「提案力」と「技術力」の融合をめざして。若手エンジニアが挑む二刀流の戦い方
所属するチームは、大手企業をクライアントに多くの開発を行っています。橋本はその中でもSalesforceを用いて営業担当者向けのシステムを開発しています。
「主に担当しているのは、営業部の方が日常的に使っていただくシステムです。たとえば企業の営業担当者が、営業先のお客様に『新しいサービスの広告を出しませんか?』という旨の提案をするとします。
その商談において役に立つのが私たちのシステムです。営業先の広告契約状況や過去の営業履歴、商談からの売上成果などをすぐに確認できる仕様です」
橋本が担当するお客様は、目標に向かって迅速に動く社風が特徴。そのため、橋本たちのもとには、2週間に1回ほどのペースで新機能の追加要望が届きます。依頼を受け、全体にわたる細かい改修を行い続けるのがミッションです。
「配属直後は主に開発に従事していましたが、2024年夏から業務の幅が広がり、ディレクション業務にも関わるようになりました。お客様の事業方針に合った最適な機能を提案したり、具体的な相談に応じたりと、以前よりもお客様に近い立場でセッションを行なっています」
ディレクションと開発の二刀流で取り組む新たなスタイルです。
「ディレクション業務を担当するようになり、お客様の業務に対する理解が足りていないと痛感する場面が多くなりました。
お客様がなぜその機能を必要とするのか、なぜこのタイミングなのか、そういった背景まで理解できるよう経験を積んでいきたいです。そして将来は、開発とディレクションの両方で価値を発揮できる存在になりたいと思っています」
幼少期の没頭力が形作った未来──プログラミングから物理学、そして再びITへ
柔らかい印象を持つ橋本ですが、幼少期は「我が道をいく性格だった」といいます。
「両親いわく、興味があることにしか集中しないタイプだったそうです。好きなことにのめり込む性格だったと聞きます」
中でも特に熱中していたのが、幼少期に通っていたプログラミング教室です。
「小さい頃から身近なものを分解して遊ぶのが好きで、リモコンや家電を片っ端から分解していたそうです。小学校3〜4年生のころ、両親から『こういうの好きじゃない?』と勧めてくれて、プログラミング教室に通うことになりました。その時LEGO社のプログラミング学習キットに出会ったことが、私の人生を豊かにしてくれました。
両親の予想通り、見事にプログラミングの世界にハマりましたね。LEGO社のキットは、機械やモーター、センサーを使って、実際に物を動かすというもの。自分の思い通りに物を動かせた時の楽しさが忘れられないほどもう楽しくて楽しくて。教室は週に2回、1回2時間という頻度でしたが、毎回始まる1時間ぐらい前には到着してキットに触っていました」
その後、進学に伴い一度プログラミングから離れたものの、橋本の興味はサイエンス全般に広がり、大学時代に物理学を専攻します。
「物理学を勉強しようと思ったのは、高校1年の頃です。当時読んでいた本で、物理学には究極の目標があるという話を知りました。
宗教的な考えによると、『この世界は神様が作ったもの。だから、きっと世界は美しくできていて、物理を極めていけばこの世界をひとつの数式で表すことが可能なはず』という思想です。この話を知ってから物理という学問にすごくロマンを感じるようになり、学んでみようと決めました。
学生時代は研究の中でプログラミングに触れる機会もあり、幼少期に学んだ基礎が活かすことができて楽しかったですね」
大学卒業後はさらに学問を深めたいと、大学院に進みます。企業に就職するという選択肢もありましたが、これまで積み上げてきたものをアカデミアで追求する道を選びました。
「大学院では物性物理学を専攻しました。最初は学問の道で生きていく選択肢も見えていたのですが、続けるうちに研究を苦しく感じ、行き詰まりを感じるようになりました。
どれだけ研究を積み重ねても、結果に結びつかないことがある。その苦しさを打破するためには新しいひらめきが必要ですが、それは自分には常に湧き上がるものではないことに気づいたんです。それであれば、違う道を考えてみようと思うようになりました」
学ぶ姿勢を評価してくれるフレクトとの出会い。エンジニアとして急成長を遂げた1年
「やってもやっても成果が見えない研究より、積み上げた分だけ確実に結果が返ってくることをしたい」ーー橋本が物理は趣味のひとつに留め、一般企業に就職しようと決めました。
