NECのものづくり改革プロセスを展開し、「Fit to Standard」で業務
Y.YとM.Yが所属するのは、製造ソリューション事業部門 第一製造ソリューション統括部。取り扱う「IFS Cloud」は、データドリブンによる現状把握や迅速な意思決定、収益アップへの取り組みを支えるグローバルERP(Enterprise Resource Planning)です。
世界中の企業が活用する“ものづくりDX”の要となるシステムですが、システムの導入だけにとどまらないお客さまへの貢献が第一製造ソリューション統括部のミッションです。
Y.Y:私たちが取り組むのは、お客さまの業務に新しい価値を生み出すこと。製造業には、大量生産から個別生産までさまざまな形態があり、それぞれに業務プロセスが異なります。長年にわたりNECグループが培ってきた、ものづくり改革のプロセスやシステムの導入方法をお客さまに展開し、業務改善にもしっかりと踏み込みながら製造業のお客さまに貢献することをめざしています。
IFS Cloudの導入支援においてNECソリューションイノベータが重視しているのは「Fit to Standard」。パッケージシステムが持つ標準機能に合わせて業務プロセスを変革するFit To Standard型導入を基本方針としていて、現在2人が担当する宇宙事業や航空事業を展開する企業のプロジェクトも同様です。
Y.Y:私は全体のプロジェクトリーダーを務めています。宇宙事業や航空事業は個別生産が必要な分野が多い一方で、量産部品も扱うため複雑ですが、現在はお客さまの業務の骨格に対してIFS Cloudが適合するかどうかを評価していただくフェーズに入っています。
M.Y:私は、購買領域のリーダーを任されています。お客さまの購買業務において必ず押さえなければいけない評価ポイントを想定し、そのポイントに対してIFS Cloudの運用を構築していくことが私のチームの役割。購買部門のマネジメント層の方と毎週のようにミーティングを実施し、デモンストレーションをしながらIFS Cloudと業務シナリオをフィットさせることに取り組んでいます。
業務テンプレートからチャットボットまで。高い品質を保つための下地があることが強み
「Fit to Standard」で導入支援をする理由を、Y.Yはこう説明します。
Y.Y:従来のパッケージビジネスは、標準機能では足りない機能を追加で開発するアドオン開発を多用することが多かったのですが、その方法だとバージョンアップの際のコストやプロジェクトの納期遅延といったリスクが生じます。そのため、私たちはお客さまの業務をIFS Cloudの標準機能に合わせていただく方法をとっています。
業務改善にまで踏み込んで支援することができるのは、NECソリューションイノベータの親会社であるNECが自らのものづくりでIFS Cloudを活用してきたユーザーであり、長きにわたり販売パートナーとして共に歩んできたから。その実績こそ、IFS Cloud導入支援における自社の強みだとY.Yは続けます。
Y.Y:当社には、自社での活用事例はもちろんのこと、膨大な導入ノウハウが蓄積されています。その業務フローやドキュメントが標準化されているため、新しく入ったメンバーでも使えるツールがたくさんあるのです。
さらに、業務テンプレートや導入事例を学習させたAIチャットボットも活用できます。個人のスキルに頼ることなく、一定の品質を保つための下地ができているのです。
それに加えて、当社には能力の高いメンバーが数多く在籍しています。個人スキルに頼らない下地の上に個人の能力がプラスされることが、当社の強みだと感じています。
2025年秋に入社したばかりのM.Yは、この環境が入社を決めた理由の一つだと言います。
M.Y:前職では、別のパッケージシステムの導入コンサルティングをしていたのですが、ノウハウが標準化されていなかったため、お客さまへの提案の仕方などは各コンサルタントに委ねられていました。
そのため、経験が浅い分野の場合は事前準備に膨大な時間がかかってしまったり、進め方の方針が案件によって大きく変わってしまったりすることに悩んでいたんです。しかし、NECソリューションイノベータではそういった悩みがありません。
もともと「今の自分の市場価値を知りたい」という軽い気持ちから始めた転職活動でしたが、この環境で大きな案件に挑戦できることと、選考課程で出会った人たちの雰囲気に惹かれ、「ここなら理想のコンサルタントをめざせる」と入社を決めました。
