学び続ける姿勢で築いたキャリア。個人的な関心が専門性への扉を開く
──大学院では、どんな研究をしていましたか?
田中:私は電気通信系の専攻で、修士課程では「歩容認証」の研究に取り組みました。歩容認証とは、人の歩く様子を解析して個人を識別する生体認証技術の一種です。認証方法にもいくつか種類があり、私の研究では人間工学を取り入れたアプローチを採用しました。
具体的には、歩行パターンの分析や人体の構造、動きのメカニズムを理解することから始め、映像データから骨格を推定し、これを基に機械学習で平均化を行うことで、個人ごとの差異を解析する方法を研究しました。この研究を通じて、情報科学だけでなく、生体の仕組みを深く学ぶ機会を得られたのが大きな収穫です。
大谷:私の専攻は、情報処理を生命科学の課題に応用する学際的分野でした。学部では生物学や化学に加え、プログラミングの基礎を学び、修士課程では「ドラッグデリバリーシステム(DDS)」に関する研究に取り組みました。
DDSとは、薬剤を必要な部位に必要なタイミングで、最小限の量で届ける制御技術のことです。私は、皮膚を介した薬剤輸送をテーマに据え、浸透の制御方法を研究しました。研究資料を基に実験手法を考案し、実測と理論を突き合わせながら課題解決を目指しました。この経験から、分野を越えた知識やアプローチの重要性を強く感じました。
小川:私の専攻は情報学で、修士課程では自然言語処理(NLP)の分野に取り組みました。テーマは「人間に近い言語処理モデルの構築」です。私は感情や思考の仕組みや脳の言語処理に興味を抱いていました。
当時、機械学習が注目された時期でもあり、大学院ではこの興味をベースに、ニューラルネットワークに制約を加え、日本語の理解と処理に特化した研究を進めていました。一般的なモデルでは、膨大な量のテキストを瞬時に処理しますが、人間は少しずつ情報を読み進め、段階的に考えを整理していきます。そのようなプロセスを再現することを目指した研究でした。
この取り組みを通じ、機械と人間の特性の違いを見つめ直す機会が得られたと感じています。
──どのような基準で就職先を選んでいましたか?そして、なぜITの世界へ?
小川:職種にこだわりはありませんでしたが、技術を学び専門性を高められる環境であること、そして社会貢献度の高い企業であることを軸に探していました。また、家族との時間や距離を大切にしたいという思いがあったため、柔軟な働き方ができる点も重要な判断基準としていました。最終的にフレクトを選んだ理由は、一人ひとりの社員を尊重する風土に強く惹かれたからです。
面接では、単に研究の内容について問われただけでなく、私が数学の学習に自主的に取り組んでいた点や、その背景にある考え方や行動についても深く聞いていただきました。その過程で、私自身をしっかり理解しようとしている姿勢を感じられたことが決め手となりました。また、研究の内容を深く堀り下げてくれたことで、面接官の傾聴力や社員の質の高さにも感銘を受けました。
フレクトでは社員の行動基準のひとつとして「家族に誇れる仕事をする」ということを掲げています。この言葉に強く共感したことも、入社を決めた大きな理由のひとつです。この価値観が、柔軟な働き方を重視しながらも、自身の仕事を通じて社会に貢献できるという私の希望に深く結びついていると感じました。
田中:私は学生時代にさまざまな企業の経営者の話を聞く機会がありました。その中で、業務改善やデジタルトランスフォーメーション(DX)が多く話題に上り、私自身もこの分野に強い関心を持つようになりました。調べるうちに自分の知識やスキルで貢献をしていきたいと考えるようになっていきました。そこで話題に上ることが多かった業務改善やDXに興味を持ち、私自身もその分野で貢献したいと考えるようになりました。
そういった考えのもと就職活動では、仕事にこだわりを持ち、主体的にキャリアを築ける環境を重視していました。学生時代に学んだ知識を活かし、エンジニアとして経験を積むだけでなく、コンサルタントのような立場でフロントラインに立ち、お客様と直接コミュニケーションを取れる職場を探していました。
面接を通じて、フレクトでならエンジニアとしての経験を基盤にしながら、さらにキャリアアップできると確信し、入社を決めました。実際に入社してみて、多様な案件に取り組めるだけでなく、常に新しい技術をキャッチアップできる環境がありました。自分のキャリアの方向性や希望に応じて柔軟にチャレンジできる環境が整っていることを実感しています。
大谷:私の場合はIT業界だけでなく、研究成果を活かせる化粧品会社など、幅広い業界に視野を広げて就職活動を行なっていました。その中で、「他にない代わりのない、なくてはならないサービスを提供できる会社」という軸を大切にしていました。
2人のように具体的に「こういうことをやりたい」と明確な目標やなりたい姿が決まっていたわけではありません。やりたいことが最初から定まっていなくても、フレクトには入社後にさまざまな可能性を模索し、チャレンジしていける環境があると感じました。そのキャリアの幅広さが決め手となり、入社を決意しました。
自分らしいキャリアを求めて、フレクトへ
──内定を受諾する前、特に女性の同僚に関して、男女のバランスについて不安はありましたか?
