ビジネスという舞台の上で、役割を演じきる
2022年の入社以来、大手企業のシステム刷新プロジェクトを担当し、チームをリードしています。
「私は主にリプレイス作業を担当しており、ユーザーがより使いやすいシステムをめざしてUIの改善に取り組んでいます。クライアントの業務によって複数のシステムを使い分けている部分もあるので、それらを統合することも大きなミッションのひとつです。開発にはバックエンドでMuleSoft、フロントエンドでAngularを活用しています」
プロジェクト全体を統括する中で、大規模案件ならではの課題も感じているといいます。
「ステークホルダーが非常に多いのが特徴です。ベンダーが複数関わり、クライアント側にも多くの担当者がいるため、立場によって意見がすれ違うことがあります。全員がプロジェクトの成功を願って動いていますが、その思いを汲み取りつつ、必要な調整をしながら話を進めることが求められます。
クライアントの業務の根幹に関わる重要なシステムだからこそ、丁寧なコミュニケーションを大切にしています」
管野は、ステークホルダー間の潤滑剤としてプロジェクトを進める中で、大切にしている考えを「演劇」に例えて説明します。
「仕事は演劇に似ていると思っています。全員がそれぞれの『役』を演じているようなものです。自分が今どの役を担っているのかを理解し、その役を全うすることが大切だと考えています。私の場合、しっかり意見を伝えることが役割です。チームメンバーへの指示はもちろん、場合によってはクライアントに対して『NO』を伝えることもあります。それが舞台で求められている役割だからです。
失敗しても大丈夫。失敗はあくまで役としての話であり、自分の人格やプライベートに傷がつくわけではありません。何かトラブルがあった際も、この考え方で気持ちを切り替えています。これが、仕事をスムーズに進めるための秘訣です」
転職を続ける中でたどりついた、企業選びの「3つの軸」
独自の哲学を携えてキャリアの道を歩んできた菅野。物理学科で学んでいた学生時代を、管野はこう振り返ります。
「物理は、自然がどのように作られているかを探る学問です。しかし、人知を超えた難解さもあり、なかなか思うような成績を出せませんでした。そこで、就職を考える際には、人間が作ったコンピューターなら自分にも向いているのではないかと思い、プログラミングに興味を持ちました(笑)」
新しいことへの挑戦心が後押しとなり、1993年に大手システム開発会社に入社。当時、インターネットはまだ一般家庭に普及していない時代でしたが、管野は商用インターネットの研究や500ドルPCの開発、自社パッケージ開発などに従事。さらに、社内制度を利用してアメリカへ留学し、現地での仕事も経験しました。
「特に印象に残っているのは、入社3年目に参加したベンチャー色の強いチームでの経験です。上司が『とりあえずやってみろ』というスタンスで、予算管理からお客様対応、社長向けの資料作成まで、多岐にわたる業務を任せてもらいました。プロダクトを“作って売る”までの一連の流れを学ぶことができ、大きな財産になりました」
その後、自社製品の開発にもっと取り組みたいという思いで転職を重ねながら、自社製品の開発や受託開発に携わり、経験を積んでいった管野。次のキャリアを考えた際には、3つの条件を掲げました。
「フルリモートで働けること、プライム案件が多いこと、エンジニアを大切にする会社であること。この条件にすべて合致していたのが、フレクトでした」
特に印象に残っているのは、会社訪問時の体験だったといいます。
「執務室を見学させてもらった際、本棚には技術書がずらりと並んでいました。技術を大切にする風土を強く感じましたね。
また、管理職の方ともマニアックな技術談義ができたことに驚きました。管理職になるとどうしても技術から離れてしまうことが多いのですが、最新の情報に精通していて、話が盛り上がったのは感動しました」
驚きと成長の連続。フレクトでの挑戦が続く日々
複数の内定を得ながらも、最終的にフレクトを選んだ管野。振り返ると、転職後のギャップに驚いたといいます。
「フレクトでは、中途入社にもかかわらず、1カ月間の手厚い研修がありました。
