新しいことにチャレンジするために、一度三共を離れた社員が、転職先で得た新しい経験やスキルなどを活かして再び三共で活躍してもらうためのカムバック採用(アルムナイ採用)。実際にカムバックして働いている社員(芝原)と、縁を紡いだ社員(田中)に、退職理由やその時の心情、カムバックの経緯、感想などを聞いてみました。
※ カムバック採用とアルムナイ採用は、退職理由によって厳密に区別して使うケースがありますが、こちらの記事ではいずれも退職した社員を再雇用する制度として、同じ意味で使用しています
──まず、お2人の接点を教えてください。
芝原(写真 右):私は2014年に三共へ新卒の営業職として入社し、埼玉県の熊谷にある営業所へと配属になりました。約4年ほどは熊谷におりましたが、埼玉の別営業所への異動に伴い主任として任命していただき、その後は退職するまで当該営業所で勤務しておりました。そして私が入社した当時、埼玉エリアの統括部長をしていたのが田中部長です。
田中(写真 左):私は1997年に三共へ新卒の営業職として入社し、芝原さんから説明の通り、彼が入社した当時は埼玉エリアの統括部長をしておりました。その後は関西の事業所の統括部長なども任されるようになり、現在は架払レンタル事業部の執行役員をしております。
芝原:じつは熊谷から異動した後の事業所は、かつては全国1位の売り上げを誇る営業所だったのですが、業界的なトラブルがあり、その煽りを受けた時期だったんです。主任という肩書を新しくもらったこともあり、再度、全国1位の営業所の名声を取り戻したい……なんとか売り上げを回復させようと躍起になって新規開拓の営業に取り組んだことを覚えています。
田中:そうでした……そんなタイミングでの異動だったのですが、営業所一丸となって頑張ってくれたおかげで、その営業所はしばらくして見事全国1位の営業所に返り咲くことができました。
──異動を打診した理由は?
田中:そもそも他の事業所への異動を考えたのも、行動することで結果を出し、与えられた仕事をきっちりやってくれる芝原さんだからこそ、さらに経験を積んで成長してほしいという願いもあり、私から直接異動を打診しました。間の悪いタイミングとなってしまいましたが、厳しい環境にめげることなく、とりわけ活躍してくれていたのを覚えています。
結果として全国1位の営業所に返り咲いただけでなく、別の営業所を新設しないといけないくらいの売り上げを上げる営業所となっていました。
──そんな活躍をしていた中で、転職を考え始めたきっかけは何だったんでしょうか?
芝原:考えることになったきっかけが2つほどありました。1つめは、「関西で働きたい!」です。実家は関西なのですが、新卒時の配属は関東でした。入社2~3年は違う会社で働いている友人も関東配属となったことで、休日も充実し不安もなかったのですが、年々関西へUターンするケースが多くなり、友人たちもみんな関西に帰ってしまい、関西への思いが強くなってきたんです。会社には関西に戻りたいことは伝えていたのですが、なかなかかなわなかったんです。
2つめは、「他の会社を見てみたい!」です。新卒で三共に入社しているので三共以外の会社をまったく知りません。年数を重ねていく中で、自身の成長のためにも他の会社を見てみたいという気持ちが年々高まり、三共で培った経験がどこまで通用するか、思い切って違う環境にチャレンジしてみたいと考えるようになりました。
──田中さんは、芝原さんの退職が確定してから、そのことを知ったんですよね。当時の心境はどうでしたか?
