山梨中央銀行では、「山梨から豊かな未来をきりひらく」という企業パーパスを定め、パーパス経営の実現に取り組んでいます。その取組みの一環として、役職員が自身の在り方を定義する「Myパーパス」を策定しています。今回は、東京第二地区本部の河田のMyパーパスを紹介します。
ごく小さなことに忠実に。誰かにしてもらいたいと思うことをしてあげられる存在でいる
私は、中学校から大学までキリスト教の教育を受けてきました。洗礼は受けてはいませんが、今でも聖書を読んだり讃美歌を聴いたりすることがあり、私の心に影響を与えてくれた言葉の多くは聖書の中にあります。
「ごく小さなことに忠実な者は大きなことにも忠実である。ごく小さなことに不忠実な者は大きなことにも不忠実である」。この聖書の言葉は、学生時代から現在までの勉強や趣味、仕事、人間関係など私の生き方の軸になってきました。
どんな状況であっても、小さなことだからといってそれを軽んじたり、大きなことだからといってそればかりにとらわれたりすることのないように、いつもこの言葉を心に留めています。
「誰かにしてもらいたいと思うことを人にもしなさい」。この聖書の言葉も、日常生活の中でとくに意識している言葉です。しかし、この通りにすることは決して簡単ではありません。
自分に嫌なことをしてきた人に対してはもちろん、疲れているときや感情的になっているとき、このように接することは難しい場合も多いです。とくに、仕事においては私が上司や先輩からされてきたことを、良かったことだけでなくされたくなかったことまで、無意識に同じように部下や後輩にしてしまう場面もあるかもしれません。私自身がそんなことをしてしまわないように、いつもこの言葉を戒めとしています。
また、私は10年以上茶道を続けていますが、この二つの言葉とリンクするところが多いと実感しています。お茶会でお客さまをお招きする際、本当に細かいところまで注意を払って準備をします。
一見すると、お客さまには伝わらないようなこともあると思いますが、すべてに意味や目的があり、やらなければならないのです。「自分がこうしてもらえたらうれしい」という小さな心遣いを積み重ねることによって素晴らしいおもてなしにつながり、これまで茶道という文化が継承されてきたのだと思います。
そして、仕事の面でも共通する部分が多くあります。入行してから12年が経ち、東京の店舗は9年目で、現在は内部係を担当しています。
内部の仕事は、正確であることや時間通りに終わることは当たり前で、ミスしたときに注目されてしまう業務です。お客さまとリアルタイムでやりとりしていく中、即座に回答を出さなければならない場面も多くあります。
東京の店舗は人が少ないため、担当業務という考え方がほとんどなく一人ひとりが常に幅広い知識と判断力、対応力を備えている必要があります。それは、一朝一夕にできることではありません。
そんな中で私が徹底していたのは、どんな小さな不明点や問い合わせに対しても、その都度「自分がお客さまだったら行員に何をしてほしいか」と考え、誠実に向き合って対応するということです。
小さなことではありますが、それを日々繰り返していくことで、自然と知識や考える力が身についてきます。そういった小さなことを面倒がって人任せにしていたら、今の自分はなかったのかなと思います。
主任から役席となり、仕事内容も長年やってきたプレーヤーから管理業務がメインになりました。まだわからないことも多く、探り探りでやっています。トラブル時の対応や人財育成、部下の評価など不慣れなことも多く、迷いが生じることが多いです。
そんな今だからこそ、Myパーパスに立ち返って、私が一般行員だったときに役席に何をしてもらいたかったのかをあらためて考えながら日々の業務に励みたいと思います。
※ 記載内容は2023年9月時点のものです
