「他のやらぬことを、やる」の精神を貫き、数々の「世界初」を生み出してきた日産自動車。今回はそんな日産の生産技術に携わるエンジニアの素顔に迫ります。ゲストは車体技術部の菅原 勇です。
【動画公開中】他のやらぬことを、やる Y.SUGAWARA
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ここからは菅原と採用担当 清水の対談の様子をご紹介します。
──学生時代の専攻と、選んだ理由を教えてください。
機械系の専攻でしたが、化学系の研究室を選びました。新エネルギーに興味があったからです。
メタノールを燃料とするSOFCの電極材料の特性評価に熱中
──学生時代はどのようなことを学び、研究されていたか教えてください。
研究内容は、SOFCという燃料電池を学びました。通常は水素を燃料にしますが、水素ではなくて、メタノールを燃料とする燃料電池の電極の特性評価を研究しました。
自ら実験装置も制作し、評価も考察も実施した
──学びの中でとくに夢中になったことや、はまったことはありますか?
研究は仮説と同じものが出るということがあまりなく、全く新しいようなことが起きます。そこに対して、いろいろなアプローチで解析していくことがおもしろいと感じました。
スキーサークルで年間滑走70日。検定1級まで手に入れた
──勉強以外に何かはまっていたことはありますか?
サークル活動を大学院まで行ったので、6年間やっていました。東北の大学だったので、基礎スキーサークルに入っていました。東北近辺の大学で集まって、技術選手権で腕を競い合ったりしました。
今でも関係が続いているサークル仲間がいるので、そこで得た経験は大きかったと思います。多い時は3年生で、年間70日ほどスキーを滑りに行きました。
新エネルギー研究の知識や経験を活かしたい。石油関連の業界をめざした
──就職活動の際、自動車以外の業界も考えていましたか?
新エネルギーに興味がありました。今は石油関連の業界でも、燃料電池などを開発しているので、何社か受けました。
──そんな中で日産自動車を志望した理由や、入社の決め手を教えてください。
一番の決め手になったのは、大学4年生の時に、大学で日産リーフの試乗会をしていました。電気自動車に乗ってみた時に、加速感と静粛性がすごくて心を打たれました。電気自動車にも興味がわき、日産自動車をめざしました。今は現行の日産リーフに乗っています。
──担当業務をご紹介いただけますか?
生産技術の車体技術部という部署で業務をしています。車体の骨格を作る部署です。その中でもカバー部品といいまして、ボンネットやサイドドア、バックドア、トランクリッドを担当しています。
新車のカバー部品の構造を開発部署と方と一緒に検討を実施したり、どのような設備で作るかという設備仕様の検討を行っています。
──業務の中でのミッションやその実現方法を教えていただけますか?
お客様に対していかに安く作れるか、品質よく作れるかということが、私のミッションとなります。お客様に対して、付加価値のないものをいかに排除してコストを下げられるか。一方で、コストを下げるばかりだと品質が保てなくなります。その兼ね合いを見て、過去車の不具合を出さないようなものづくりをしています。
安価で品質の良い製品をお客様に届ける「他のやらぬことを、やる」
──現在、NISSAN DNAとして「他のやらぬことを、やる」を掲げていますが、それに対する期待と、菅原さんの考える「越えなければならない課題」を教えてください。
生産技術は、安価で品質の良い製品をお客様に届けることが第一だと思っています。試作の段階から生産スタートするまでに、多くの設計変更があります。設計変更するということは、それだけコストもかかります。そこに課題があると感じています。
開発と生産技術が一緒に製品図面を作り上げておりますので、できるだけ設計変更しなくても良い製品図面を作り上げてお客様に届けることを実施しております。
──最後に、菅原さんの考える「他のやらぬこと」を教えてください。
「生産技術として、工場の無人化を目標にしています。これは、他社さんもできていないことです。それをいち早くやりたいと思っております。今は、数百名の作業員の方に車体工場で働いていただいています。
溶接では、自動化が進んでいますが、部品をセットすることやボディにドアを取り付けて調整するのは、まだ人間のノウハウが必要です。そこも今はどんどん開発を進めていますので、自動化できるようにしていきたいと思っております。
今回は、日産自動車の「他のやらぬことを、やる」というDNAを受け継ぎ、品質の向上と工場の無人化をめざす社員を紹介しました。今後もさまざまな社員の素顔を掘り下げていくのでお楽しみに!
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