大谷:女性は少ないと感じましたが、大学時代も女性比率が少なかったので、それほど不安はありませんでした。
田中:私も特に不安はありませんでした。入社前の座談会で女性社員の方々とお話しする機会があり、その際に「仕事をする上で、男女の差は良い意味で感じない」と聞き、安心感がありました。
小川:私は少し不安がありましたが、田中さん同様に女性社員の方とお話しする機会があり、その不安はすぐに解消されました。特に、入社を決意する前にお話しした女性社員の方々に共通点を感じ親近感が湧いたことで、フレクトで働きたいという気持ちが強まりました。
また将来的に家庭を持ちたいと考えていたことや、未経験からエンジニアとして働いていけるか不安だった点も心配でしたが、産休・育休後に復帰して活躍されている社員や、システム開発未経験から転職して1年経った女性社員の方とお話しできたことで、将来の働く自分を具体的にイメージすることができました。
──入社後、女性の同期や先輩(キャリア採用)が多くいることに安心を感じましたか?それは職場環境にどのように影響しましたか?
小川:フレクトには家庭と仕事を両立している女性社員が多く、私も家庭を持った後も働き続けられそうだと感じ、安心しました。また、同期にも思ったより女性が多く、すぐに馴染むことができました。同性の方が話しかけやすく、早く打ち解けることができたため、人間関係による緊張やストレスが軽減されました。
さらに、職場の人とプライベートな会話ができる関係性を築きたいと考えていたので、会社の人と仲良くなり、女子会をすることができたのは嬉しい経験でした。
田中:入社前に話を聞いていた通り、実際に女性も経験を積みキャリアを築いていける環境であることを実感し、安心しました。職場環境への影響としては、特に顕著な変化を感じたわけではありませんが、自分の意見をはっきり伝えることができている点は良いと感じています。
大谷:同じチームに女性社員が一人いらっしゃるので安心感があります。普段は特に意識することはありませんが、仕事に対する視点が多様である方が気づけることも多いと感じています。
──女性の同僚やロールモデルがいることで、今後のキャリアについてどのようなインスピレーションを受けましたか?
田中:もともと上流工程に興味があり、現在の案件に配属されました。その案件のプロジェクトマネージャー(PM)は女性の方で、PMの背中を見ながら勉強しています。将来的には、私もお客様に安心して任せていただけるPMになれたらと思っています。
小川:産休・育休を取得した女性社員が活躍されている姿を見ることで、ライフステージの変化に応じて柔軟な働き方ができると想像できました。一方で、新卒として入社した自分自身がこれから年数を重ねていく中で、さらに新しいロールモデルを築いていけるのではないかとも考えています。
大谷:フルフレックスで完全に在宅勤務ができるため、スケジュールの調整がしやすいと思います。女性だけではなく男性も同様ですが、同じチームに小さいお子さんがいる男性社員がいて、お迎えやお子さんの体調不良の際に柔軟に対応できるようです。こうした環境では男女関係なく、家族として支え合える点が非常に良いと思います。
研修での学びを現場で成果に。フレクトだから描けた1年目の成長曲線
──入社後の研修はどんな内容ですか?
