日本道路グループでは、全国の拠点で年間300件を超える社会貢献活動を行っています。今回はその中の一つ、「熊野古道の道普請」についてご紹介します。
ーー熊野古道とは?
熊野古道は、和歌山・三重・奈良の山深い地域に広がる、日本を代表する歴史ある「道」です。平安時代から多くの人が熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)をめざして歩いた参詣道で、日本ならではの信仰文化と自然が色濃く残っています。2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録され、今も国内外から多くの人が訪れています。
ーー道普請(みちぶしん)とは?
道普請とは、地域の人々が力を合わせて道を整備・補修する、日本に古くからある活動です。
熊野古道は、道の大部分が山の中の自然道であり、 道の景観や安全性を守り続けるために、人の手による定期的な道の修復(道普請)が必要とされています。
日本道路は、世界遺産・熊野古道で和歌山県が行っている保全活動プログラムに2018年から参加しています。
土のう袋に分けて入れた土を施工場所まで運び、土を敷いて平らにし、締め固めるという作業をすべて人力で行う道普請は、道路舗装会社である当社にとって「道づくりの原点」に立ち返ることのできる貴重な体験です。
熊野古道の価値は、遥か古の時代からたくさんの人々によって修復が行われ、守られてきた歴史があってこそのもの。私たちは普段、当社の事業である「道」の建設や修復を通して、人やモノをつないでいますが、この熊野古道・道普請においては、先人から引き継いだ価値を次の世代につなぐ役割も担っています。これまで千年以上変わらずに歩かれてきた道を、千年後も同じ道・同じ風景が見られるようにするために、「道づくりのプロ」として今後も継続して取り組んでまいります。
