山梨中央銀行では、「山梨から豊かな未来をきりひらく」という企業パーパスを定め、パーパス経営の実現に取り組んでいます。その取組みの一環として、役職員が自身の在り方を定義する「Myパーパス」を策定しています。今回は、東京第二地区本部の保坂のMyパーパスを紹介します。
ゼネラリストとして地域経済を支える
入行後すぐ、金融広報中央委員会の「金融リテラシー調査」で山梨が最下位という記事が地方紙に掲載され、驚愕した。この調査結果は、地域経済の状況を示す指標と考える。
朝礼で、当時の支店長から「これは山梨唯一の地方銀行である山梨中央銀行の責任」という言葉があり、あらためて山梨のリーディングバンクとして山梨中央銀行の存在価値を認識させられた。私の銀行員生活は、地域経済を変えるという「使命感」を持って幕が開いた。
東京の大学の経済学部を卒業した後、2016年に山梨中央銀行に入行。甲府市内店舗を3年6カ月経験し、現在は東京の支店の法人営業に注力するビジネスアドバイザーを担当している。
昨今の地方銀行を取り巻く経営環境は、長年続くマイナス金利導入や地方の人口減少、ネット銀行などの新たな形態を持つ銀行の台頭など、極めて厳しい状況にある。収益力強化として、従来の銀行業務だけでなく、ビジネスマッチングなどの非銀行業務を提案するなど業務の幅が拡大してきた。
融資条件以外で選ばれる銀行となるには、自行の有益性を取引先にアピールすることが必要となり、融資以外での付加価値の提供が重要性を増している。
以前、上司から「銀行員は自分自身が商品だぞ」と教わった。現在勤務する支店周辺は、数多くの金融機関がひしめく激戦区にある。
異動が決まった当時は、「山梨の地方銀行が、東京で営業したときに相手にしてもらえるのだろうか」と半信半疑であったが、ある企業の社長から「融資なんてどの銀行も同じ。担当者がどれだけ会社のことを考えてくれるかが取引していくうえで決め手になる」と聞き、自分自身があらゆる商品に精通するゼネラリストにならなければならないことをあらためて実感した。
それからは、他金融機関との差別化を図るためにビジネスマッチングや事業承継、M&A、税務などの知識習得に向けた自己研鑽に励んだ。融資以外の幅広い提案力向上を図り、さまざまな切り口から営業ができるようになった。
その結果として、さまざまな企業から信頼を勝ち得て、現在までに30件超の企業との新規取引を獲得した。これまでに携わった企業が地域経済の活性化に寄与していることは、銀行員としてのやりがいとなっている。
新型コロナウイルス感染症のまん延やデジタライゼーションなどを背景に、ほとんどの企業が世の中の情勢に対応しようと従来の経営スタイルからの変遷に着手しており、現在過渡期を迎えている。過渡期である今が、企業の懐に入る絶好の機会でもあると考える。
今後も多種多様な業務に携わり、ゼネラリストとして法人営業力の底上げを図り、私の提案で地域企業や地域経済を支えられるよう日々精進していく。
※ 記載内容は2023年9月時点のものです
