大手自動車部品メーカー向けシステム導入と基幹システム刷新の提案活動に従事
2023年1月現在、私は東海支社の第一グループ 第三製造プロセスグループに籍を置いています。
第三製造プロセスグループには課長職にあたるプロフェッショナルを中心とする複数のグループが存在しています。当グループではプロフェッショナルがひとつの課のような役割を担いながら活動しています。
当グループのミッションは、自動車部品業界のお客様に関わる案件をさらに開拓すること。中でも私が所属しているグループには5人のメンバーが在籍していて、現在は主任という立場で主にふたつの仕事を担当しています。
ひとつは、大手自動車部品メーカー様へのシステムの導入。もうひとつは別の大手自動車部品メーカー様に対して、基幹システムを刷新するための提案活動です。システム導入は若いふたりのメンバーと、提案活動のほうは、部長や事業部長クラスの方々とともに業務を進めています。職位の高い方々と仕事をするのは初めてのことなので、これまでよりも高い視座が身につくなど、勉強になることが多いですね。また、以前から、自分が提案して案件を獲得し、プロジェクトも自分が主体になって回していきたいと思っていたので、やりがいを感じながら仕事に取り組むことができています。
一貫して自動車部品業界のお客様を担当し、上流から下流まであらゆる工程を経験
地元・静岡の大学を卒業後、新卒でNECソリューションイノベータに入社しました。実は当時あまり就職活動をすること自体にそこまで前向きではなかったのですが、IT企業やベンチャーなど、近場で働くことができる会社を数社受けた中から当社を選択。当時からすでに大きな会社で、さまざまな事業を幅広く手がけていたことから、自分の今後のキャリアを見据え、経験できる仕事の選択肢が多いことが決め手になりました。
私の入社は2014年。当時はまだ統合前で、NECソフトという社名でした。静岡出身ということで静岡支社(現・東海支社)に配属され、最初に担当したのも今と同じ製造業のお客様。入社して1年ほどは、購買や原価、設計領域の業務など幅広く手がけながら、概要知識を身につけていきました。
そのうち、自動車メーカー様を主に担当している部署から声がかかり、浜松センターに異動。着任と同時に、浜松市に拠点のある自動車メーカー様の購買システムを構築するプロジェクトにアサインされました。当時の私のポジションは、チームリーダー。当時まだ3年目でしたが、その後約2年半にわたってお客様先に常駐し、システムの上流から下流まですべての工程を担当する機会に恵まれました。またこのとき初めて、他の事業部やオフショア、つまり海外のビジネスパートナーさんと協業しながらプロジェクトを進める経験をしています。
2019年には名古屋の拠点へと異動。今度は名古屋市に拠点を置く自動車部品メーカー様を担当することになり、生産計画システムを更新するプロジェクトに参加しました。当時、生産計画の領域に携わるのは初めてのことでしたが、プロジェクトリーダーを任され、浜松でお付き合いのあった企業を含め、最大で10名ほどのビジネスパートナーさんと協力しながらプロジェクトを推進し、無事に完遂することができました。その後、同メーカー様への提案活動にも参画。2021年まで、次期のシステムを構築する案件で生産計画の領域を担当していました。
今取り組んでいる仕事もそうですが、当社には、自分が進みたい方向を明確に示せば、意見を汲んでくれる風土があります。もちろん責任はともないますが、挑戦するチャンスが与えられるという点では、入社前に期待していた通りだと感じています。
一貫して大切にしてきたのは、“お客様第一”の精神
名古屋への異動の背景には、浜松での私の仕事ぶりを、私の知らないところで上司が伝えてくれたことによるものと、後から知りました。というのも、浜松センターで関わっていたプロジェクトは規模が大きかったこともあり、苦労する場面がとても多くて。プロジェクトを成功させる目的で、「もっとこうすべきだ」「こう進めたほうがいいんじゃないか」とひたすら上司にも意見し続けていたんです。自動車メーカーを担当する部署の部長に意見を直訴したこともあったので、「浜松にうるさいやつがいる」という話が人づてに広まり、大きなプロジェクトが始まるのに合わせて、「名古屋に行ってその性質を存分に活かせ」と声をかけてもらうに至ったようです。
当時、浜松での仕事を経験した後、将来のキャリアを見つめ直す中で、人脈や仕事の進め方の面で、さらに手札を増やしたいと考えていました。個人的には東京に行きたいと当初は希望を出してもいましたが、自動車産業のメッカでもある東海エリアにマーケットを広げたいという会社の思惑とあわせ、最終的に名古屋にいくことで落ち着きました。ありがたいことに、名古屋では期待をもって迎えられ、大きな権限を与えられました。リーダーとして自分のやりたいようにプロジェクトを推進することができたと思っています。
私が仕事と向き合う上で心がけているのは、“お客様第一”の精神。「お客様のためにならないことは絶対にやりたくないですし、逆に、お客様のためになることならどんなことでもやる」という価値観を大切にしてきました。ですから、その大前提に合わないことを言われると、相手が誰であっても反論してしまうんですよね。かつて、お客様上層部の方に対して意見したことすらありました。
大きな会社であれば、もちろん社内外でさまざまな人の動き方がありますし、常に意見を交わすことにもなるわけですが、私は一貫してお客様のほうだけを見ながら仕事をしてきました。そうやって己の道をひた走ってきましたが、お客様から「なんならうちの社内のシステム部門よりも、うちの業務や会社の将来のことを考えてくれるね」と言葉をかけてもらえたこともあるなど、環境にはとても恵まれていると感じています。本来であれば、自分のような存在はサラリーマンにはあまり向いていないのかもしれませんが、そうやって積極的にチャンスを与えてくれるNECソリューションイノベータという会社の懐の大きさにも感謝したいですね。
人間力を武器に、SEとして、プロジェクトマネージャとしてさらなる成長を
プロジェクトマネージャを務めることが多くなってきたこともあり、今後はマネジメントのスキルを上げていきたいです。自分がこれまでやってきた部分を人に任せることになるので、つい手を出したくなってしまうことも多いですが、メンバーの成長を促すためにも、どこまで指導し、どこからは自分で学んでもらうかを正しく見定められるようになることが今の課題です。
また、新しい技術を積極的に勉強しながら、システム導入に取り入れることができたらと思っています。自動化技術によってコーディング量を極限まで減らして高い生産性を実現するLCP(Low-Code Platform)の技術が伸びてきていますし、私自身も2021年に資格を取得しました。こういった新技術についてもお客様に提案しながら、ますます良い環境を整えていければと思います。あとは、もともといろいろな土地へ出向くことが好きなので、将来的には、国内に限らず海外の拠点でも仕事をしてみたいという気持ちもあります。
組織に関して言うと、会社全体として収益構造を変えようという動きがありますが、東海地区はどちらかというと保守的な考え方が根強い印象です。周囲と協力しながら、少しずつ組織内の風土を変えていければと思っています。
この会社に向いているのは、「こういうことにチャレンジしたい」「こういうことを成し遂げたい」という想いがある人かなと思います。能力やスキルは後からついてくるものなので、強い想いを持っているかどうかがまずは重要だと思っています。
また、SEの仕事は人と話すことが多いです。相手の立場になって考えられるかどうか、人としてどう振る舞うかが問われます。私の就職活動時に面接を担当した執行役員の方と入社後もよく話をする機会があり、「社内だけでなく社外でも通用するスキル、中でも人間力を磨け」と教え込まれました。私もその意見にとても共感しています。人間力のある人、少なくともそれを磨きたいと思っている人なら、SEとしてこの会社できっとうまくやっていけるのではないでしょうか。