田中:入社後の研修は、約3カ月にわたるカリキュラムで、Javaの基本からSalesforce研修、さらにWebやデータベースの基礎まで学びました。
特に印象深いのはJava研修です。機能ごとの課題に取り組み、コードの可読性や汎用性の重要性を学びました。学生時代は「動くものを作る」ことが主な目的でしたが、チームで仕事を進めるにはそれだけでは不十分だと気づけたのは、大きな学びでした。
小川:私もJava研修が一番役立ちました。トレーナーの方が手厚くサポートしてくださったことに加え、周囲の皆さんが優秀だったおかげで、私自身もスムーズに学ぶことができました。経験者の私でも多くの学びがあり、未経験の方でも無理なく取り組める環境だと感じました。
学部生の頃、授業でJavaのプログラムを書いたことがありますが、研修では当時応用課題として扱われていた内容も研修に含まれており、正直、初学者にとっては難しい課題もあったとは思います。それでも、トレーナーの方のサポートや研修の仕組みのおかげで、しっかりと取り組むことができました。私自身も、学生時代に学びきれなかった基礎を改めて固める良い機会になり、基礎の重要性を再認識できましたね。
大谷:私も同じくJava研修の恩恵を大きく感じました。大学で3カ月ほどJavaを学んだ程度の知識でしたが、研修を通じて技術力を一段と向上させられました。基礎の徹底ができたことが、今の仕事にも活かされています。
──現在の業務内容は?
田中:新卒研修後、Salesforceに関する部門研修を受け、現在は営業管理システムの開発に参画しています。参加してすぐにSalesforceのバージョンアップがあり、リリースノートの確認からテストまで、全工程に携わりつつ、取りまとめ役も任されました。お客様とのやり取りも多く、以前から挑戦したいと思っていたことが実現できています。
現在、参画5カ月目ですが、大規模な要望をメイン担当として対応し、お客様との要件整理や対応策の検討、影響調査、技術検証を進めています。また、チーム内で意見を求められることも多く、私が「私が対応します!」と発言したり、「こんな情報があります」とSlackで共有すると、メンバーから感謝の言葉をもらえることが増えました。
こうしたやり取りから、年次に関係なくエンジニアとして尊重される文化を実感しています。
大谷:SalesforceとMuleSoftの追加研修を受けた後、業務アプリの開発に携わっています。このアプリは、iPad端末を活用して業務に必要な情報や連絡を従業員に提供する仕組みをサポートしています。プロジェクト開始時は不安もありましたが、チームからの手厚いサポートで安心して業務を進められました。オンラインで密に連絡を取り合い、疑問点をすぐに相談できる環境が非常に助かっています。
さらに、早い段階で一部の機能を任される機会にも恵まれました。入社時に「技術力をしっかり身につけたい」と伝えていたことが反映され、リリースに向けた工程を経験できたことで、短期間で大きく成長できたと実感しています。
小川:私は現在、営業向けの販売促進システムやバックオフィスシステムのエンハンス開発を担当しています。このプロジェクトでは、フレクトが得意とするマルチクラウドでシステムを構築しています。具体的には、Salesforce、DataSpider Cloud、AWS、DocuSignなどを活用しています。
印象的だったのは、配属された翌月にリリース主管作業を任されたことです。経験豊富なエンジニアのサポートがあり、安心して取り組むことができましたが、それでも責任のある業務を経験できたことで、1年目ながら想像以上に成長を実感しています。
──現在のプロジェクトの雰囲気や成長実感について教えてください。
小川:プロジェクトのコミュニケーションはチャットツールやハドルミーティングを通じて進めています。画面越しのやり取りではありますが、先輩たちが丁寧にフォローしてくれるので、問題なくスムーズに作業が進んでいます。
特に印象的だったのは、配属された翌月にリリース作業を任されたことです。経験豊富な先輩たちが細かくサポートしてくださり、一つひとつ確認しながら進めることができました。この大きな責任を果たす経験が、自分の成長を強く実感できた瞬間でした。
田中:私は保守フェーズのプロジェクトを担当しており、お客様と直接やり取りが多く、最前線で経験を積めることが魅力です。配属直後から「これについてどう思う?」と意見を求められることが多く、年次に関係なく考えを発信しやすい環境だと感じています。全員リモートという状況でも、チャットでしっかりとコミュニケーションが取れているため、とても心強いです。
大谷:私はJavaを使った開発を進めていますが、疑問点があればいつでも先輩に相談できる環境が整っています。リモート勤務であっても、手厚いサポートを感じる場面が多いです。初めて担当した機能で、チームから信頼されていると実感できました。
また、「スキルを伸ばしたい」と伝えていたことが反映され、成長の機会を与えていただけたことに感謝しています。
若き女性エンジニアの視点で描く、成長と夢のロードマップ
──フレクトで働く中で、特にエンジニアの女性社員にとって働きやすいと感じる点はどこですか?
