相談しやすい環境をめざして。指示を出す際は、相手の意見を聞くことを重視
マネージドソリューションサービス事業部 オンサイト運用サービス本部に所属する大野。お客さま先に常駐し、ネットワークの設計や構築に必要な要件の取りまとめを行っています。
「ネットワークの稼働維持業務を、オンサイトでサポートすることが主な業務です。具体的には、お客さまのご要望を整理して資料にまとめ、不明点があれば問い合わせをします。そして精査した要件をベンダーに伝え、全体の進捗を管理しながら円滑な運用を実現することが私の役割です。
ほかにもインシデントが起きた場合に原因を特定する一次切り分けの対応や、各メンバーの労務管理および教育を行うことも重要な業務となります」
大野はプロジェクトリーダーとして、作業の進捗確認などを行う定例会も開催。お客さまとのコミュニケーションを大切にしているため、業務の多くを打ち合わせが占めると話します。
「私たちはお客さまと同じフロアに席を置き、業務に取り組んでいます。そのため対面でお客さまとコミュニケーションを取りながら作業を進めるほうが効率的だと考え、定期的に打ち合わせを行うようにしています」
大野が入社してから今まで担当しているのは、一貫して金融機関のお客さまです。厳格なセキュリティが求められる高度な業務に対応してきました。
「強固なセキュリティ対策は、金融機関に限らずどの企業においても欠かせないものです。そのため特別な業務とは思わず、当然のこととして取り組んできました。
その中で徹底しているのがメンバーへの教育です。セキュリティの重要性についてチーム内で認識の相違がないよう、新しく加わるメンバーにはとくに丁寧に教育を行っています」
メンバーへの教育において大野が心がけているのが、一方的にならないようにすること。そこには、風通しの良い職場をつくりたいという強い想いがあります。
「普段からコミュニケーションが活発で信頼関係が構築できていれば、何か困ったことがあったときにすぐ相談してもらうことができます。メンバーがどういう課題を抱えているのか常に把握できていればサポートもしやすくなり、結果的にチームとしての生産性も向上する。
そう考え、プロジェクトリーダーとして一方的に指示を出すのではなく、相手の意見を聞くことも大切にしています」
初めて担当したプロジェクトリーダー。1人でできることは限られていると実感
大学では建築を学び、卒業後は建築業界に就職した大野。数年後、今まで挑戦したことのない世界に飛び込んでみたいという想いが湧き、一から知識を習得してIT業界に転職しました。
「転職した会社で、日立システムズエンジニアリングサービスの方と一緒に仕事をする機会がありました。高い技術力があり、分からないことがあればその方に聞けばよいという感じで、周囲からとても頼りにされていました。
その様子を見ていたので、私も仕事で迷った時に相談してみることに。すると多忙であるにもかかわらず若手の話にもしっかりと耳を傾け、親身にアドバイスしてくれました。この方と一緒に働きたい、自分もこんなふうに頼られる存在になりたい──そう考え、当社へ転職することを決めました」
憧れる先輩の姿を追い、大野は2005年に入社。金融機関をお客さまとして、オンサイトでネットワークの設計や構築に携わりました。
「入社して7年ほど経験を積んだ後、プロジェクトリーダーを任されることになりました。それまでは困ったことがあれば先輩を頼りにしていましたが、今度は私が頼られる側としてチームの指揮を執らなければなりません。最初は不安でしたが、成長するチャンスだととらえて前向きに取り組みました」
初めて務めたプロジェクトリーダーという役割。その経験を通じて、仕事と向き合う姿勢が変わっていったと振り返ります。
「従来は、自分の担当領域だけ責任を持ってやればいいと考えていました。ところがプロジェクトリーダーになると、メンバーをまとめてチームの総力を発揮しなければなりません。ネットワークの稼働維持においてある程度経験を積んできたとはいえ、私1人の知識や技術だけでできることは限られているのだと思い知りました。
大きな目的を達成するためにも、メンバーが持っているスキルや得意分野、今どういう課題を抱えているかを理解する必要がある──そう考えるようになり、自分が指示するだけでなく、相手の発言を促すコミュニケーションを大切にするようになりました。そしてメンバーに学びながら、一緒に成長できるチームをめざすようになったんです」
