2020年度 富士フイルムビジネスイノベーションに入社の4年目社員と同年齢のキャリア入社社員を対象とした「+STORY 4年次研修」が4回行われました。
3月に塚原研修所で行われた研修に密着し、2日間にわたる研修の様子をお伝えします。
「+STORY 4年次研修」とは
アスピレーション(志)を持ち、「私の+STORY」を描く
入社して4年目の時期は、仕事にも慣れ、上司や先輩のサポートを受けながら独り立ちして仕事の成果が出始める時期ですが、一方で、自身の仕事の目的や意義について見つめ直す時期でもあります。
このタイミングに、いつもとは違う環境でこれまでの仕事の経験を振り返り、富士フイルムグループを舞台に、将来に向けて自らがやり遂げたい・実現したいことを定め、実現に向けた道筋を描くのが「+STORY 4年次研修」です。2日間の研修を通して描く「私の+STORY」は、研修の最後に全員の前でコミットメントとして発表します。
▲「+STORY4年次研修」事務局 人事部 教育チーム 海老原 美南子さん
従業員の学びと成長を支える「+STORY」
仕事を通じて経験するやりがい、喜び、悔しさなどの感情、さまざまな人との出会い、これらすべての経験が成長の糧となって十人十色の「今」に繋がっています。さまざまなストーリーが積み重なり、どんどんプラスされていくことで、その人にしか描けない「+STORY」ができあがっていきます。
富士フイルムグループらしい人材育成の取り組みとして、「+STORY」と名のつく多様な人事施策を2020年から展開しており、従業員一人ひとりのストーリーを大切にしながら、自己成長をサポートしています。個性豊かな「+STORY」を持つ者同士が繋がることが組織の力となり、富士フイルムグループが「変化を作り出す会社」になっていくための原動力になります。
研修1日目
これまでの仕事を振り返り、将来の仕事で活躍する姿を考える
▲久しぶりに会う同期。少し緊張した面持ちで各テーブルに着いた入社4年目の皆さん
研修は、人事領域を担当する執行役員 宮田 亮さんの挨拶から始まり、宮田さんは「どのようなビジネスパーソンとして将来活躍したいのか、2日間の研修を徹底して自分と向き合い、自分のめざす姿を自分の中に見つけ出す時間にしてほしい。会社が望む答えを置きにいく研修ではなく、自分自身が心から納得できる“答え”、わくわくできる将来像を描いてください」と参加者に研修の意義と期待の言葉を寄せました。
▲人事、総務、コンプライアンス&リスクマネジメント、広報宣伝 管掌 兼 人事部長の宮田 亮さん
原田フェローによる講話
「なぜ私が、この仕事を?」置かれた環境を楽しむ思考とメンタルの養い方
▲笑い話を織り交ぜながら講話をする原田フェロー
技術職として入社した原田フェローは、研究所や開発センターで会社人生の大半を開発に捧げる“技術屋”になると信じていましたが、実際の会社人生は山あり谷ありでした。「なぜ私が、この仕事を?」と試練を与えられたように感じるできごとも、まずは「やってみる」を実践してきた原田フェロー。38年の会社人生を振り返ると、すべてのできごとや経験が今の自分に繋がっており、波乱万丈な経験が結果としてプラスになっていることを参加者の皆さんに語りました。
自分が手を挙げて望んだ場所(仕事)に行ける(就ける)ことは少ないけれども、自分の興味や関心の外側を知るチャンスがそこにあると話す原田フェロー。目の前に試練がきた時に、「やらされ感」でやるのか、「自分ごと」として捉えてやるのか、自分の心次第で結果が変わることを強調しました。
今回の研修の中で、自分から提案して動き、目の前の手綱(仕事)を自分で握ることの意味を実感して欲しいと研修参加者に語りかけました。一方で、自分一人で解決できない悩みを抱えた時には、仲間を巻き込んで解決することの重要性と、時には家族や友人のサポートを受けて、仕事以外での趣味や人生目標を持つことが心のバランスを保つためにも大切である、と講話を締めくくりました。
原田明憲フェローってこんな人!