大谷:フルフレックス制度と完全在宅勤務が可能なので、ライフスタイルに合わせて仕事の時間を調整しやすい点が良いと思います。
田中:私も同じように感じており、リモートワークやフレックス制度を活用することで、自分のペースで働ける点が大きな魅力です。体調が優れないときには無理せず休んだり早退したりできて、調子が良いときにはしっかり働けるスタイルができるので、非常に働きやすいと感じています。
小川:多くの社員がフルリモートやフレックス制度を活用しています。家族のケアが必要な時でも柔軟に仕事を調整できる環境が整っています。お互いに支え合う文化が根付いているため、制度の活用がしやすいと感じます。
また、結婚や出産、育児などのライフイベントに合わせて住む場所を自由に選べる点も魅力的です。家族を大切にしながら働き続けられる環境が整っており、女性エンジニアとしても安心してキャリアを積んでいけると感じています。
──今後の目標を教えてください。
小川:現在は、先輩から学びながら業務を進めることが多く、自分の判断に自信が持てないこともあります。しかし、身近で活躍する先輩エンジニアのように、経験を積み、他の人に教えられるほどの専門性を持つエンジニアになることが目標です。まずは、現在のプロジェクトで中心となるSalesforceの知識を深め、「この道を極めたい」と思える分野を見つけていきたいです。
田中:エンジニアとして成長した後、将来的にはプロジェクトマネージャーとしてお客様への提案業務を担当したいと考えています。そのために、現在の業務を通じて経験を重ね、お客様に納得いただける提案ができる力を養いたいです。
特に、今のプロジェクトマネージャーのようにチームの雰囲気づくりに長けたリーダーや、資料の完成度と説明力で説得力のある提案を行う部長を目指し、私もそうした存在になるよう努力していきます。
大谷:私はフレクトが掲げる「マルチクラウドで最適なシステムを提供する」という方針に共感しています。技術にとらわれず、短期的にも幅広い技術を深めていきたいと考えています。
また、プロジェクトを通じて、コミュニケーションの重要性を改めて実感しました。お客様が本当に必要としているものを形にするためには、チームワークが欠かせません。良い雰囲気を築き、メンバーの力を引き出せる存在になることを目指しています。
──これから入社を検討されている方へのメッセージをお願いします。
田中:フレクトは、未経験者も経験者も、安心して学べる研修体制が整っています。私自身、入社前は「うまくやれるかな?」と不安もありましたが、同期や先輩が丁寧にサポートしてくれたおかげで、楽しみながら成長できました。
小川:プログラミング初心者の方にも安心できる環境が整っており、経験者にとってもスキルアップのチャンスが豊富にあります。また、チームの一体感が強く、「困ったときは助け合う」という空気が自然にできているため、とても心強いです。
大谷:新人でも責任のある仕事に挑戦できる環境は大きな魅力です。リモート中心でも、先輩たちとのやり取りを通じて多くを学べる機会があります。一緒に楽しみながら成長していける環境で、共に成長していきたいと思います。
※ 記載内容は2024年12月時点のものです
