エンジニア100名参加の大規模開発プロジェクトのチームリーダーを担当
製造ソリューション事業部で、主に住宅メーカー向けのシステム開発案件を担当しています。現在は、大手住宅メーカー向けに、施工現場をリモートで管理できるアプリケーションをつくるプロジェクトに主任として参画しています。施工現場を管理するスタッフの生産性向上を目的とした大規模なDXプロジェクトです。
当該アプリには、施工現場に設置したカメラで進捗を確認したり、現場の職人さんたちのスケジュール管理をしたりする機能を搭載。ほかにも、安全管理として、AIの画像検知機能を用いてヘルメットやハーネスの着用をチェックすることも可能にしました。複数案件を管理するスタッフが直接現場に行かずとも安心・安全な現場管理をすることができる機能を開発しています。
今回のシステム開発全体では、10以上のチームが同時で動いており、トータルのメンバーは100名を超えます。インフラ運用、基盤系という具合にチームが分かれていて、私は業務アプリ制作の3チームをリーダーとして統括しています。私の役割は、全体の工程管理、3チームのスケジュールやタスク管理など多岐にわたります。開発メンバーにはNECの社員も参画しており、一緒に進めるメンバーとしてお互いに刺激を与え合いながら進めています。
アプリ開発は、オフショア(海外)のメンバーと一緒に進めています。私が担当するチームは、日本側が8名、オフショア開発のベトナム人メンバーが10名の計18名。現在はベトナムチームと毎日打ち合わせを行うようにして、悩みごとがあれば、気軽に質問してもらう環境をつくっています。あとは、どんなに忙しくても余裕を見せておくように心がけています。日本側のメンバーも新卒2〜4年目が中心なので、彼ら、彼女らの育成も自分の大切なミッションだと考えています。
実際に、住宅メーカー担当のチームで勉強会を隔週で実施していて、講師はメンバー持ち回り。開発プロセスの話だったり、プロジェクト管理の手法だったり内容はさまざまです。お客様向けのプレゼンテーションの練習も含めて、若手にも講師をしてもらいます。お客様はシステム部門ではなくユーザ部門の所属なので、システムの専門用語をわかりやすく噛み砕いて説明することが求められます。
若手にとっては勉強会での学びも大事ですが、実践の中で学ぶことも多いはず。なにかミッションを与えて、まずは挑戦してもらうことを意識しています。
アジャイル開発のスキルで社内における自分の役割を獲得
私は2015年に、NECソリューションイノベータに新卒で入社しました。もともと大学で情報系の学部を専攻していたこともあり、就職活動では主にIT系のエンジニア職の求人に応募していました。その中でNECソリューションイノベータに出会い、面接に進む中で、面接官の人当たりの良さに好感を覚えました。この先輩たちの元でならスキル的にも人間的にも成長できそうだと感じました。
当社に惹かれたもうひとつの理由は、NECグループという安心感。SE(システムエンジニア)は激務という印象がありましたが、完全週休2日で、メリハリをつけて働ける話などを先輩社員から聞けたのも安心材料になり、理想的なワークライフバランスを実現できそうだなと思ったことが入社の決め手になりました。
入社後はリテールソリューション事業部に配属となり、店舗システム対応の業務を担当しました。具体的には、ドラッグストアの店舗に設置したPOSシステムの開発です。
ドラッグストアや書店を対象に、この店舗対応の仕事を4〜5年続けた後、インドでの開発プロジェクトに参画することになります。ここで「アジャイル開発」を本格的に経験。日本側は5名のチームを組んで、インド側のエンジニアと一緒にタブレット端末を使った決済システムの機能の開発を進めました。
コミュニケーションは基本英語を活用。それまでのプロジェクトでは、開発は外部パートナーに任せていたので、英語を使ってプログラミングをするというチャレンジングな環境でしたね。日々の変化が大きく、ついていくのが大変でしたが、ここで踏ん張れば絶対に将来プラスになると思って任務をやり遂げました。
