高い技術力と安定品質をお客様へ──半導体用スパッタリングターゲット販売という仕事
砂山はJX金属の薄膜材料事業部 営業部に所属し、半導体デバイスの製造に使用される「半導体用スパッタリングターゲット」の販売に係る業務に携わっています。JX金属の半導体用スパッタリングターゲットは世界トップシェアを誇ります。
「半導体用のスパッタリングターゲットは、スマートフォンやコンピュータ、家電製品、自動車などの中に入っている半導体デバイス(CPUやメモリ)を作る上で欠かせない、薄膜を形成するための原材料です。お客様が高信頼な半導体デバイスを製造するために、使用材料には高純度かつ厳格な品質の管理と安定性が要求されます。見た目は多くが円盤のような形ですが、長方形や帽子のような形をしたものもあります。
私のグループのミッションは、半導体デバイスの信頼性向上に貢献する半導体用スパッタリングターゲットをお客様に販売・安定供給し、サポートを行うことです」
グループの業務内容は、主に3つあります。
「1つめは、お客様への販売に係る業務です。具体的には、半導体デバイスの量産用にスパッタリングターゲットをリピート購入されるお客様に対し、指定時期までに必要な数量を製造依頼し、準備・納品します。時には短納期での出荷依頼をいただくこともあり、そのような場合は、工場側と相談・調整を重ね、お客様のご要望に最大限にそうように努めます。お客様への “安定供給”は私たちの使命でもあります。
それを実現するために、工場を始めとした社内の関係部門、協力会社の方々と密接に連携し、中長期での原料確保やサプライチェーン強靭化などに取り組んでいます。
2つめは、 お客様へのサポート対応に係る業務です。お客様から製品に対する質問や調査依頼を承った場合、タイムリーなサポートを提供するよう必要な調整を行います。
3つめは、開発部隊と協力しての新素材の動向調査や開発品の提案に係る業務です。お客様は日々、半導体デバイスの性能向上を追求しています。未来の社会を支える次世代の半導体デバイスに必要な材料について、お客様の元へ技術スタッフとともにヒアリングやご紹介に伺うケースも少なくありません」
そんな砂山は、2023年4月より薄膜材料事業部 営業部の副部長として働いています。
「2017年4月から2022年3月まで、台湾日鉱金属の半導体営業部門で現地のマネジメント業務と拡販に携わっていました。2022年4月に辞令が出て帰国した後は、本社にて半導体担当の営業部門の責任者を務めています。
責任者としての役割は、基幹職・半導体営業を擁するグループ全体の取りまとめで、予算策定、戦略立案、労務管理、採用、システム関係、輸出入、各種業務に係る改善推進、工場ほか他部門との連携まで幅広い業務に関わっています。グループ運営に加え、社内外との打ち合わせも多く、難しいこともある反面、大きなやりがいがあります」
責任者として働き始めたころ、砂山は周囲の方々の厚いサポートに感謝したいと強く感じたと言います。
「私自身、日々勉強という状況です。周りの方々の助言と協力のありがたさを日々痛感しています。JX金属には、一人ひとりが主体的に動ける一方、『チームでがんばっていこう』という助け合いの風土があります。
JX金属は100年以上の歴史を持つ企業ですので、もしかすると堅いイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。でも実際は風通しが良く、意見を言いやすい環境です。グループ創業は日立鉱山の開業にまでさかのぼりますが“共に暮らし、共に働く”という鉱山のころの連帯感が、脈々と受け継がれているのかもしれません」
装置、デバイス、材料──半導体に関わり続けて、築いたキャリア
砂山はこれまで3社に勤務し、一貫して半導体に関わる業務に従事してきました。
「半導体の製造装置メーカー、デバイスメーカーの研究開発・技術職を経て2013年、JX金属株式会社に入社しました。前職でキャリアを再考していた時期に偶然、JX金属のキャリア採用がスタートしたため応募した形です。前職でJX金属の材料を使っていたため、存在はよく知っていました」
JX金属に転職を決めた理由は「技術力と人間力の高さ」だったと振り返る砂山。
「サプライヤーとして関わってきたJX金属は、非常に技術力が高く、製品の品質も安定していて、サポート力も高い印象でした。中でも、とくに感じたのは“人間力の高さ”です。
前職の会社にも、JX金属の当時の営業、技術担当者に来てもらうことがよくあったのですが、とても親切で親身になり話を聞いてくれたことを覚えています。開発用の新規評価品も、いつも特急で納品対応をしてくれて開発進捗の大きな助けとなりました。技術力や品質に付随した人間力・サポート力は、自分自身が入社を決意する大きな理由となりました」
