人との縁が、新しい道を開いてくれた
私は前職でも物流事務の仕事していました。そこが初めての職場で、日々の業務に不満はありませんでしたが、働き方に関するルールが曖昧で成長を描くのが難しい環境でした。定時よりかなり早く出勤するのが当然になっていたり、上司が残っていると帰りにくかったり。そんな働き方の中で、「もっと自分に合った環境で力を伸ばしたい」と感じるようになりました。
転職活動では、これまでの経験を活かせる物流事務を中心に探しました。その中で出会ったのが三共です。
とくに印象的だったのが、部門長の柿澤取締役が、業務内容からチームのビジョンまで丁寧に話してくれたことです。
そして何より、人の温かさを強く感じたのが採用担当者との出会いでした。出身地が同じという偶然もあり、面接では自然と会話が弾みました。さらに、面接後もこまめにフォローしてくれ、初めての転職活動だった私には、とても心強い存在でした。
「ここは人に恵まれた会社だな」。
そう直感して、入社を決めました。
入社後は、大阪の関西空港近くにあるりんくう製品管理センター(以下、りんくうセンター)に配属されました。出荷指示、納品書作成、売上管理、請求書発行など、営業部門と製品部門をつなぐ役割です。 前職と業務領域は似ていたため、スムーズに仕事に入ることができ、先輩の指導を受けながら、3カ月ほどで自分なりの段取りで進められるようになりました。
仕事に慣れてくる中で、もう一つ印象的だったのが、職場の雰囲気です。
三共では、上司や先輩たちがとにかく優しく、困っていないか、悩んでいないかを自然に気にかけて声をかけてくれました。
そして、ある日何気なく言われた「仕事が終わったら帰っていいよ」というひと言。
上司がまだ仕事をしているのが気になって、「帰っていいのかな」とタイミングをうかがっていた私に、笑いながら声をかけてくれました。前職では考えられなかった出来事で、肩の力がふっと抜けた瞬間でした。
「あ、ここで働けて良かった」
そんな実感が湧いてきました。
不安を超えて――広がっていった“仕事の景色”
入社してしばらくは物流事務として現場を支える日々でしたが、仕事に向き合うほど「もっと広い視点で業務を理解したい」という気持ちが芽生えていきました。
現場と営業、仕組みのつながりを知ることで、今まで見えていなかったのもがあるのではないか。
そんな思いを抱えていた頃、転機が訪れます。
ある日、柿澤取締役から「ちょっと話せるかな?」と声をかけられました。
ちょうどその頃は、本社の購買物流チームや品質管理チームで業務体制の見直しがあり、本社の人員が手薄になっている時期でした。
そんな中、柿澤さんから直接、購買事務として本社異動の話をいただき、「上田君に力を貸してほしい」と声をかけてもらったことが、本社異動のきっかけでした。
突然の打診に、正直戸惑いはありました。
「自分に務まるだろうか」という不安と、「これは成長のチャンスかもしれない」という期待が同時に押し寄せてきたのを覚えています。
これまで物流側から見ていた業務を、今度は購買の立場で担う。“仕事の景色”が大きく変わる、そんな予感がしていました。
異動後は、発注や仕入れの管理、品質確認のプロセスなど、これまで直接触れる機会のなかった業務に向き合う日々が始まりました。
覚えることは多く、判断の難しさに悩む場面も少なくありませんでしたが、そんな中で大きな支えになったのが直属の上司である尾崎課長の存在です。
尾崎さんは、細かな点まで目を配りながらも、「まずは自分で考えてみよう」と任せてくれる上司でした。
わからないことがあれば必ずフォローしてくれ、「大丈夫、ちゃんと見ているから」と声をかけてくれる。その姿勢に、何度も救われました。
そんな中、主力製品の担当を引き継ぐことになったとき、不安は一気に大きくなりました。責任の重い業務で、在庫や納期に関する判断が営業活動に影響することもあります。正直、「自分に務まるのか」という気持ちが最高潮に達していました。
しかしそのとき、尾崎さんが笑いながら言ってくれたんです。 「大丈夫。俺がフォローするから」
そのひと言で、一歩を踏み出す勇気が湧いてきました。 「任せてもらったからには、やり切ろう」 という覚悟のようなものが、この瞬間に生まれた気がします。
仕事を一つひとつ積み重ねる中で、「現場」と「製品部門」がどうつながっているのかが、点ではなく線として見えてくるようになりました。業務の全体像を立体的に理解できたことで、判断に対する責任感と同時に、仕事のおもしろさも強く感じるようになったと思います。
この異動を通してあらためて気づいたのは、「人を信じ、成長を後押ししてくれる文化」が三共にはある、ということでした。私が不安を乗り越えられたのは、環境と人に恵まれていたからこそだと感じています。
判断と調整の連続こそ、仕事のおもしろさになる
現在は、発注管理、納期管理、在庫管理、工場や商社との交渉、そして営業部門との調整まで、業務は多岐にわたります。とくに海外製品の場合は社会情勢で原価が大きく動くため、状況を読みながらベストな判断を探る必要があります。
一つひとつの判断が会社の利益にも、お客さまの信頼にもつながる。
その緊張感は確かにありますが、それ以上に「この判断が会社の利益に貢献しているんだ 」という実感を持てることが、購買事務のおもしろさです。
営業の先にはお客さまがいることを意識し、無理な要求でもすぐに「できない」と返さず、「どうすれば対応できるか」を考えるようにしています。この姿勢は、本社に来て特に大切にするようになりました。
りんくうセンターでの経験も、大きな財産です。物流の現場を知っているからこそ、在庫や納期の調整をするときの判断の精度が上がります。
「このリードタイムなら、ここでこう動くとスムーズだな」といった感覚がつかめるようになり、これまでの経験が今につながっていく喜びを感じました。
やりがいを感じるのは、営業や工場から「助かったよ」と声をかけてもらえたときです。
自分の判断が誰かの仕事を前に進め、その先のお客さまに届いていく。
そんな瞬間に、今の仕事の価値を強く感じます。
一方で、扱う製品が変わるタイミングの在庫整理や、法改正・情勢変化への対応は、簡単ではありません。「判断と調整の連続」という世界だからこそ、日々学びがあり、成長を感じられます。けれど、その難しさも含めて今の仕事が好きです。
挑戦し続けることで、見える景色は変わっていく
これからの目標は、まず係長になり、その先で課長をめざすことです。
ただ、肩書を目指すというよりは、周りに「上田なら大丈夫」と思ってもらえるような成長を積み重ねたいと思っています。
尾崎さんのように、他部署と積極的にコミュニケーションを取りながら情報を集め、会社全体を見渡した判断ができる人になりたいと思っています。そのために、日々の仕事を丁寧に積み重ね、視野を広げ続けています。
もし入社当初の自分に声をかけられるなら、こう言いたいです。 「不安を恐れず、挑戦を楽しめば大丈夫。ちゃんと成長できるよ」と。
挑戦するたびに、仕事の景色は変わっていきます。
それは本社異動の時も、主力製品を任された時も、何度も実感してきたことです。
後輩たちにも伝えたいのは、三共には若手でも挑戦できる環境があるということです。
上司がしっかり見守り、必要な時には助けてくれます。
そして、研修や教育制度もしっかり整っているので、安心して成長に向き合える会社です。
不安に感じたことほど、あとから振り返ると自分の糧になっていると感じます。これからもその気持ちを大切にしながら、仕事の景色を自分の挑戦で少しずつ広げていきたいと思います。
※こちらの記事は2025年9月時点のものです。
