自社サービスの開発と自治体IT基盤の運用保守。それぞれの現場で支える社会インフラ
──現在担当している具体的な業務内容を教えてください。
野口:私は自社サービスである「物品管理システム」の開発と運用保守を担当しています。具体的には、システムをご利用いただいているお客さまのご要望をヒアリングし、それを要件に起こして、設計、実装、テスト、リリースまでを行うといった一連の業務に携わっています。
平山:私は自治体のお客さま先に常駐し、オンサイトで既存システムの運用保守を行っています。市役所の職員の方が日常的に使用する端末の管理や、ネットワーク環境の運用など、自治体のIT基盤を日々安定稼働させることが主な役割です。
──日々の業務はどのようなチーム体制とスケジュールで進めているのでしょうか?
野口:私の所属するプロジェクトは8名のチーム体制です。毎朝ミーティングで進捗報告を行い、各自の疑問点を確認して解消しています。その後は個人のタスクに集中しますが、設計書のレビューがある場合は会議を入れたり、分からないことがあればチャットや対面でチームメンバーにすぐ相談したりできる環境です。
平山:私の現場では、6名のチーム体制で取り組んでいます。始業後はまず社内業務を済ませてから、お客さまと全体の進捗確認を行っています。日々のタスクはある程度決まっていますが、突発的な依頼があることも少なくありません。チームワークが重要になるため、常にお互いの状況が分かるよう、密にコミュニケーションを取っています。
──業務を進める上で、大切にしていることを教えてください。
野口:私が担当しているシステムは規模が大きいため、とくに大切にしているのは品質の担保です。日立グループとしての厳しい品質基準を順守するべく、自身が実装・コーディングしたものは必ずチーム内外の詳しい先輩・上長に見てもらうほか、最近ではAIを用いた機械的なチェックも導入し、確認体制を強化しています。
平山:私は、能動的に知識を吸収する姿勢を大切にしています。現在常駐している環境では、最新技術に対するお客さまの関心が高く、新しいアプリケーションや製品が次々と導入されています。私たち運用側もお客さまのニーズを先読みして対応できるよう、日々新たな技術や知識を積極的に取り入れています。
教育環境を、自らの成長につなげる。異なるバックグラウンドを持つ2人の入社理由
──学生時代に学んでいたことと、就職活動の軸を教えてください。
野口:大学時代は工学部で情報工学を専攻し、C言語やJavaを使って簡単なシステムを作っていました。チームでシステムを作り上げていくことが好きだったため、就職活動では、システムを通じてお客さまの課題を解決できる仕事を軸にして、社会インフラや自社システムに強みを持つ企業を探しました。
平山:私は法学部出身で、民法や刑法、自治体の街づくりなどを学んでいました。就職活動に取り組む中で、これからの時代はどの業界でもITの知識が必須だと実感したことから、IT業界を志望しました。未経験での挑戦のため研修環境が充実していること、そして社会貢献性の高い大規模システムに携われることの2つを軸にしていました。
──日立システムズエンジニアリングサービスを選んだ最終的な決め手は何でしたか?
野口:研修や資格取得のためのサポートが非常に手厚いと感じたことです。大学での勉強と実務では求められるレベルが異なるため、そのギャップを埋められる教育体制は魅力的でした。
また、日立グループならではの充実した福利厚生や、1年目から24日の年次有給休暇が付与されるなど、ワークライフバランスの取りやすさも決め手になりました。
平山:就職活動の2つの軸を満たす会社だったこと、そして面接で感じた人柄の良さが決め手です。あとは新人を育てることに対する熱量が、非常に高い会社だと感じました。内定段階から事前学習用の教材が提供され、入社前に何をしておくべきかが具体的に示されていたため、エンジニアとしての心構えができて安心でした。
──充実した教育体制がある中、それを生かすためにどのようなことを意識していますか?
野口:IT業界は技術の移り変わりが非常に激しいため、自ら学ぶ姿勢を意識しています。AIなどの最新技術もすぐに古くなってしまう環境において、会社の研修をただ漫然と受けているだけではあっという間に遅れてしまいます。自分の業務に関連する技術は常に能動的に学ぶことで、エンジニアとして成長し続けたいと考えています。
平山:私も同じ思いです。とくに未経験だと覚えることが多いので、主体的に学ぶ必要があります。その姿勢が身についたのが、9カ月間の研修です。チームでシステムを作り上げる開発演習を通じ、「まずは自分で調べ、分からなければ周囲に質問する」という自律的な学習習慣が身につきました。それは現場に出た今でも生かされていると感じます。
実践を通じて磨く、エンジニアとしてのスキル。お客さまの期待に応え続けるために
──入社してから現在までで、とくに印象に残っている業務を教えてください。
野口:物品管理システムの開発において、要件定義から設計、実装、テスト、リリースまでの一連の工程を任せてもらい、それを最後までやり切ったことです。お客さまのご要望をどうシステムに落とし込むかを考え、できることとできないことをお伝えしてご納得いただくプロセスは大変でしたが、納品後に「棚卸しの時間が大幅に短縮され、業務効率化につながった」と感謝の言葉をいただけた時は、大きな達成感がありました。
平山:私は現場に配属されて間もない頃に経験した、障害対応での失敗が印象深いです。知識不足で対応に時間がかかり、お客さまにご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ない気持ちでいっぱいで、二度と同じ失敗を繰り返さないために原因を調べて対策を練りました。
その後、上長を通じてお客さまが「あれからすごく成長した」「安心して任せられるようになった」と言ってくださったと知った時は、努力が報われたと思いました。
──仕事をしていて、どのような時にやりがいを感じますか?
