「他のやらぬことを、やる」の精神を貫き、数々の「世界初」を生み出してきた日産自動車。今回はそんな日産の内装設計に携わるエンジニアの素顔に迫ります。ゲストは内外装技術開発部の雨宮 平です。
【動画公開中】他のやらぬことを、やる T.AMEMIYA
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ここからは雨宮と採用担当 清水の対談の様子をご紹介します。
──学生時代の専攻と、選んだ理由を教えてください。
大学は、理工学部物理学科に通っていました。大学院は、理工学研究科理工学を専攻していました。
レーザーを照射し、原子状態を制御する研究のとりこに
──学生時代はどのようなことを学び、研究されていたか教えてください。
大学では、数学や基礎的な物理学から応用物理学を学びました。また原子物理学の実験系の研究室に所属し、レーザーを照射して原子の状態を制御する研究を行っておりました。
基礎的な学問より実際に体験できる実験に入れ込んだ
──学びの中でとくに夢中になったことや、はまったことはありますか?
基礎的な学問の勉強よりも実際に見て触って体験してといったようなことができる実験におもしろみを感じました。とくに理論で予測した現象を実験にて実証できた時や逆に実験で起きた現象を理論から解明できたときは、とてもやりがいや楽しさを感じることができました。
テニスサークル、飲み会、合宿。学生時代満喫
──勉強以外に何かはまっていたことはありますか?
大学ではテニスサークルに所属して、テニスや飲み会、学校合宿の旅行の企画などをして学生生活を満喫していました。
高校教師をめざした。可能性を持つ彼ら彼女らと一緒にいたいと思った
──就職活動の際、自動車以外の業界も考えていましたか?
理工学の物理学の専攻でしたので、教職課程をとって高校の教師をめざしていました。理由は、単純にすごく楽しそうだなと思ったのが一番です。学生には夢もあり、これから先いろいろなものになれる可能性がある生徒たちと一緒に生活すれば、楽しい人生になるかなと思いました。
──そんな中で日産自動車を志望した理由や、入社の決め手を教えてください。
高校の教師をめざしていましたが、一方で実際に他に働くとしたら何がしたいかなと思った時に形のあるものを作り、仕事にしたかったです。形のあるものを作るなら、友達や両親や自分の周りの人の生活に影響が与えられるもので、自分の生活にも親しみがあって作れるものが良いかなと思いました。
常に進化し続けるものは飽きがこないのでいろいろな事ができて、その中で自動車業界が一番楽しそうだと感じました。日産を選んだのは、父が日産を好きで自分も自動車メーカーの中で一番親しみがあったため、志望しました。
とても遠い学問で勉強していましたので、自動車が好きとかエンジンにこだわりもなく、自動車の構造もこの就活の中で初めて勉強していきました。レーザーを用いた研究室だったので、その知識が使えるような衝突安全性の部門を志望して初めは就活を進めておりました。
ただその中でも根本にあるものづくりがしたいという思いも少しずつ語っていたところ、物理学の基礎のバックグラウンドがあることから、内外装設計を紹介されて、現在そこで働いております。
──担当業務をご紹介いただけますか?
内装設計として次世代EVのDOOR TRIM内装部品の人が触れるような部分の設計を主にしています。以前はアリアの内装の担当をしており、ドアや天井の基本的にお客様が触れるような部品の開発を初期から量産立ち上げまで、一通り携わることができました。
──業務の中での雨宮さんのミッションやその実現方法を教えていただけますか?
造形(デザイン)の方がやりたいかっこいい形があり、商品企画の方はこういう装備が良いとか使いたいなど世界中のお客様が求めている仕様を持ってきます。実験部の方は使いやすさやお客様が求めている性能なのかなど、さまざまな部署の方が要望を持ってきて車になっています。その要望を量産車メーカーとして世に出せる形にするのがミッションだと考えています。
それぞれの要望は必ずしも全部を完璧に取り入れることはできないので造形の方のかっこいい形が実験部の方にはそれでは危ない、お客様に危害を加えるようなことがあると要望同士が衝突してしまうことが基本的には多くあります。その時に量産車メーカーとして出せるものなのか正しく判断できるように要望をすべて理解して、お客様が望んでいるものなのかを常に考えるようにしております。
完璧な品質になるように、細部までこだわって設計する「他のやらぬことを、やる」
──現在、NISSAN DNAとして「他のやらぬことを、やる」を掲げていますが、それに対する期待と、雨宮さんの考える「越えなければならない課題」を教えてください。
日産といえば、EVやe-POWERなど電気自動車の開発や自動運転などをリードしている分野が第一印象にあります。内装は世界初の自動で動くコンソールや自動で動くもの入れといったものを開発してどんどんお客様に新しい価値を提供しております。進化していく技術の中で新しい価値を取り入れて、さらにお客様がかっこいいと思うような内装を提案していきたいと考えています。
その時に超えなければいけない課題として、新しいものや初めてのものには必ず不具合やいろいろな課題がついてまいります。その課題に対して、量産車メーカーとしてお客様に迷惑をかけないように、完璧な品質になるように、細部までこだわって設計していかなければならないと思います。
──では最後に、雨宮さんの考える「他のやらぬこと」を教えてください。
僕の考える他のやらぬこととは、トランスフォーマーのような人類と密なコミュニケーションをとって、緊急の時には守ってくれる車を作りたいと考えております。運転しているお客様が友達感覚で常に車と会話でコミュニケーションをとります。
その会話の中でお客様が望んでいること、たとえばもっとクーラーを効かせてほしいとかもっと楽な姿勢で運転したいなど、車側から提案してアプローチしてくれます。また緊急の時になると車がそれを察知して乗っているお客様を守るように動いてくれる、友達のような存在になる車を作りたいと考えております。
今回は、日産自動車の「他のやらぬことを、やる」というDNAを受け継ぎ、人を守る車作りをめざす社員を紹介しました。今後もさまざまな社員の素顔を掘り下げていくのでお楽しみに!
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