チャレンジと自主性を大事に、常に新鮮な気持ちで仕事に向き合う
クラウドインテグレーション事業部に所属し、AWSを活用した新規サービス環境の構築を担当する釜谷。
「このプロジェクトにはフレクト以外にも複数のベンダーが関わっています。全体を統括するPMOチームをはじめ、アプリケーション開発チーム、インフラ構築チーム、運用保守検討チーム、テストチームなどさまざまな役割を担う大規模な組織です。
その中で私が所属するのは、インフラ構築チーム。もともとインフラとアプリケーションを根本的に刷新する必要があったため、MuleSoftやAWSを活用して基盤の構築を行っています。また、運用保守の検討や監視作業も私たちの担当範囲です」
2021年4月のプロジェクト開始時から参画した釜谷は、設計や要件整理といった初期フェーズから携わり、プロジェクト全体を一から理解してきました。その成果が評価され、開始からわずか3カ月後にはチームリーダーに就任。そして、2024年にはチームマネージャーに昇進し、現在は6名のメンバーを率いる立場にあります。
釜谷がチームを率いる上で重視しているのは、「チャレンジ精神」と「自主性」です。
「まずは『やってみる。そして改善する』ことが大事だと考えています。
AWSは自由度が高く、次々と新機能がリリースされるため、常に新しい試みができる環境です。
さらに、比較的新しい技術であるMuleSoftを組み合わせることで、より柔軟な開発が可能になります。こうした新しい技術要素に触れられることは、仕事に対する新鮮な気持ちやおもしろさを与えてくれます。
だからこそ、メンバーにも積極的に仕事を任せるようにしています。インプットの方法やアウトプットのイメージを共有した後は、工数の見積もりや作業内容を各自で考えてもらいます。それでうまくいかない場合は、さらに作業レベルまで細かくブレイクダウンして伝えることを心がけています」
技術の幅を広げたい。リーダー職を経験しながら技術者としてスキルを磨く
釜谷は学生時代、工学部で管理工学を専攻。新卒でソフトウェア開発企業に入社し、携帯電話開発からキャリアをスタートしました。
「入社から約4年間、携帯電話のブラウザやメール機能のUI開発を担当していました。その後、デジタル複合機のUI開発を行う部署へ異動し、お客様先に常駐してリーダー業務を中心に担当しました」
この時期にリーダー業務を経験したことで、チームづくりの考え方を学んだと振り返ります。
「当時は、依頼された仕事をなんでも引き受けるスタンスで対応していました。
しかし、その結果、業務が増える一方で、メンバーが疲弊してしまいました。ある時トラブルが発生し、上司がサポートに入ってくれました。その上司は、メンバーの作業状況や工数を整理し、できること・できないことを明確にして、お客様に取捨選択を提案しました。
その上司の姿を間近で見て、コストを意識した仕事の進め方や、チームのつくり方の大切さを学ぶことができました」
14年ほど勤めた後、技術者としてさらなるスキルを磨きたいという思いから転職を決意。
「エンジニアは、立場が上がるにつれて、技術よりもマネジメント力を求められることが増えます。当時の私は若かったこともあり、マネジメントよりも技術を深めたいという気持ちが強かった。そこで、エンジニア派遣を行う企業に転職し、さまざまなお客様先に常駐しながら技術力を高めていきました」
その後、知人の誘いで2017年にインターネットゲームを配信する会社に参画。市場調査やアプリのプロトタイプ開発など、これまで経験のなかった業務にも挑戦しました。
「これまでは組み込みソフトウェアを扱っていたので、Webやアプリ開発は初めての分野でした。JavaScriptなどのプログラミング言語を独学で習得しました」
経験のない領域でも積極的に挑戦できた理由について、釜谷はこう語ります。
「当時の私は30代後半。Webやアプリ開発の需要が高まる中、将来のキャリアを考えると技術の幅を広げる必要があると感じ、エンジニアとして初めて危機感を抱いた瞬間でした」
情報や方向性がクリアに見える──マネージャーになって実感する変化