田中:正直、ショックでした。「何で相談してくれなかったのか?」と考えていましたが、今思えば、じつは芝原さんから相談はあったんです……。当時、私が関東から関西に戻ることになっていた際に、彼から「関西に連れてってくださいよ~」というようなことを聞いてたんです。私としては、芝原さんは所属する営業所では大きな売り上げを持っている営業担当だったこともあり、そこまで本気だとは思っていなかったんです。
その教訓から、「社員の話を聴き些細なことでもキャッチアップ」することと、若い社員から不満の出ていた社内制度の改善にも乗り出しました。
──芝原さんが三共に戻ろうと考えたきっかけを教えてください。
芝原:三共を離れ、違う業界の営業職として従事していましたが、働く上でのモチベーションや環境面で感じたことが2つあります。まず1つめは、「三共は人が良いというか、気にかけてくれる人が多い会社」だったということです。そんな些細なことかと思うかもしれませんが、自分にとっては重要なことでした。とくに役職者との距離感が近いです。
一般的には遠い存在で、気軽にコミュニケーションを取ることも少ないかと思うのですが、三共では役職者は身近な存在で、営業所に来た時に気軽に声をかけてくれたり、飲みに行った時にもフランクに接してくれたり、話が非常にしやすいことをあらためて感じました。
2つめは架払レンタル事業部の「売って終わりじゃない営業スタイル」です。三共の営業は、架払レンタル事業部と販売事業部の2つに分かれています。私は架払レンタル事業部に所属しており、主に足場工事の受注から施工までを一気通貫で担当しています。営業担当としては、工事を発注されるお客さまと、足場工事を施工してくれる職人さんの間でバランスの良い交渉をし、お客さまからも職人さんからも信頼を得て、喜んでもらえるのが醍醐味です。「モノ(製品)だけではないヒトとの関係性」が価値を持つ仕事だと私は感じています。
田中:そう、それ!!私はずっと三共なので、他社と比較できませんが、お客さまが求めること、工事する職人が求めること、どちらも違う中で、そのちょうどいいバランスを交渉するのがおもしろいのだと思います。お客さまにも感謝されるし、職人さんのことを褒められるのは自分事のように嬉しいです。そして何よりも、チーム力を発揮して営業所として売り上げ達成できるのが嬉しいですね。
売り上げは1人が頑張っても達成できるものではありません。「社員がお互いに理解し、フォローしあう協調性」が必要になってくるからです。
──今回のカムバックで感じたことを教えてください。
芝原:熊谷センター時代の先輩を通じて田中さんに連絡を取ることで、三共へ戻ることになったのですが、正直、戻る際の不安はなかったです。連絡を取り合っていた社員や職人さんからは「戻ってくるんやね、待ってるよ」という連絡をもらっていたので、歓迎されている雰囲気も感じられました。
私個人としては精力的に新規開拓を継続していくことと、チームとしていかに成長できるかに取り組んでいきたいと考えています。
田中:まずは戻ってきてくれたことが素直に嬉しく、「ありがとう」という感謝の気持ちです。折しもちょうど人材が欲しいと考えていたタイミングでもあり、即戦力であるのは助かりました。
カムバックしてくれた後は、課題にも全力で取り組み、かつ結果を出してきてくれましたので、これから先は個人だけではなく、チームとして成長を促せる存在になってほしいと期待しています。
──三共の卒業生たちへメッセージをお願いします!
田中・芝原:戻ることに対して「周りからどう思われるのか?」などの不安があるかと思いますが、みんな「おかえり」と言ってくれるので、気を遣わず戻ってきてください。
また、離れた人にしかわからない三共の良いところや、逆に足りないものを発信したり、他社の経験を三共でどう活かせるかを考えたりすることで、さらに会社を成長させるためのアイデアが生まれると考えています。
<人事担当から、今回のインタビューで感じたこと>
あらためて三共社員の「つながり」を強く感じたインタビューでした。人事として、卒業した社員が三共でまた働きたいと戻ってきてくれることは何よりも嬉しいことです。
新しいフィールドに出ることで見えること・感じられることがきっとたくさんあると思います。その上で三共でまた働けるように、あらためて人とのつながりや縁をしっかり大事にしていけるような取り組みをしていきたいと感じております。
※ 記載内容は2025年3月末時点のものです
