やり方をイチから考え、提案、相談。オープンなチームで進めるセールスサポート。
「NEC Smart Connectivity IDコネクトサービス」は、複数のWebサービス間のSSO(シングルサインオン)機能を提供し、いわゆるID統合を実現できるクラウドサービスです。Webサービスの利用者様が使い慣れたIDを統合IDとして使用することができ、各利用者様の同意のもとに、サービス間で顧客データ(個人毎の属性、購買履歴等)を連携できることが強みです。 また、同サービスは、Webサービスの利用者様と事業者様双方に価値を提供します。
Webサービスの利用者様に対しては、サービス毎にID/PWを使い分ける必要がなくなることによる利便性向上を実現します。一方で、Webサービスを提供する事業者様に対しては、サービス毎に独立して管理されていた顧客データを、単一のID/PWに紐づけることで、サービス横断的に収集・利活用する手段を提供します。これにより、利用者一人ひとりのニーズに沿ったサービス提供や、新サービスの創出につながり、各事業者様のブランド価値の向上やアップセル・クロスセルの拡大に寄与します。
私はこのIDコネクトサービスのセールスサポートチームでお仕事をさせていただいています(2023年2月取材当時)。楽に、多くの受注を獲得することを目的とした、各種施策の遂行がミッションです。具体的には、セールスツールの整備や、過去の受注案件についての事例資料作成(社外向けのイベントで使っていただくこともあります)、失注してしまった案件から教訓を得るための敗因分析などを実施しています。
セールスサポートの業務には、いい意味で、絶対的なプロセスやノウハウというものがありません。決まったルーティンを淡々とこなすわけではないので、目的に沿った施策の進め方を自分の頭で考えてチーム内に提案、相談しながら進めていけるところに楽しさとやりがいを感じており、逆にそこが苦労する点でもあります。自分なりに考え手を動かし、アウトプットした結果を関係者のみなさんに褒めていただけたときがとても嬉しいです。
NECメンバーが主体のチームに支援として参画させていただいている形ですが、変に委縮したりせずに、伸び伸びやらせていただいています。育児との兼ね合いで、日々時間の制約が大きい中ではありますが、その点についても温かくご理解・ご協力をいただけているので、非常にありがたいと思っています。仕事に充てられる時間そのものは他のみなさんに比べると少ないですが、時間当たりのアウトプットの量・質ともに誰にも負けない気持ちで日々仕事に取り組んでいます。
「まずはやってみる」を歓迎してもらえる環境で、さまざまな業務を経験。
2013年に新卒で入社した当初は大手通信キャリア事業者様向けのWebシステムの開発プロジェクトに参画し、主に運用保守関連の業務に携わっていました。
大学時代は法学部で政治学を専攻していました。実は、「SEになりたい」という強い意志を持って就職活動に臨んでいたわけではなく、IT業界以外にもさまざまな業種の選考に参加していました。「世の中的に名の知れた、安定した会社に入りたい」という決して褒められたものではない軸で、就職活動をしていました(笑)。
NECソリューションイノベータに入社する決め手となったのは、選考の中でお会いした若手先輩社員のみなさんや、面接官としてお話しを聞いてくださった管理職や幹部のみなさんの人柄ですね。本当にそれだけで入社を決めました。他社では圧迫めいた面接を受けたこともありましたが、当社では穏やかな雰囲気で対話する中で選考が進み、私自身の強みを面接の中で見出し・評価してもらえたことを覚えています。
私はこれと言って大学時代に注力したことも、成果を挙げたこともなかったのですが、勉強・アルバイト・遊び……。等々をわりとバランスよくこなしており、大学での成績は上位に位置していました。自分ではそれをアピールポイントとは思っておらず、面接の中でアピールはしなかったのですが、「これだけの成績で大学を卒業できるのはすごいね」と当社の最終面接で幹部社員の方が褒めてくださいました。他社の選考では大学時代の成績について触れられることはほとんどなかったので驚きましたが、「社員の強みを見出して、評価してもらえる会社なのかな」とこのときに感じ、入社を即決しました。
