名古屋市消防局のプロジェクトにカスタマイズ開発支援に従事
社会インフラソリューション事業部の消防グループで、現在は名古屋市消防局様のプロジェクトのカスタマイズ開発支援を担当しています。また、それと並行して、以前メインで案件を担当していた郡山地方広域消防組合消防本部様、前橋市消防局様でも、引き続き保守や小口改修対応などの業務を行っています。
2021年度は、消防指令管制パッケージシステムの開発メンバーとして、新機能の設計を担当していましたが、今年からSI部隊に戻り、名古屋市消防局様のプロジェクトに参画しました。消防様との仕様調整などのSI業務は東海支社が中心で行っており、私たちはカスタマイズ開発の支援業務を主に担当しています。
NECグループでは、消防業務をトータルでサポートするシステムを提供しています。火災や救急事案発生時、市民の方からの119番通報を受けて住所を特定し、状況を確認した上で現場の隊員に指示を出し、その後の隊員の現場活動をサポートするシステムです。また、消防業務には現場での活動内容を国に報告する義務があるのですが、そうした業務も含めてサポートできるシステムになっています。
市町村ごとで運用の方法や機能の使い方は異なりますし、地域によって海岸沿い、山間部など、地理的条件もさまざまです。そのため、ベースとなるパッケージをもとに、各消防局様向けに運用方法に沿った機能を提供できるようなカスタマイズを入れてシステムを提供する流れになっています。
入社してすぐのころは、比較的小規模な消防局様を担当しましたが、複数の市町村が合同で形成する広域消防組合様など、年次が高くなるにつれて、比較的規模が大きいお客様も担当させていただいています。
いま携わっている名古屋市消防局様のプロジェクトのチームメンバーは30名以上はいると思います。大規模なプロジェクトということもあり、NECソリューションイノベータの社員だけでなく、パートナー会社の社員さんも数多く携わっています。さらに今後は、中国のソフトウェア開発企業の方々も参加する予定です。
チーム内の私の仕事は、カスタマイズ開発の支援作業で、主に成果物のレビューや管理業務です。
人命救助に関わるシステムに携わりたいとの想いでこの会社へ
学生時代、情報系の大学に通って、情報や化学、遺伝子工学などを学んでいました。先輩たちの就職先のほとんどがIT業界。私もIT関連企業を中心に検討していましたが、そんな中、あるOGが大学を訪問し会社説明をしてくれたことがNECソリューションイノベータに関心を持つきっかけになりました。
その方自身がとても魅力的な方でしたし、社内の風通しが良く、温かい人が多いという話にとても惹かれたのを覚えています。実際、九州支社を訪ねて会社見学させてもらったところ、聞いていたとおりの印象を受けました。
入社の決め手となったのは、人命救助に関わるシステムに携われることでした。私自身、高校生のときに入院した経験があったり、家族が熊本の震災に遭ったりしたことで、いのちの現場を支えるような仕事がしたいとずっと思っていたんです。はじめは医療系のシステムに携わりたいと思っていたのですが、人命救助という点では消防局も同じ。やりたい仕事ができると思って当社に決めました。
入社して6年目を迎えますが、学生当時に抱いていた印象はいまもまったく変わっていません。消防グループには、先輩や上司を含め本当に温かい人ばかりで、悩みを聞いてくれたり、気持ちを汲んでくれたりする方がとても多いんです。ちょっとしたグチを含めて気軽に雑談を交わしたりと、立場に関係なく思ったことを伝えあえるフラットな職場だと思います。
また、グループ内には女性マネージャーがいるほか、結婚して子どもがいる女性の先輩社員もたくさん活躍中で、とても働きやすい環境があると感じています。
絶対にシステムを止めてはいけない。現場で感じた社会インフラ事業に関わる責任の重さ
SIとしてお客様先に入って仕事をすることが少なくないのですが、消防グループの一員として実際に通報を受ける現場に同席させていただいたことで、自分の仕事への向き合い方は大きく変わったと感じています。
現場で作業していると、実際の通報を耳にする機会もあります。中には一刻を争うようなケースも多く、会話の内容から緊迫した様子が伝わってくることも少なくありません。
もし、システムに障害が起こるようなことがあれば、現場へ向かう隊員に対して住所や通報者の状態など必要な情報を提供できなくなり、現場への到着が遅れ、迅速な対応ができなくなってしまいます。お客様先で市民の皆さんの生の声や指令員さんの対応を間近で見聞きするたびに、市民の皆さんの生命と財産を守るためのシステムを提供しているということを再認識し、「絶対にシステムを止めてはいけない」と気持ちを新たにしています。
私が仕事をする上で大切にしているのは、常に“お客様ファースト”であること。たとえば、消防局の方から、「こういうことはできない?」「ここでこういうことができるようにしてほしいけれど、可能?」と要望をいただくことが多いのですが、ひとつでも多く要望をかなえてあげられる方法がないか考えるようにしています。また、障害が発生したときや問い合わせがあったときは、優先してレスポンスするよう心がけています。
これまで複数の案件を経験してきましたが、リーダーとして参画したものもありました。チームのまとめ役としてメンバーと協力しながらシステムリリースに漕ぎ着けられたことで大きな達成感がありました。
遠方のお客様の場合、現地に2、3カ月ほどまとまった期間出張することも少なくないので、体力面で大変さを感じることもありますが、お客様と対面するからこそのやりがいも感じています。たとえば、長くお付き合いのあるお客様から、「ありがとう」と言葉をかけていただいたときの喜びはやっぱり大きいですね。「S.Yさんなら安心だな」と言っていただいたこともありました。そんな言葉を直接お客様からいただけることが、この仕事の醍醐味だと思っています。
SIと開発、両方の管理業務を任されるような存在に
SIとしての業務をこれまでどおりこなしながら、システム開発の管理などの部分でも今後は経験を積んでいきたいと思っています。引き続き消防の領域で、SIリーダーと開発管理、両方の管理業務をできるようになることがいまの目標です。
組織の面では、風通しの良いチームづくりを意識しています。言いたいことを溜め込むのではなく、わからないことがあればすぐに誰かに聞けて、気になることや困ったことがあればなんでも言えるような、そんな環境を意識的につくっていきたいと考えています。
システム開発とはいえ、いわゆるプログラミングのような業務が全てというわけではないので、消防グループには、お客様と共にシステムをつくりあげたいと思えるような人でも向いていると思います。周りの人たちとフランクにコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくのが好きな人と一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

