらに大きな課題を解決できるサービス企画という仕事に興味を抱きました。現在は技術追求と共に、サービス企画の領域で挑戦を続けているところです。
実践的な課題解決の経験から身についたのは、俯瞰した視点を意識する姿勢
──日々の仕事の中で新たな興味を見つけてチャレンジを続けている齊藤さんですが、仕事をしていく中で大変だなと感じたこと、それを乗越えるために取組んでいることを教えてください。
世界中の各種関係者と情報連携できる点はHPEで働く魅力であり、と同時にコミュニケーションの大変さを感じた点でもありました。日本のお客さまの要望をそのまま海外部門に伝えても、品質に対する考え方の違いなどにより、こちらの要望が理解されないケースもあります。海外部門と交渉する際には、特に合理的かつ簡潔に伝えることを意識し、丁寧なコミュニケーションを心がけています。
──これまでサービスエンジニアとして活動する中で、齊藤さんにとって一番印象的だった仕事は何ですか?
一番印象的だった仕事は、パートナー企業の既存ビジネスを改善に導くためのサービス立案です。現状のサービスにおける課題点を洗い出すため、ビジネスモデルを分析するワークショップを実施しました。約1年をかけて、パートナー企業独自の強みなどを分析し、成長戦略を検討した上で、当社が支援できることを協議しました。
契約上、提供できないとされていた期間における問い合わせ対応の需要があることが分かり、新たなサービスを立案した結果、パートナー企業のビジネス成長につながりました。お客さまと一緒に時間をかけ、腹を割って話し合うことで、強固な信頼関係を結べたことが、私にとって大きな収穫でした。
──さまざまな業務を経験されてきましたが、それらを通じてどのような成長ができたと思いますか?
お客さまからの質問に単に回答を提示するだけでは、お客さまが抱える問題の根本的な解決にならなかったり、ベストな解決策には繋がらなかったりすることもあります。実践的な課題解決の経験から、質問の背景やお客さまの期待などを的確に把握することの重要性に気付き、俯瞰した視点を意識するという姿勢が身につきました。
日本での成功事例を海外に発信し、ビジネスの創出・成長に貢献したい
──齊藤さんの今後の目標について教えてください。
お客さまへの提案で海外の事例を引き合いに出すことは多くありますが、求められる品質は海外より日本の方が高いということを実感しています。ベストプラクティスをグローバル向けに共有する機会を積極的に活用して、日本での成功事例を海外に発信し、海外でのビジネス創出・成長に貢献できたらと考えています。
──就活生の皆さんへ、自分らしく働ける仕事をどのように選んだら良いか?メッセージをお願いします
私も就職活動時、さまざまな会社を見ましたが、今思うと会社や仕事内容についてここまで開示してもらえる機会はなかなかなく、とても貴重な機会であったと感じています。
そのため、就職活動という枠に留まらず、社会を知るという意味でも、まずはさまざまな業種や職種を見ると良いと思います。最初から絞り込みすぎずに幅広く会社・仕事を見ることで「人生はじめての仕事」を選ぶための自分なりの判断基準を見つけることができるのではないかと思っています。
──最後に大学での専攻は理系ではないが、エンジニアに興味を持っている学生の方へのメッセージをお願いします。
ITの専門家としてお客様と関わる以上、確かにテクニカルスキルはエンジニアにとって重要です。スキル向上のためにHPEでは多数のトレーニングが用意されており、社員は自由に受講することができます。
私も文系出身で学生時代ほとんどIT知識を持っていませんでしたが、業務の中で学んだり、すき間時間にトレーニングを受講したりする等して何とかやっているので、入社してから学び始めても特に問題ないと思います。
また、一概にエンジニアといっても、プロジェクトマネジメントやアカウントマネジメントを行う仕事もあり、テクニカルスキル以外にも求められるものがありますので、文系学部で学んだ知識や考え方を活かす機会もあると思います。実際に私の同期も、エンジニアの約半数が文系出身です。
文理問わずエンジニアという仕事に興味のある方は是非、説明会や社員との面談等を通してHPEのエンジニア職の仕事をもっと知っていただけたらと思っています。
※ 記載内容は2024年6月時点のものです