これまでの職場では、入社後すぐ現場に出るのが当たり前だったので、とても驚きましたね。技術研修だけでなく、会社のビジョンやマインドを共有する時間もあり、『丁寧な会社だな』という印象を持ちました。この環境で働くことが楽しみになりました」
研修を終え、現在のプロジェクトに参加した管野。日々の業務を通じて、フレクトならではの特徴を感じていると話します。
「わからないことがあれば、Slackで気軽に質問できるのですが、反応がとにかく速いです。やりとりを重ねることで、すぐにチームにも馴染むことができました。
また、管理職の方が現場を離れず、実際に手を動かしているのも特徴的で、『理想の会社』に出会えた感覚がありました」
自身がチームマネージャーになった今も、Slackでのコミュニケーションを重視していると話します。
「Slackのメンバーの投稿を見て、困っていそうなところがあればすぐに連絡するように心がけています。小さなことでも『ありがとう』や『すみません』といったリアクションを伝えることも大事ですね。
最近、人数が増えて手が回らなくなることもありましたが、メンバーから『もっとリアクションしてくださいよ』と指摘されたことも(笑)。スタンプだけでなく、言葉でしっかり伝えるよう改善しています」
メンバーともフラットな関係を築きながら、真摯に向き合っている管野。2024年4月、全社会議で“Manager of the Year”グランプリを受賞した管野。受賞理由は、顧客との信頼構築を通じたプロジェクトの売上拡大でした。
「チームをまとめながら、お客様からの信頼を得て、売上規模を拡大できたことが評価されたようです。ただ、賞を取れたのは自分の力だけではなく、プロジェクトメンバーや営業メンバーなど、周囲のサポートがあってこそだと感じています」
管野は今後も、理想のチームを築きながら、さらなる成長をめざしています。
「個々の努力がチーム全体の成果につながるような環境を作りたいです。今後もメンバーと一緒に成長していきたいですね」
ものづくりへの情熱を胸に、フレクトの成長を支援していく
現在、管野が携わるシステム刷新プロジェクトは、大規模かつ長期間にわたるもの。リリースまでの道のりを見据え、管野はチームマネジメントの新たな課題に向き合っています。
「長いプロジェクトは、その分多くのことを学べますが、リリースという節目が見えにくい分、メンバーが達成感や成長を実感しにくいこともあります。そうした心のケアにも目を向けていきたいですね。
アワードを受賞しましたが、プロジェクトはまだ道半ば。リリースに向けて、引き続き尽力していきたいと思います」
個人としての目標についても、管野は「技術への理解を深め続けること」を掲げています。
「昔から『若いもんには負けんぞ』と思い努力してきましたが、最近の若い人たちには驚かされます。フレクトの新卒メンバーもとても優秀で、物怖じせずに意見を言い、任せればきちんとやり遂げてくれる。その技術の吸収の速さには感心します。
任せる場面も増えましたが、やっぱり私自身も、ものづくりへの情熱を持ち続けたい。技術がわかるマネージャーであり続けるために、これからも努力を惜しまず学んでいきます」
最後に、フレクトに合う人物像について語った管野。その言葉から、同社の社風と価値観が見えてきます。
「技術の専門性も大事ですが、この業界では常に新しい技術が生まれます。だからこそ、成長を怠らず、学び続ける姿勢が必要です。また、チームで何かを成し遂げる喜びや、誰かのために貢献する嬉しさを感じられる人が向いていると思いますね。
フレクトには、管理職になってもものづくりを続けられる雰囲気があります。手を動かしながらお客様と近い距離で仕事をしたい方には、とても魅力的な環境だと思います。個人的には、この社風を変えずに業績を伸ばし、日本、さらには世界のIT業界で活躍していくことを願っています。一緒にその目標を達成できたらうれしいです」
長年の経験を武器に、管野は今後もフレクトという舞台で挑戦を続けます。チームを支え、プロジェクトを成功へと導く彼の姿勢は、これからも変わることはありません。
※ 記載内容は2024年8月時点のものです