難しい状況もチームで乗り越える。メンバーが笑顔で働いている姿を見るのがやりがい
長年にわたり、ネットワークの稼働維持や業務支援に携わってきた大野。積み重ねてきた数多くの経験の中には失敗もありました。
「ネットワークの構築した時のこと。過去に同様の手順で取り組んだ経験があったため、技術的な理解ができていないまま作業を進行してしまいました。自分の持っている知識やスキルを、どこかで過信していたのだと思います。結果的に想定外の事象が起こり、原因を特定するのにもかなり時間を要してしまいました。
その際に身をもって学んだのが、少しでも不明点や疑問点があれば放置せず、それが生じたタイミングで必ず確認することの大切さです。プロジェクトリーダーとして指示を出す場合も、同じことが言えます。自分が疑問を持ったままだとうまく指示を伝えられず、相手も困惑してしまうからです。
細部まで腹落ちして、相手が理解できる言葉で伝えること。メンバーが気持ちよく仕事ができるようにするためにも、それを意識しています」
「自分の仕事はメンバーがいなければ成り立たない」──そう繰り返す大野にとってモチベーションとなっているのが、メンバーが楽しそうに働く姿です。
「時にはタイトなスケジュールで作業をしなければならず、納期に向けて難しい対応を迫られることもあります。そうした状況でも前を向き、笑顔で仕事をしてくれているのを見ると、チームとして一緒に働けることに誇りと喜びを感じます。
そうしてプロジェクトが問題なく完了した際に、お客さまから感謝の言葉をかけていただくこともやりがいにつながっています」
メンバーとともに課題を乗り越えながら成長を重ねている大野。判断に迷うことがあれば、1人で考え込まず周囲にアドバイスを求めると話します。
「メンバーに意見を聞くだけでなく、私より経験が豊富な先輩や上長にも課題を共有してアドバイスをもらっています。そうして周囲に気軽に声をかけられるのは、会社全体として相談しやすい雰囲気があるからこそ。職場環境や仲間に恵まれていると日々感じます」
長く勤続できたのは、相談できる環境があったから。今後は自分が頼られる存在に
2社での経験を経て、日立システムズエンジニアリングサービスに入社して約20年。長く勤続できているのは、周囲の支えがあるおかげだと大野は話します。
「これまで異動も経験しましたし、いろいろなメンバーや上長と仕事をしてきました。働くメンバーが変わっても、いつも変わらなかったのは相談できる環境があるということ。会社全体として困っている人を助けるカルチャーがあるので、孤立していると感じたことが入社してから一度もありません。
課題にぶつかったときに相談できる環境があれば、自分以外の視点からアドバイスをもらえて視野が広がります。約20年が経った今でも、自分にはまだまだ成長できる機会が広がっていると感じますし、私自身も部下の成長を支えていきたいと考えています」
周囲に助けられながら経験を積み、現在はプロジェクトリーダーとして活躍している大野。今後の目標を次のように語ります。
「尊敬できる先輩と出会い、先輩のように周囲から頼られる存在になりたいと考えて入社しましたが、その目標は今も変わっていません。困ったときにいつでも相談でき、的確なアドバイスができる存在でありたいと常に思っています。
一方で、プロジェクトリーダーとして今後力を入れていきたいと考えているのが、横の連携を強化することです。オンサイト運用サービス本部はお客さま先に常駐するため、他のチームの運用状況について知る機会があまりありません。そのためチームを超えて課題やノウハウの共有を行い、組織としてより質の高いソリューションが提供できればと考えています」
組織をさらに強化していくためにも、必要となるのが新しい仲間の力です。大野はコミュニケーション能力を大切にしてほしいと話します。
「仕事は、1人ではできずチームで取り組むものです。何か困ったことがあれば、周囲がいつでも力を貸してくれます。だからこそ不明点や疑問点があったときに、積極的に質問したり相談したりできる。そういう姿勢を持っている方と、仕事を通じて一緒に成長していけるのを楽しみにしています」
※ 記載内容は2024年1月時点のものです

