ミッションはヘルスケア領域の新事業創出
私は、NECソリューションイノベータ株式会社から、兼務先のNEC(日本電気株式会社)の社会公共BU(ビジネスユニット)という事業部に所属し、社会公共向けの新事業創出をミッションに仕事に取り組んでいます。2023年3月現在は、NECソリューションイノベータ株式会社の沖縄支社を拠点に、東京拠点のNECメンバーと共に、前例のない製品やサービスの立ち上げに携っています。
具体的な業務は、ヘルスケア領域の事業がメインです。少子高齢化が加速する中で、健康寿命、働ける期間を延伸させることが社会課題になっています。一次予防として、NEC社会公共BUでは健康寿命の延伸にどのように貢献できるかを考えており、健康を維持するための取り組みのきっかけ(=一次予防)になるようなサービスを提供するために、ITを駆使して取り組んでいます。
新事業創出グループは50名近くのメンバーがおり、その中で私はプロジェクトを運営・管理するチームに所属しています。
現在、新事業創出のためのPoC(Proof of Concept:概念実証)を使用した自治体様のプロジェクト運営と、リリースされたサービスを使用した自治体様のプロジェクト運営に取り組んでいます。こういう製品・サービスがあればいいのではという仮説を立て、実証用のサービスを開発し、実際に2021年度から1年にわたって自治体でサービスの運用を実施しています。
さらに、同様のヘルスケア領域のサービスの有用性をNEC社内でも実証しようと考え、社内実証という形で、1,000名弱の参加者を募って、実施しています。これらのプロジェクト運営に関わる、スケジュール管理や開発チームとの調整、お客様への対応などをメインに仕事をしています。
2021年8月に、NECソリューションイノベータ株式会社にキャリア採用で入社後からこのプロジェクトに携わっています。入社時すでにプロジェクトはスタートしており、実際にPoCをクライアントの自治体に提供するにあたり、実証のサポートをするタイミングで参画しました。
仕事をする上で大切にしているのは、コミュニケーションです。メンバーやNEC内外の関係者の多いプロジェクトですので、管理する難しさは常に感じています。転職したタイミングがコロナ禍で、会議がオンラインに移行する状況が重なったことも一因です。新事業創出に向けたプロジェクト運営をする難しさに加え、オンラインでメンバーとコミュニケーションを取るという新たな課題もありました。
そこで、基本的に自分から関わりにいくということを決め、入社して1カ月以内に、部内の全員に話しかけることを目標に、当時やっていました。今では沖縄支社の150〜160人の社員であれば、ほとんど気軽に話しかけられるようになりました。
ITの最新技術に関する知識不足を自覚し、転職で新たな環境に飛び込んだ
前職は金融系で、銀行の勘定系システムや情報処理システムの領域を担当していました。そこで、システムエンジニア(以下、SE)の業務に従事していました。
現職に活きていることは、コードレベルでプログラムを書き動かしたことがある、テスト仕様作成から実施までの経験があるという部分だと思います。現職では開発チームと、頻繁にコミュニケーションを取りながら仕事をしていますので、開発側と一定の共通言語を理解した上でプロジェクトを進められるのは、確実にアドバンテージになります。
ただ、前職の金融系システムは旧来のオンプレミス環境(自社サーバでシステムを管理する環境)で、比較的古いプログラミング言語を使っていました。そのため、クラウドや5G通信など最新の技術に関する知識は不足していると自覚しており、今も自主的に知識のアップデートを続けています。
たとえば、入社してからクラウドサービスのMicrosoft AzureやAWS(Amazon Web Service)の資格を取得しました。どちらも、会社の支援で費用を負担してもらいました。特にAWSは、現プロジェクトの開発チームが、これをプラットフォームとしてシステムを構築しているので、必須だと考えました。
前職では、7年にわたって要件定義から開発・テスト・リリースまでの一連業務を担当していました。そのサイクル的な業務かつ、ある意味レガシーな業務内容に将来的な魅力を感じなくなり危機感を覚えました。
そこで、もともと会話しながら仕事を進めるのが好きということもあり、上流工程でお客様と会話できるポジションで仕事ができる環境を求めて転職を決意しました。最終的に、最新の技術を学ぶ環境があること、上流工程から業務に携われること、新事業創出に挑戦するチャンスもあることなどが決め手となり、当社への入社を決めました。
ステップアップにつながる環境、そして優秀な人財の豊富な環境を刺激に成長する日々
当社では、新しいことに挑戦できる豊富な環境が整っています。常にレベルアップして、違うフェーズに進みたいという強い想いがあることから、今の環境に身を置けることにとても感謝しております。
新事業創出という領域で、クラウドなどの最新の技術にも触れながら働ける、さらにヘルスケア事業という新たな分野にも携われるのは本当にやりがいがあります。NECや当社には優秀なメンバーが揃っていて、自分はまだまだ勉強不足だなと感じることも多く、ステップアップのモチベーションにつながっています。
現在は、情報処理技術者試験の「ITストラテジスト試験」と「プロジェクトマネージャ試験」の合格をめざしています。論文形式で試験が作製されていて、読み込むにはコツが必要だと感じています。当社には、解き方や書き方、考え方に関して、しっかりアドバイスしてくれる先輩がいて、頼りになっています。
また日々過ごす中で、周りを見ていろんな方の仕事の仕方を吸収するようにしています。オンラインならではの学びは、チャットやメールによる文面での仕事の仕方です。対面で口頭によるやり取りでは味わえない、文面ならではの依頼や表現方法の難しさを知り、どう相手に自分の意思を伝えるか日々考えながら過ごしております。
ヘルスケア事業に限らず、さまざまな分野の新サービスの開発を
今後の第一目標は、お客様の信頼を得る存在になることです。そのためにもお客様とより密度の高いコミュニケーションを取る必要があります。
たとえば、今回のヘルスケア領域の新事業創出に関して、サービス提供として取り組んでおり、基本的にシステム開発(以下、SI)は実施していません。新しいサービスを製品として、お客様に利用してもらうために新規開発しています。お客様からは、毎日のようにさまざまな要望が上がってきます。前線に立っている私としては、これはSIとして引き受けるべきなのか判断が難しいときも少なくありません。このような難しい調整に対応するためには、現場での経験が必要です。さまざまなシーンでの調整・交渉を通して、お客様から「新里さんに任せれば大丈夫」と評価してもらえるように日々取り組んでおります。
また、新事業創出グループという立場で見ると、具体的に利益を生み出せる事業を自らの手で見つけ出したいという夢も持ってます。この業界において、現状維持は衰退を意味します。その点で、新事業創出の意味は大きいと思っています。
新事業の領域は、ヘルスケア分野だけに限りません。ITサービスが価値を生む市場は無限に広がっていますので、今いる立場を活かして、ヘルスケア以外の事業に関しても自分からどんどん企画を出せるような働きかけをしていきたいと考えています。
変化のスピードが速いIT業界で勝ち抜いていくには、当社のNECグループの強みを活かしながらスピーディーに時代が求めるサービスを提供していく必要があります。革新的なITサービスをお客様に提供するために、少しでも貢献できればと思います。