野口:自分が携わったシステムが形になり、お客さまから直接「便利になった」という声をいただく時ですね。また、若手のうちから一連の開発プロセスを任せてもらえていること自体もやりがいにつながっています。
ウォーターフォールモデルの開発を最初から最後まで経験したことで、各工程での考慮漏れや課題を分析して次回のアプローチへと生かせるようになり、少しずつエンジニアとしての成長を実感しています。
平山:私も、自分自身の成長を実感できることがやりがいです。常駐している現場では、社会貢献性の高い自治体の本番サーバーやネットワーク機器に実際に触れる機会が多くあります。その中で、新しい作業ができるようになるたびに喜びを感じます。
スキルが向上することでお客さまのご要望にも的確に対応できるようになり、それに対して感謝の言葉をかけていただくと、この仕事をやっていて良かったと思います。
──スキルを向上し続けるために、努力していることを教えてください。
野口:私は業務で使用しているAWSの自主学習に取り組んでいます。勉強は大変ですが、資格を取得できたら欲しいものを買うと決めてモチベーションを維持しています。学習意欲を高める上では、50名いる同期の存在も大きいです。優秀な仲間がたくさんいるので、「自分も負けていられない」と日々刺激をもらっています。
平山:私はお客さまとのやり取りを通じて、「先読みして動く力」を磨く努力をしています。現状のシステムを安定稼働させるだけでなく、お客さまから求められる前にこちらから改善点を提示していくことが大切だと、失敗を通じて学んだからです。
日々の業務の中で気づいた運用の効率化につながる改善点を、積極的に提案する姿勢を大切にしています。
変化の速いITの世界で、最前線に立つために。成長を止めず、仲間と切磋琢磨し続ける
──今後、どのようなキャリアを歩んでいきたいと考えていますか?
平山:今の現場に常駐して1年半ほど経験を積んできたため、短期的にはまず、オンサイト運用の現場を統括するサイトリーダーになることが目標です。そして将来的にはマネジメント職へとステップアップしたいと考えています。
そのために、ITインフラに関する広範な技術知識を習得することはもちろん、先輩の姿から、マネジメントの手法やコミュニケーションノウハウを積極的に学んでいきたいです。
野口:私は単にお客さまの目の前にある課題を解決するだけでなく、新たな提案を通じて付加価値を提供できるエンジニアになりたいと考えています。
そのためには、お客さまの声を徹底的に聴き、お客さま自身もまだ気づいていない潜在的な困りごとを先回りして汲み取るヒアリング力が重要です。私のOJTは、お客さまと対話しながら提案するスキルがとても高いため、その姿から学ばせてもらっています。
──入社3年目を迎え、あらためて感じる会社の魅力を教えてください。
平山:日立グループの会社として、社会的な影響力が大きい案件に携われる点が魅力です。入社当初はオンサイトのため他部署との関わりが少ないことが心配でしたが、Microsoft Teamsなどのチャットツールを活用して同期同士で頻繁に情報交換ができ、部や課でも定期的なコミュニケーションの場が設けられているため、仲間とのつながりが感じられて安心して働くことができています。
野口:当社の魅力は、若手のうちから挑戦の機会を与えてもらえることです。私は入社2年目のうちから、上流工程である要件定義を担当させてもらうことができました。「こういう仕事がやりたい」という熱意を上長に伝えれば、それを受け止め、アサインを考慮してもらえる環境が当社にはあります。私は開発がやりたかったので、それが実現できてとても満足しています。
──最後に、未来の仲間へメッセージをお願いします。
平山:これから入社される皆さんには、新しい知識を貪欲に吸収しようとする「学ぶ意欲」と、周囲と円滑に連携できる「コミュニケーション力」を大切にしていただきたいです。
日立グループの各社やパートナー企業など、多くの関係者と協調してプロジェクトを推進するため、報告・連絡・相談が重要です。それを欠かさずできる方なら、文系・理系を問わず活躍できると思います。
野口:IT業界は変化が激しいため、新たな領域を自ら学ぶ姿勢を大切にしてほしいと思います。最近であれば、AIに資格の問題集を読み込ませて学習を効率化するなど、最新のツールを柔軟に使いこなすスキルもエンジニアとして大きな武器になります。
会社全体でAI活用を推進しているため、最新技術に対して関心を持ち、主体的に学び続けられる方と共に、切磋琢磨できたらうれしいです。
※ 記載内容は2026年7月時点のものです