実際に入社してみた後も、選考の中で抱いたイメージとのギャップは少なく、周囲は穏やかな先輩方ばかりで、PC操作もまともにできない、メールも書けない、電話も取れない私に対して温かく指導してくださいました。入社当時参画していたプロジェクトにはNECソリューションイノベータのメンバだけでなく、NECの方やパートナー会社の方もいらっしゃいましたが、みなさんに可愛がっていただき、前向きに仕事を覚えていくことができました。選考の際に見出してくださった強みを生かして文系卒からのスタートでも着実にITスキルを身につけるべく、資格取得やその他の自己研鑽にも積極的に取り組んできました。
私がこれまで所属してきた組織に共通するのは、トライ&エラーを許容し、「まずはやってみる」ことを歓迎してもらえることですね。そのような環境も恵まれ、育休・産休から復帰した後に、「新しい仕事に挑戦してみたい」と、当時の上司に直談判し、営業統括本部との兼務を経験することもできました。
営業統括本部では、当社独自の新規事業開発に携わり、マーケティングに関する仕事もさせていただきました。新規事業開発という、ゼロから考えてビジネスを作っていくという業務の特性ゆえでもありますが、やはりそこでも、「できない言い訳を考えずにまずはやってみる。ダメだったらそのときまた考えればいい」というマインドで仕事をすることを高く評価していただけました。
当時は時短勤務だったということもあり、プロジェクトとの兼務で苦労した部分もありましたが、約3年間、営業統括本部で培った経験や人脈は大きな財産になりました。当時の経験があるからこそ、現在のセールスサポート業務をスムーズに進められている部分も少なからずあると感じています。
産休・育休、時短勤務を経て、より仕事に前向きになれた。
私は出産を経て、子どもが生後10カ月のときに時短勤務で職場に復帰しました。テレワークメインで仕事ができるようになったため、2022年の7月にフルタイム勤務に変更しています。どれだけ周囲の協力や理解が得られたとしても、育児と仕事の両立は本当に大変です。私の子はもうすぐ6歳になりますが、「ラクになった」とは未だに感じないですね……。
毎日バタバタなのは現在進行形ですが、育児都合での時間制約がある中で仕事をするようになったことで、日々のタスクの優先度付けや、各タスクにかかる時間の見込み等はかなり正確にできるようになりました。それから当たり前ですが、一緒に仕事をしてくれるメンバへの感謝と、こまめな報連相ですね。とくに家庭の状況は外から見えづらいこともあるので、子どもの体調不良等で急に抜けたりする場合の状況共有は、とくに素早く実施するように心がけています。
それから、昔よりも一緒に仕事をしてくれる方に気を配れるようになったかなとも思います。育児って思い通りいかないときが大半で、理不尽なこともたくさん起きるので……。その経験からか、他者の悩みとか苦しみに共感して、自分がフォローできるところはさせてほしいと声をかけ、実際に行動に移せるようにもなりました。
「一緒に仕事をすると楽しい」「仕事ぶりには安心感がある」等々、周囲のみなさんが私をたくさん褒めてくださるので、あまり調子に乗らないようにしないといけないですが(笑)。「一緒に仕事がしたい」と多くの方に言っていただけるように、これからも周囲への感謝と思いやりを忘れずに、キャリアを拓いていきたいと思います。
多くの人を巻き込み、楽しみながら前進できる組織をつくりたい。
威張って言うことでもないですが、私はまだ、「NECソリューションイノベータでこの道を極めたい!」といったような、めざす姿が見えていなくて。恥ずかしながら、技術的に何か尖ったスキルを持っているわけでもないので、周囲に対して気後れすることも正直あります。技術のプロを多数擁するNECソリューションイノベータにいる以上、そこはしっかりと勉強を続け、社員として恥ずかしくないレベルをキープする覚悟でいます。 「多くの人を巻き込み、楽しく責任感を持って仕事を前に進めていけること」
ふわっとしていますが、今の私の強みってこんなところなのかなぁと。この強みを生かしつつ、将来的にはチームをマネジメントできる立場になりたいと考えます。
どんな状況でも「まずはやってみる」マインドで仕事を楽しみ、チームとして成果を出せる組織を作りたいですね。