スキルを磨く時間を増やせるから、早期の抜擢でも前向きにチャレンジできる
高品質を保つ下地が整っているからこそ、キャリア入社のメンバーがすぐに活躍できることもNECソリューションイノベータの強みの一つ。入社間もなく購買領域のリーダーに抜擢されたM.Yは、実際に豊富なナレッジやAIチャットボットがあるおかげでスムーズに仕事を進められていると話します。
M.Y:IFS Cloudにはあまり触れてこなかったので、「リーダーを任せる」と言われた時は正直驚きましたし、「どうやって進めていこうか」と不安になりました。でも、さまざまなノウハウが標準化されているおかげで前向きにチャレンジできています。
たとえば、以前は時間がかかってしまっていたアジェンダの作成も、今は参考にできる事例があるので効率的に進めることができます。
また、AIチャットボットには問題解決に役立つコツやヒントも詰まっているんです。購買業務であれば、サプライヤーの選定から見積り、発注、納品までの流れの中で必要となる「仮単価の場合の考え方」「下請法への対応」なども確認できます。標準化されたノウハウを自分の知識として活用できることで、クオリティの高さとスピードを両立できることを実感しています。
Y.Y:M.Yとは採用の段階から話をさせてもらい、仕事へのモチベーションが高く、ポジティブに物事を捉えられる人だと感じました。「彼ならやってくれるだろう」と思いリーダーをお願いしたのですが、実際にとても前向きに取り組んでくれています。
M.Y:ありがとうございます。前職で悩んだ経験があるからこそ、これだけ資料や事例がそろっている環境なら安心して挑戦できると思えました。入社時のリスキル教育でIFS Cloudの基本的な知識を吸収できたことも、自分で調べる時間を省き、本質的なスキルを磨く時間に充てることにつながりました。
大手企業ならではの独自ルールのキャッチアップなど苦労した部分もありますが、これだけ大規模なプロジェクトに携われること、そしてキャリア入社のメンバーであっても早期にチャンスをもらえる環境にやりがいを感じています。
体系的に学べる育成制度を活用し、上流工程から携わるコンサルタントをめざしたい
もちろん、新たなメンバーが早期に活躍できるだけではなく、成長のための制度も整備されています。
Y.Y:リスキル教育に加え、ソリューションコンサルタント育成制度を設けています。これは、NECのものづくりに対する考え方をはじめ、適応企画書の読み方・考え方の講習やお客さまへの提案の模擬演習などを経て、SランクからDランクまでの認定を受けるもの。Dはメンバー、Bはリーダー、Aは仕様統括、Sはコンサルタントと協業して構想企画から担当できるレベルです。
M.Yにもぜひ次のステップをめざしてもらい、第一製造ソリューション統括部の根幹を担う存在になってもらいたいと思っています。
さらに、Y.YはM.Yへの期待を込めて続けます。
Y.Y:育成のサイクルをさらに上げたいと思っているんです。IFS事業はNECグループの中でも成長領域と期待されていて、実際に拡大を続けています。ビジネススピードを考えると、現状の育成サイクルではまだまだ追いつきません。M.Yのような新たに加わったメンバーに、現場で困ったことや改善すべき点をフィードバックしてもらい、教育カリキュラムに反映させながら、今以上に早期に成長できる体制を整えたいと思っています。
M.Y:私自身、今回リーダーに挑戦させてもらった経験をきちんとキャリアップにつなげられるように、自分の仕事を分析する必要があると考えています。成功した部分は再現性のあるエビデンスを残し、うまくいかなかった部分は原因を解明する。その中で教育カリキュラムの改善につながることがあれば、フィードバックしていきたいと思います。
NECソリューションイノベータの環境を活かし、しっかりとこれからのキャリアを見据えながら着実に成長しているM.Y。自身の成長プランを、こう描いています。
M.Y:まずは今のプロジェクトをしっかり成功させることを目標にしながら、今後は会計をはじめ、購買以外の領域も体系的に学んでいきたいと思っています。
そして、最終的には構想企画から携わり、業務プロセスの骨格を作り上げられるようになりたいんです。製造業の現場にはさまざまな業務がありますから、吸収できるものはすべて吸収し、幅広く対応できるコンサルタントをめざしたいですね。
※ 記載内容は2026年3月時点のものです
