130台を管理し、作業事故ゼロを維持。チームで支えるファイアウォール運用
マネージドオペレーションサービス事業部のサポートセンタサービス本部に所属している高橋。日立グループ全体のネットワークインフラを支えるチームで、サブリーダーを務めています。
「私たちのチームでは、取引先企業の成長支援とその拡大領域への参画、ゼロトラスト化をターゲットにした上流工程の案件獲得、そして新たなセキュリティビジネスの創出という3つのミッションを掲げています。
その中で私たちが担っているのは、日立グループ各社に設置されたファイアウォールに対する設定変更作業や監視・トラブル抑制、ログ調査などの業務です。現在、約130台のファイアウォールを運用しており、今年度だけでも作業件数は350件を超えました。安全なネットワーク接続を実現するため、日立グループ内のネットワーク同士をつなぐ要として、安定稼働を維持することを使命としています」
サブリーダーを務める高橋は、マネジメント業務を中心にプレイヤーとしても活躍しています。
「メンバーの進捗管理や技術的なアドバイス、手順書のレビューから本番作業の確認まで、ミスが起きないよう目を配ることが私の主な役割です。若手メンバーが多いチームなので、技術的な相談対応やOJTを通じた育成も欠かせません。
お客さまからの依頼受付、作業手順書の作成、検証、そして本番作業の実施まで一連の流れにも携わりながら、チーム全体が滞りなく業務を進められるようマネジメントしています」
メンバーのマネジメントにおいて高橋が心がけているのは、一人ひとりの力を引き出すことです。
「一人でできる仕事には限界があります。だからこそ心がけているのは、チームで成果を最大限に出すことです。それぞれの強みや個性を生かした役割分担を心がけ、個人だけでは出せないプラスアルファの成果を発揮することをめざしています。
例えば、検証が得意なメンバーにはレビューを任せたり、細かいところに気が配れるメンバーには手順書の作成をお願いしたり。ある業務が得意なメンバーとそうでないメンバーとでペアを組ませることで、ナレッジ共有が行われ属人化を防ぐとともに全体的なレベルの底上げが可能といった、メンバーの特性を理解した上で適材適所を意識したアサインができるよう、日頃から積極的にコミュニケーションを取ることも重要です。そうして一人ひとりの力を引き出すサポートをしながら、風通しの良いチームづくりに努めています」
明確なキャリアパスと充実した研修制度。日立グループという安定基盤で成長を重ねる
2017年に新卒入社した鉄道会社で、駅係員としてキャリアをスタートした高橋。大学時代にボランティア活動を行っていた経験が、就職活動の軸になりました。
「ゴミ拾いなどのボランティア活動を通じて気づいたのは、自分には縁の下で社会を支える仕事が適しているということです。そのため、日々の安定輸送を支える鉄道会社を就職先として選びました。
ただ3年ほど経つと、毎日同じルーティンワークの中でスキルを磨いても成長が見えにくいと感じたのです。そこで挑戦できる環境を求めてIT業界への転職を決意しました」
転職先のIT企業では、社会インフラ分野のシステムにおけるセキュリティ業務に従事。しかし、そこでも新たな課題に直面することになります。
「業務では、ファイアウォールやログ管理システムなど、複数のセキュリティ製品を扱ってきました。しかしプロジェクトごとに異なる分野の開発を担当することが多く、経験を積んでも継続して同じ領域に携わることが難しい環境でした。
そうした中で、これまで培ってきたネットワーク・セキュリティの知識や経験を生かしながら、専門性をさらに高め、長期的な視点でキャリアを築ける環境で働きたいと考えるようになりました。そうした思いで転職活動を進める中で出会ったのが、当社でした」
入社の決め手として、高橋はキャリアパスが明確だったことを挙げます。
「何年後にプロジェクトを任され、どういう役職に就けるのかという具体的なキャリアパスが示されていました。自分がこの会社でどう成長していけるのか──それを具体的にイメージできたこと、そして日立グループという安定した基盤で成長できることが入社の決め手となりました。
また、希望するキャリアパスを歩むための教育・研修制度が充実していた点も決め手の一つです。実際に入社してから、会社が提供する講座を月1回程度のペースで積極的に受講し、これまで約20種の研修を修了しました。技術だけでなく、マネジメントの考え方などマインド面でも多くの学びがありました」
研修で学んだ知識を、高橋は実務でも生かしてきました。
「実務では『なぜこの設定が必要なのか』『それがどう影響するのか』を常に意識してきました。事前の検証や調査を徹底し、設定前後の影響範囲を把握することで、リスクを想定しながら判断する力が身についたと感じています。