「幼少期にプログラミングに夢中になった経験があったので、IT系の企業に進もうと考えました。ただ、僕は大学時代にプログラミングをしっかりと学んでいたわけではありません。スキルが乏しくてもチャレンジさせてくれる会社、そして勉強する姿勢を大切している会社に入りたいと考えました」
そんなときに出会ったのがフレクトです。
「就職活動中に、学生向けの企業紹介イベントがあり、そこでフレクトと出会いました。話を聞いていくうちに、プログラムをもとから書ける人を求めているわけではなくて、勉強をコンスタントに続けられる人を求めていると感じました。そこに魅力に感じ、入社を決めました」
こうして2023年、フレクトに入社。新卒入社のメンバー全員で3ヶ月の研修を受け、その後現場に配属されます。
「入社当初は、とにかく何にでも挑戦してみようと決めていました。新しい取り組みに自ら手を挙げて参加し、上司から声をかけられたら『やってみます』と前向きに取り組んでいました。技術と自信を身につけるには、数をこなすしかない。そんな気持ちがありました」
配属されて1ヶ月が経った頃、Salesforceのバージョンアップ対策に関する情報を集めるチームにも参加。加えて、社内の有志メンバーで集まって技術書を読む読書会にも参加するなど、意欲的に行動します。
「こうした活動が評価されてか、入社1年のタイミングで昇格できました。『評価していただけてありがたいな』という思いと同時に、昇格したことによって求められるものも変わるので、『より成長しなくては』という責任感も芽生えたのを覚えています」
さらに橋本は自ら手を挙げ、新卒研修のPMも務めました。
「私は『先輩によくしてもらったら、後輩にもそれを返すことでそのサイクルがずっと続くようバトンをつなぎたい』と思っており、自分が新卒研修を受けたとき、上司や先輩にとてもよくしてもらったので、自分もそうしたいと決めていました」
新卒研修のPMは、研修全体の進行やトレーナーたちを統括する役割です。手を挙げた時はまさか自分がPMを務めると予想していなかったので、橋本は驚きました。
「不安もありましたが、チームの皆さんに支えられてなんとか形になりました。忙しかったけれど、やってよかったなと思っています」
チャレンジ精神が導く飛躍の未来。若手エンジニアが語るフレクトでの自己実現への道
精力的に実績を積み重ねてきた橋本。今後フレクトで挑戦してみたいことについても語ります。
「技術力でもお客様とのコミュニケーションスキルでも、社内でトップクラスといえる能力を持った社員になりたいです。
特に目指したいのは一角の技術を持ちつつ、お客様のニーズもきちんと把握できる。かつ、そのオーダーを開発チームに的確に伝えられること。そんなふうに、開発における橋渡し役を全うできる存在になれたらと思っています。そのためにはまず、お客様との会話力を磨くことが大切だと思っています。
また、Salesforceの最上位資格である『認定テクニカルアーキテクト(CTA)』の取得に向けても勉強しています。日本でも合格者が数十名しかいない難関資格なので長い道のりになると思いますが、少しずつ順序立てて進めていきます」
最後に、フレクトで輝ける人柄や価値観についてはこう述べます。
「積極的にチャレンジできる人が向いていると思います。フレクトは意欲的な社員にたくさんのチャンスを与えてくれる気概のある会社です。チャレンジすれば、その結果が例えどうであっても意欲が評価されるという風土があります。
だから、新しいことを任されても『まずはやってみます』と言える積極性のある人が向いていると感じます」
橋本が思うこの仕事の醍醐味は、自分が開発に携わったものが世に出て、誰かが使ってくれることです。
「大学院で研究をしていた時は、自分の努力がなかなか形にならない苦しさを感じていました。それに比べフレクトでは、行動すればしっかりと成果を実感できるところや、誰かの役に立てるところに魅力を感じています。
また、同期も非常に優秀で勉強熱心な人ばかりで切磋琢磨して成長できる環境はとてもありがたいです」
入社してまだ間もないながらも、多くの経験を自らの手で掴み取り、思い描くビジョンに向かって邁進しています。今後も一層の努力を続け、さらなる成長を目指していくことでしょう。
※ 記載内容は2024年8月時点のものです