1987年に富士フイルム(当時 富士写真フイルム)に入社。入社当時は技術開発を中心に行い、写真店などで写真のプリント業務に使用されるデジタルミニラボ「フロンティア」用の青・緑色レーザー、インクジェットプリンター「Jet Press」用の圧電インクジェットヘッドの技術開発に携わる。
その後、フィリピンの現地法人社長としてレンズの生産工場の立ち上げを経験。帰国後は、当時経営難に直面していた車載カメラ用レンズ事業の抜本的な立て直しを主導。その後も、内視鏡の品質保証責任者を担うなど、国内外で多種多様な業務と修羅場をくぐり抜けてきた経歴を持つ。2021年には富士フイルムの執行役員として、先端コア技術研究所所長を務め、その後、2023年6月29日に富士フイルムビジネスイノベーションのフェローとなる。
原田フェローの講話を受けた研修参加者からは、「自分ひとりではできないことでも、仲間を巻き込めば成し遂げることができる。そのためにはコミュニケーションが重要であることに気付けました」「自分自身のこととして捉えて動くことで、モチベーションや後の達成感が変わるという言葉が印象に残りました」との感想が述べられ、参加者全体の士気が上がる様子が伺えました。
その後も、入社してから4年間の仕事の振り返りや、チームディスカッションを交えながら、「10年後、20年後に仕事で活躍している自分の姿」について、イメージを膨らませながら、研修1日目を終えました。
研修2日目
将来の活躍に向けた実行計画を作成し、宣言する
▲前日の研修で打ち解け、チームディスカッションも活発に
初日のチームディスカッションを通じ、参加者同士は互いに打ち解けた様子で、和やかで結束力のある雰囲気の中、2日目がスタートしました。参加者は、1日目に描いた「将来、仕事で活躍する姿」を実現させるために、チームディスカッションに加えて、先輩社員サポーターと何度も1on1をしながら将来の自分をより具体的に描き、描いた姿に向けて5年後、10年後、15年後に何に取り組み、何を実現するのか、具体的な実行計画に落としこみました。
そして、研修の最後には、2日間の集大成として、参加者全員が将来、仕事で活躍する姿とその実現に向けた実行計画を「私の+STORY」として、全員の前で力強くコミットしました。
総括
自ら考え、変化を生み出し、成果を創出する人材として成長してほしい
▲研修の総括を述べる人事部の平井 裕之さん
研修の中で、入社当時の想いや、描いていた夢を思い出すことができたのではないかと参加者に問いかける、人事部 採用教育グループ長の平井さん。目の前の仕事で精一杯になるときでも、自分自身のアスピレーション(志)を常に軸として持ち、当事者意識を持って活躍してほしいと期待を述べました。
従業員一人ひとりが自分だけの「+STORY」を描いて、実現のために行動を起こしていくことが、結果として変化を生み出す企業への変革に繋がり、価値を生み出し続ける企業になっていくと研修を締めくくりました。
+STORY4年次研修を終えて 参加者×上司の対話
研修の事後課題として、作成した「私の+STORY」をもとに、上司との対話を実施しています。今年1月に研修を終えた富士フイルムビジネスイノベーション グローバルサプライチェーンマネジメント部の朝倉 一輝さんと、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 東京第二支社 営業統括二部の下川 英恵さんに、研修の感想と研修前後の心境変化について伺いました。
また、お二人の直属の上司である黒木 英聡さんと野口 雅史さんに、部下の報告に対して、どのようなフィードバックをされたのかについて教えてもらいました。
▲左から 黒木 英聡さん、朝倉 一輝さん
朝倉さんは、15年後の目標として、富士フイルムビジネスイノベーションと富士フイルム双方のサプライチェーンマネジメント(SCM)を統合し、一元管理するための新たな組織を立ち上げることを掲げました。ベトナムでの出張経験から、現場感を持つことの重要性を実感。現場視点と経営視点の両方を持つ人材として成長することを宣言しました。
▲左から 野口 雅史さん、下川 英恵さん
下川さんは、10年後の目標設定として、会社のブランド力向上に直接関わる仕事に携わることを目標に掲げました。営業経験や知見を活かして、これからの未来を創る「Z世代」の攻略や、富士フイルムグループ全体の対外的なブランド戦略を企画・実行できる人材へ成長したいと宣言しました。
※ 記載内容は2024年7月時点のものです