その結果、プレイヤーから作業確認者、そしてOJT指導者を任せていただける立場になりました。今では自分の作業品質だけでなく、チーム全体の品質やメンバーの成長も意識して行動できるようになり、成長を実感しています」
失敗から学び、チームで乗り越える。経験を重ねて得た成長とやりがい
入社以来、一貫してファイアウォール運用サービスを担当してきた高橋。その中で、とくに印象に残っている経験があります。
「ある大規模な案件で、関係各所との調整に時間がかかり、本番作業の直前まで対応に追われてしまったことがありました。結果的に作業の開始が遅れ、お客さまや関係各所にご迷惑をおかけしてしまいました。
この経験を教訓に、同様の作業が来た際にはWBS(作業分解構成図)やガントチャートを活用して、早い段階でメンバーへの役割分担とスケジュールの可視化を徹底しています。それ以降は滞りなく対応できるようになりました」
もう一つ、チーム全体で乗り越えた大きな挑戦がありました。
「日立のネットワーク全体に影響するDNSサーバーとNTPサーバーのリプレイス作業に伴い、運用している約130台ほぼすべてのファイアウォールで設定変更が必要になったことがあります。1台1台にお客さまがいらっしゃるので、作業日の調整や影響範囲の説明などの対応に追われる状況でした。
そこでチームリーダーや関係者と密に連携しながら、チーム全体で対応できる体制を構築。お客さまとも丁寧にコミュニケーションを取り、事前に注意点や懸念事項を洗い出すことで、苦労しながらも業務を遂行できました」
その対応には、ある失敗が生かされていたと話します。
「以前、設定変更後の確認で想定外の挙動が発生した際、原因調査に集中するあまり、お客さまへの状況報告が十分ではなかったと後から反省した経験があります。技術的な対応も大切ですが、同時に進捗状況や現在の状態を共有し、お客さまに安心していただくことも同じくらい重要だと学びました。この経験があったからこそ、今は技術対応とコミュニケーションの両立を常に意識しています」
こうした経験を重ねる中で、高橋は確かなやりがいを感じています。
「今年度は350件以上の作業を実施していますが、作業事故ゼロを維持できています。これは、チームの一人ひとりが役割を果たし、円滑に連携できているからこその成果です。
運用作業は定型業務が中心ですが、日々の安定稼働を支え続けてきた積み重ねが数値として形になると、大きなやりがいを感じます。今後もチームで協力しながら、この記録を維持していきたいです」
安定運用を継続し、信頼される存在に。仲間と共に、次のステージをめざして
経験から学びながら、着実に成長を重ねている高橋。これからめざしたい姿についてこう語ります。
「今後も安定した運用を継続し、社内外から信頼される存在になることが目標です。技術面に加え、マネジメントや人財育成の領域でも視野を広げ、お客さまとチーム、そして社内の関係部署と連携しながら、安定した運用を実現できるリーダーをめざしたいと思います。
今は、現場のチームリーダーからプロジェクト全体をふかん的に把握する視野の広さを学ぶことに注力しています。並行して研修も活用し、知識を多面的に吸収しながら、自分らしいマネジメントスタイルを確立していきたいです」
キャリア採用で入社して3年目を迎えた今、高橋が実感している当社ならではの魅力があります。
「当社の魅力は、チームで成果を追求するという文化が根付いていることです。チームで支え合いながら、新たな案件に挑戦できます。また、ワークライフバランスを重視する風土があることも魅力の1つです。私自身、育休を取得させていただきましたが、女性はもちろん、男性も取得しやすい環境です。
子どものイベントや急な体調不良の際にも柔軟に対応できる制度があり、そうした事情を抱える社員への理解を深める教育や研修も行き届いているため、安心して働き続けることができます。家庭と仕事を両立しながら、長期的にキャリアを築いていける環境です」
転職を経て手に入れた、働きやすく長期的にキャリアを築ける環境。同じように転職を検討している未来の仲間へ、高橋がメッセージを送ります。
「インフラ運用は、個人の技術力だけで品質を保てる仕事ではありません。メンバー同士が連携し、互いの知見を補い合うことで、初めて高い品質と安定性を維持できます。
分からないことがあれば一人で抱え込まず、周囲の力を借りながら解決していく。そうした姿勢を持つ方が仲間に加わっていただけたらうれしいですね。当社には支え合いながら安心して挑戦できる環境があるので、チームで成果を追求したい方と一緒に働けることを楽しみにしています」
※ 記載内容は2026年1月時点のものです