独力で技術の幅を広げてきた釜谷は、顧客の課題を解決する仕事に挑戦したいという思いから、2020年にフレクトへ入社。「未経験からでも一人前になれる」という理念に共感したと話します。
「フレクトには、『新しいものを積極的に取り入れ、真面目に努力すれば、未経験でも一人前に育てる』という方針があると知りました。
私自身、これまでほぼ独学で技術を習得してきたので、『努力は裏切らない』という実感がありました。その考えに安心できました」
入社後は約1カ月の研修を経て、HerokuやSalesforceを活用した案件を担当。企業の会員サイトや店舗システムの開発を手掛けた後、大規模な案件を経験。その後、フレクトとして初のMuleSoftを使用した開発プロジェクトにサブリーダーとして参画しました。そして、2021年4月から現在のプロジェクトにアサインされ、活躍を続けています。
釜谷は、未経験のクラウド技術を習得しながら着実に成長できた理由として、フレクトの「人を大切にする社風」を挙げます。
「フレクトは2021年に上場しましたが、その過程で会社が大きく変化し、退職者が出た時期もありました。
そうした経験を経て、メンバーに寄り添うことの重要性が、会社の文化として根付いていると感じます。入社後の2カ月間はメンターが付き、日々の作業や学ぶべきことについて相談できるほか、人事部との定期的な面談もあります。社員の意向を確認する機会が増え、サポート体制が充実していると感じます」
このような風土の中で、釜谷自身も以前は躊躇していたマネジメント職への挑戦を決意しました。
「いずれはその立場になると考えていましたし、すでにチームマネージャーに近い業務を行っていたため、仕事内容そのものは大きく変わりません。ただ、マネージャーとしての視点を持つことで、会社が何をめざし、私たちに何を求めているのかがより鮮明に見えるようになりました。
自分の持つ情報をどう分析し、どのような取り組みをすべきかがクリアになり、以前よりも自信を持って行動できるようになったと感じています」
努力して、結果が出ることで仕事が楽しくなる。大切なのは自ら取り組む姿勢
チームを率いる立場になった現在、「どんな人と一緒に働きたいか」という問いに、自らの経験を振り返りながらこう答えます。
「真面目であること、そして努力を惜しまないことです。周りに言われて動くのではなく、自らキャッチアップし、さまざまな人と関わりながら協力して仕事を進められる人が、フレクトに向いていると感じます。何より、自分で考えて納得して進めたほうが、モチベーションも上がるはずです。
サポート体制は整っていますので、未経験でも必要な知識を積極的に得ようと努力すれば、しっかり成長できます」
エンジニアとしてキャリアアップをめざす人に向けては、こんなアドバイスも送ります。
「エンジニアとして長く働くためには、少しずつできることを広げていくことが重要です。やりたいことと任せてもらえることが必ずしも一致するわけではありません。だからこそ、『私はこれができます』と自らアピールしていく必要があります。
そのためには、自分で考える時間を持ち、アウトプットに対するフィードバックを受ける経験を積むことが大切です。やはり自主性が求められます」
釜谷自身も、メンバーが楽しく仕事に取り組める環境づくりを心がけています。
「楽しく働くためには、自分の努力が結果として見えることが大切だと思います。率先して取り組み、それがフィードバックされて手応えを感じられれば、より仕事に愛着が湧くはずです。そうした好循環で、仕事の楽しさがどんどん広がっていくといいですね」
もちろん、自らのスキルアップやチームの成長も見据えています。
「AWSやMuleSoftの知識はまだまだ足りていないと感じていますし、マネジメントスキルもさらに磨いていきたいです。チームを拡大し、会社への貢献度を高めることが目標です」
エンジニアとして、そしてマネージャーとして、挑戦を続ける釜谷。
自身も、そしてメンバーも生き生きと働ける職場をめざして、さらなる高みをめざします。
※ 記載内容は2024年3月時点のものです