JX金属に入社した砂山は、人間力やサポート力を大切にしながら仕事に取り組んでいます。
「お客様に喜んでいただくためには、技術力や品質安定性はもちろん、やはり人間力やサポート力も必要だと考えていますし、そういったものを生み出す源泉となるのは、チームの助け合いや連帯なのだろう、と感じています」
チームの助け合いや連帯の大切さをとくに感じたのは、台湾駐在時代のことでした。
「2017年4月から2022年4月まで、台湾日鉱金属で拡販営業にも従事してきました。台湾では、お客様の工場が台湾内の各地に分散していることに加え、お客様内の業務ローテーションや工場異動なども頻繁で、人の動きが思った以上に多かったのです。
お客様の新工場も続々と増える中、こちら側のチームの営業人数は限られているし、各営業の経験年数も異なるので、より効率的かつ連帯して業務に従事できるように現地営業のリーダーと一緒に考えながら最適化をはかりました。
そのような信念を持ちつつ実際に業務に従事する中で、皆の結束感も自然と高まったように思います。『わからないことは日鉱に聞けば教えてもらえる』とお客様から言葉をいただけたこともありました。
また、チームで働くことでお互いにカバーもしやすくなりますし、交代で休暇をとってリフレッシュしてもらうなどワークライフバランスを整える上でも大切なことだと思っています」
台湾駐在の挑戦と喜び──人間力・サポート力を意識してアワードを獲得
この台湾駐在は、砂山にとって大きな挑戦といえるものでした。
「将来は海外拠点で勤務をしてみたいとの想いはあったのですが、正直なところJX金属での経験も十分とは言えずまだもう少し先かなと思っていたのです。ところが台湾駐在の話をもらい、しかも営業責任者という立場だったので、最初は非常に驚きました。自分に務まるかという不安もありましたし、『会社も無茶をするな』と思った記憶がありますね。
具体的な業務内容は、半導体部門の部門長・営業部門の責任者として15名ほどの台湾人スタッフをマネジメントしつつ、本社・工場と連携して拡販営業を担うというものです」
台湾での営業は、文字通りゼロからのスタートでした。
「駐在まで台湾には仕事でもプライベートでも行ったことはなく、日本との文化の違いを理解するところからのスタートでした。現地をよく知る駐在員の方、台湾人スタッフの皆さんとの対話、さらにはインターネットや書籍などを通じて、台湾とその文化についての知識を得ました」
少しずつ現地についての理解を深めながら、砂山は台湾においてもJX金属ならではの人間力・サポート力を意識した営業を展開しました。
「チームのメンバーと一緒に、お客様に対して真摯に対応するなど、『当たり前のこと』を地道に積み重ねることを心がけていました。その結果、ターゲット品質、営業チームのサポートをお客様から高くご評価いただき、お客様からのアワードを受賞することができたのです。
2年連続でアワードをくださったお客様もいらっしゃいまして、私自身、お客様にお喜びいただけたこと、そしてJX金属に貢献できたことは、大きな喜びとなりました。そして、私を信じて任せてくれ、挑戦の機会を与えてくれたことにも非常に感謝しています」
働きやすさが向上するJX金属。男女分け隔てなく、みなで活躍したい
砂山は、若いメンバーに対して「遠慮なく動くことを期待したい」と語ります。
「相談はもちろん、問題提起や自身の想いを口に出し、主体的に考えて行動を起こしてくれることを期待しています。チームメンバーと一緒に創造をひろげ、新しい価値を生み出していきたいですね」
また、JX金属に少しでも興味を持ったならば気軽にコンタクトをとってほしいとも考えています。
「JX金属にご興味を持っていただいた方、この記事やウェブサイトを見てくださっている方には率直に『ありがとうございます』とお伝えしたいですね。JX金属は高い技術力と安定した品質を実現する総合素材メーカーであると、私自身、身をもって感じています。
BtoBがメインのため、業務が皆様から見えづらい部分もあるかもしれません。工場や本社の見学も可能ですので、気になった方は積極的にコンタクトしていただきたいです。OB、OGがいる大学の方はもちろん、そういった方がいない場合でも、もちろん大歓迎です。映像や写真で見るのと、その場で体感していただくのとでは、印象がかなり違うと思いますから」
加えて、JX金属は近年、働きやすさが向上していると砂山は語ります。
「育児休暇、介護休暇なども柔軟性が高く、働きやすい職場だと感じています。リモートワークができる体制も整っていますし、従業員を尊重する気風があります。ワークライフバランスの取れる環境もJX金属の魅力の一つです。福利厚生、短期の語学留学、研修や自己啓発支援などの制度も充実しています。JX金属に興味を持っていただけたら、ぜひコンタクトをしていただけたらと思います」
※ 記載内容は2023年8月時点のものです