長期の海外出張を経験して、何が起こっても慌てず臨機応変に対応できる度胸のようなものが身についた気がします。インドに限らず、海外のスタッフは価値観も文化も異なります。そこで、想定外の要望が出ても焦らず柔軟に対応できるようになり、今のプロジェクトでもいきています。
また、海外で本場の「アジャイル開発」を学べたのも大きいですね。この経験のおかげで、社内的にも「アジャイル要員」として見てもらうことができ、現在ではアジャイル関連の相談を受けることが増えています。社内における自分の役割を獲得できた手応えを感じました。
積極的に手を挙げれば、希望する案件に携われる会社だと実感
インドから帰国後は、当社で開発していた既存のPOSシステム関連のアプリをリニューアルするプロジェクトに配属になり、既存のシステム側の保守や開発に約2年間携わりました。その後、2022年に現在の製造ソリューション事業部に異動になり、主任として後輩の育成も任されるようになりました。
異動後は、まず社内システムの開発を半年くらい担当。これもアジャイル開発だったので、積極的に引き受けました。その後、現在の住宅メーカー向けの開発プロジェクトに参画しました。
住宅メーカーの案件は今まで経験したことのない大規模プロジェクトだったので、「ぜひ経験しておきたい」と思って、自ら参画を希望。実際、100名近くが関わるプロジェクトにチームリーダーとして携わるのは、苦労の連続でした。まず、住宅の専門用語の知識がゼロに近かったので、それを覚えるところからスタートで……。また、今回のプロジェクトが可能な限りソースコードを書かない「ローコード開発」の案件だったので、こちらもほとんど経験がなく、同僚やクライアントにも聞きながら、ゼロから勉強を進めました。
また、グローバルチームをまとめる本格的なプロジェクト管理を担当するのも実は初めてでした。インド出張時代にシステムの品質管理などはしていましたが、自分がチーム全体を統括したことはなかったので、当時の先輩の偉大さを痛感しながらも、乗り越えた先の自分を想像しながら全力で取り組んでいます。
これまでを振り返って思うのは、積極的に手を挙げれば、希望する案件に携われる可能性が大きい会社だということ。自分の成長につながる環境だと感じています。
全社的なアジャイル案件の受注強化を主導できる存在になりたい
今後は、自分が主導する形でアジャイル開発の案件を増やしていきたいです。当社はまだまだウォーターフォール型が多いので、後輩たちには「アジャイルという方法もあるよ」ということを伝えていきたいですね。いずれアジャイル開発の社内勉強会の開催も視野に入れています。
また、オフショア開発の活用を含めた海外案件にも挑戦したいと思っています。インドは一度現地を経験しているので、当社の支社がある中国やベトナムでも活躍できるようになりたいです。海外スタッフとしっかりコミュニケーションを取って、開発プロジェクトを進めるスキルは、今後ニーズが高まるのは間違いありません。そのため、全社的なタスクフォースにも携わり、海外案件を増やす取り組みにも尽力しています。
海外と日本の現場を見て来た経験を強みに、当社のアジャイル開発のスキルを進化させるような取り組みにも挑戦したいですね。
また、今回の住宅メーカーのプロジェクトで使っている「ローコード」の開発環境にも注目しています。今後フルスクラッチの開発案件は少なくなると思うので、この機会にローコードの開発プロジェクトもしっかりマネジメントできるようになりたいです。
あらゆる案件を管理できるPM(プロジェクトマネージャー)をめざす上で、実際に参考にしている人もいます。今回のプロジェクトではNECのメンバーと協力しながら進めており、自分よりも年下ですが開発スキルはもちろんのことプロジェクト管理も上手なメンバーと仕事ができています。お客様からの信頼も厚く、こんなマネージャーをめざそうと思いながら一緒にプロジェクトを進める日々。たくさんのことを吸収しながら、さらなる成長を掲げて挑戦していきたいと思っています。
※ 記載内容は2023年11月時点のものです

