健診結果予測シミュレーションの拡販を担当。導入から運用までを一元的にサポート

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共通ソリューション事業部に所属し、自社開発した“健診結果予測シミュレーション”という商材の販売促進、導入支援作業を担当しています。個人の健診データをもとにAIが将来の検査値の推移を予測するサービスで、一般企業や自治体など、現時点で全国20団体以上のお客様にご利用いただいています。

お客様へのアプローチ方法として、新規ユーザ様と既存ユーザ様へのアプローチがあります。新規のお客様からお問い合わせや見積もり依頼をいただくケースでは、ホームページなどを経由してご連絡をいただくことが多いので、外部向けホームページの整備やホームページリード解析に取り組んでいます。また、一般企業、健診機関、自治体などお客様の領域に合わせた紹介資料を用意し、新規開拓にも取り組んでいます。

既存ユーザ様にご紹介するケースでは、当社が扱うさまざまなパッケージを導入いただいてるお客様に対して、健康管理・データ活用のソリューションとして提案を行っています。

経済産業省が従業員の健康管理に積極的に取り組む企業を“健康経営優良法人”として認定していることもあり、市場への注目が集まっているのを感じます。実際、健康経営に取り組む必要性を感じている企業・団体様から連絡いただくことが多いのですが、健診機関からお声かけいただくことも。健診サービスを提供する上で、現在の結果だけでなく将来の予測値までお示しすることで付加価値としていただくことをご検討いただいています。

たとえば、健診を受けて結果が思わしくなかった場合、保健指導を受けることになりますが、その際に健診受診者にこのままの生活を維持したときの将来予測や生活改善アドバイスをデータから示すことで、生活改善を促すのを助けるアイテムとして健診結果予測シミュレーションをお使いいただいています。

現在、販売促進活動を行うチームメンバーは、商材を開発したチームに所属するメンバー2名と、共通ソリューション事業部の2名の計4名です。はじめにそれぞれのお客様ごとに最も適切と思われる使い方を検討しながら紹介用資料・提案資料を作成。その後、実際に提案活動を行い、契約後は、お客様への導入支援としてシステムをお使いいただくまでのさまざまな設定のサポートなどを実施しています。

展示会に出店し、来場者の皆様にデモ画面について説明させていただいたり、使い方を説明させていただいたりすることもあります。

毎日朝会を実施したり、週次で定例会を設けたりと、チームでは情報共有を徹底しています。たとえば、お客様から要望をいただいた際、すぐに内容を共有し、次年度の開発計画に反映させられるなど、開発を担当した部署と連携しながら業務を進められることのメリットは大きいと感じています。

開発を経て会計パッケージの導入支援を担当。仕事の幅を広げようと他職種に挑戦

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父の仕事の関係で、早くから家にパソコンがあり、子どものころからタイピングしたり、チャットやメールをしたりする機会があり、もともとITを身近に感じていました。

大学ではデザイン情報学科に所属。システムを使ってプログラムを構築する授業があり、プログラミングに触れる機会がありました。そこまで深い内容ではありませんでしたが、自分で書いたものが実際に動くのがおもしろいと感じたのを覚えています。

ずっと宮城県に住んでいたこともあり、地元で働きたいと考えていたので、就職活動では宮城県に本社がある会社を中心に見ていました。中でも、NECソリューションイノベータの前身であるNECソフトウェア東北を選んだのは、ITがどんな価値を提供できるのか興味があったからです。就職活動を始めたとき、システムエンジニアの具体的な仕事内容はイメージし辛い部分がありました。企業説明会やOG・OB訪問を進める中で、大きなシステムだけでなく、普段の生活の中で目に触れるところにもNECの製品・サービスが使われていたと気づき、ITがより身近に感じました。地域に寄り添い、ITによって仕事や暮らしを便利にしたいと考えたことが入社の決め手になりました。

スキルがないままエンジニア職として採用されましたが、教育制度が充実していたので不安はありませんでした。3カ月間、学校のようにクラス分けされてさまざまな研修に参加。とくにプログラミングの研修では、グループワークを行う中で詳しい同期に教えてもらいながら、エンジニアの基礎を身につけることができました。

入社してから約5年間、卸売業のお客様向けの販売管理システムの開発を担当した後、本社の共通ソリューション事業部に異動になりました。当時、会計パッケージに大幅な更新がかかるため社内で要員の募集がかかっていたんです。このころには会社が統合して全国規模になっており、地元企業だけでなく幅広くお客様と関わってみたいという気持ちが芽生えていました。入社からずっと同じ部署で同じ言語を使って開発をしていたこともあり、新たな知識を修得するためにも、これまでとは違う業務にチャレンジしてみようと考えました。初めての異動ということで不安はありましたが、まったく知識がない状態で始めることは周囲もわかっていたこと。そこまで気負いなくポジティブな気持ちで移ることができました。

その後、2018年から会計パッケージを扱う部隊に3年弱在籍し、導入支援を担当しました。不整合が起きた際など、問題がある箇所についてだいたいの見当がつくなど、開発の知識があったことが役に立つ場面が多かったと思います。

お客様相手の業務で感じる課題と手応え。周囲の手厚いサポートのもとで成長

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会計パッケージを導入する部隊に入り、お客様と直接お話しする業務が多くなりました。それまでは開発担当として社内での業務が中心。お客様と話すことに慣れていないため、最初のころは緊張してうまくいかないことが多くて。また、お客様にどう話せば伝わるか、お客様が何を聞きたいのかが掴めず苦労しました。

そんな中、助けになったのが周囲からのサポートです。とりわけ、当時自分の上司が付きっきりで指導してくれました。打ち合わせの場に同行して進め方を学んだり、自分が作成したシナリオを見てもらったり、お客様との打ち合わせ前にロープレを実施してもらったり。初めは上司の指示のもとで動くだけでしたが、手厚いフォローのおかげで、少しずつお客様と無理なく話せるようになり、要件定義の打合せや操作説明などもスムーズにできるように。徹底した教育のおかげで、最終的には自分がプロジェクトリーダーとなり、上司がフォローに回るところまで成長できました。

今もお客様とコミュニケーションを取る上での難しさは感じていますが、とくに製品説明の際は、相手にわかりやすいようポイントを押さえながら話すよう意識しています。また、お客様がどこを気にされているか、どこを理解できていないかをきちんと把握することも大切にしている点です。

健康経営に取り組みたいと考えてはいるものの、何をすればいいかわからないというお客様も少なくありません。そのため、どう質問を投げかけるべきか、お客様の関心に寄せてどう会話を運んでいくかが今の課題。お客様ごとに紹介資料を作成するだけでなく、お聞きすることをまとめた質問集や、問い合わせが多いFAQ集をチーム内で整備し、ナレッジの蓄積に努めているところです。

今の業務は担当してまだ日が浅いため、まだこれといった大きな成果はありませんが、以前に会計パッケージの導入を担当していたとき、お客様からとても嬉しい言葉をいただいたことがありました。システムを導入する際、マスタ設定など、お客様のほうでしていただかなければならない作業が多いのですが、設定の方法や使い方をサポートしたことで、「おかげでわかるようになった」「もうひとりでできるようになったよ」と言っていただけて。そのときは大きな達成感がありました。

まだまだ勉強中ですが、お客様とコミュニケーションを密に取りながら信頼関係を構築し、どんなことでも気軽に聞いていただいたり、頼っていただいたりできるような存在になれたらと思っています。 

正解がない中、試行錯誤する毎日。お客様に貢献できることがやりがい

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開発業務には、「こうコードを書くとこうなる」という具合に正解のようなものがありますし、導入作業にも似たところがあります。ところが、現在担当している販売促進のゴールは、お客様に商材を気に入ってもらうこと。正解がないため、チームメンバーで議論やレビューを重ね、紹介資料を頻繁に更新しながら、試行錯誤する毎日です。

そんな中、お客様に商材を提案させていただくときに、お客様が抱える課題をお聞きしたり、質問もたくさんいただいたりしながら、活用方法など導入後の具体的な話につながっていくところが、この仕事の醍醐味。商談の中で関心を引き出せた、健診結果予測シミュレーションに興味を持っていただけたとわかると、お客様に貢献できたと実感できてやりがいを感じます。

私はこれまで業務内容を2回ほど変えていますが、異動先では本当に人に恵まれてきました。アットホームな雰囲気があり、外の部署から来たメンバーに対してとても協力的で、成長を支えてくれる方がすごく多かったと感じています。

やりたい仕事を自分で選び、チャレンジできる仕組みがあるだけでなく、そうやってサポートしてくれる文化が社内に浸透しているところが、この会社の最大の魅力だと思います。

今後の目標は、まずはいま自分に与えられているミッションを達成することです。健診結果予測シミュレーションの魅力をお伝えし、お客様にとって最適なかたちで導入支援できるようますます注力していきたいと思っています。

その上で、ゆくゆくはまた開発業務に携わりたいという気持ちもあります。社内には、若い世代を中心に、さまざまな業務を経験するキャリアを選択している人が少なくありません。ジョブチャレンジ制度が用意されているなど、自由度が高い環境を最大限に活用していきたいですね。

また、社内には出産を経て職場復帰して働いている女性社員も多くいます。現時点ではキャリアアップについて具体的にイメージできていませんが、この会社で定年まで勤め上げるつもりでいるので、出産や子育てなど、これからさまざまなライフイベントを経験していく中で、都度自分の働き方を見直しながら、社内のポジションについても考えていきたいと思っています。