テクノロジーコンサルティング事業部が牽引するITコンサルティングの最前線
中津が所属するのはテクノロジーコンサルティング事業部。技術全般のコンサルティングに携わっています。
「お客様の課題や次期システムに関する要望などを綿密にヒアリングし、それにもとづいて最適なソリューションやシステム構想を策定することが私たちテクノロジーコンサルティング事業部の役割です。
具体的には、その最適なソリューションやシステムを実現するため、まずお客様の要望を理解し、製品の選定からそれらの製品を効率的に運用・保守するための設計に至るまで、包括的なコンサルティングサービスを提供します。
近年、多くのお客様が従来のオンプレミスシステムから、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)などの最新技術を活用した、より高度なビジネスアジリティを実現するシステムへの移行を進めています。私が担当しているお客様は旅行業界、アパレル産業、自動車メーカーなどの大手企業です。お客様のデジタルトランスフォーメーションを支援し、業界内での競争力の向上に貢献することが私たちの使命です」
現在、テクノロジーコンサルティング事業部は急成長しており、60名強のメンバーが在籍。クラウドインフラストラクチャーをはじめMicrosoftソリューションやXR/VR、アプリケーションモダナイゼーションといったテクノロジーごとにチームを組んで活動しており、中津はインフラストラクチャー全般のコンサルタントとして提案業務を主に担当しています。
「まず営業担当者がお客様の抱えるシステム課題をヒアリングし、その後課題解決に向けての提案策定フェーズに移ります。提案策定フェーズ以降は、お客様とのコミュニケーションを重ね、最適なソリューションやシステム実現に向けての構想・計画の提案を実施します。
提案は、コンサルタント単独で対応が可能か、チーム形成が必要かを見極め、適材適所に組織的なアプローチで対応します」
提案業務と並行して、中津は顧客のプロジェクト計画の策定業務にも従事してきました。
「お客様の将来的な経営方針のうち、とくにIT関連目標の実現に向けて、ビジネスとITシステムの両面から全体的なロードマップと骨子を策定し、プロジェクトチームをゴールへと導くための基盤を整備することが私の任務です。
あるお客様のプロジェクト策定に参画した際は当初、資料作成、お客様へのプレゼンテーションなど、初期段階だけを担当する予定でした。しかし、これまでの業務内容がプロジェクト関係者から評価され、現在はプロジェクトの主要メンバーとして、より広範かつ重要な役割を担っています。
成果物の基本設計、お客様とのミーティングのファシリテーションなど、戦略的な方向性の設定から実務的な進行管理まで、幅広い業務を担当しています」
エンジニアからコンサルタントへ。キャリアチェンジが育んだ多彩なスキルと独自の視点
ソーシャルメディアが台頭しスマートフォンが普及するなど、中津が就職活動に臨んだ2010年代初頭はIT業界が著しい成長を遂げていた時期。時代の潮流に乗るようにSIerに入社し、インフラ領域のシステムエンジニアとしてキャリアをスタートさせました。
「インフラ領域を選択したのは、アプリケーション開発という華やかな分野の礎となる技術に携わりたいと思ったからです。とくに、データベース管理システムやOSなど、ITシステムの中核を成す技術を基礎から学ぶ機会を得られたことは、私のキャリアにおいて非常に価値ある経験となりました」
その後、ITコンサルティングファームに転職した中津。より上流の工程で課題解決に携わりたいと考えたことが理由でした。
「1社目では、お客様との直接的な接点はほとんどありませんでした。エンジニアとしての技術的な役割を超えて、お客様も含めた幅広いコミュニケーションやコラボレーションを通じてプロジェクトを推進したいと考えるようになり、転職を決意しました。
2社目を選ぶ際の決め手となったのは、その企業が技術力を強みとしていた点です。プロジェクトの構想段階から運用保守に至るまで、一貫して関与できる環境は非常に魅力的でした。1社目で培った設計、構築、テスト、保守の経験を基盤としつつ、さらに上流工程のスキルを磨く機会を得られたことは非常に有意義だったと思っています」
キャリア11年目に、中津はさらなる成長を求めて大手外資総合コンサルティングファームへ。戦略コンサルタントとして、プロジェクト計画、経営計画、社内ガバナンスなどの策定業務に従事しました。
「お客様の漠然としたアイデアを実行可能な戦略へと具体化することがミッションです。たとえば、AIを導入するのであれば、その具体的なビジネス効果を提示するなど、技術を通じてお客様に提供できる価値を明確化し、その実現に向けた具体的な計画を策定することが私の役割でした。この経験を通じて、本質的な問いを徹底的に言語化し、明確化するスキルを磨くことができました」
そして2023年にDXCテクノロジー・ジャパン(以下、DXC)への入社を果たした中津。背景には、顧客により近い立場で仕事がしたいという強い願望がありました。
「前職では業務が細分化されていたため、自身が策定した構想の実装や運用の過程を見届けることができませんでした。元がエンジニアである私は、構想から実装、そしてお客様からのフィードバック反応に至るまでの全プロセスに関与したいという想いがあることに気づいたんです。そこで、それが実現できるDXCへの転職を決めました。
DXCを選んだ決め手は、人の魅力です。面接官の社員の皆さんは波長が合う人ばかりで、とくに私の考えを尊重しつつ、その実現に向けて的確なアドバイスをくれたことが印象に残っています。
また、当時のテクノロジーコンサルティング事業部は設立されて間もない新しい組織。チームの基盤構築に自ら関与できる点にも強く惹かれました」
専門家同士の交流が相乗効果を生み出すきっかけに。DXCで花開く多彩なキャリア
2023年11月の入社後、即戦力として活躍してきた中津。コンサルタントとして大きな成長を実感する出来事が入社して間もないころにありました。
「最初に担当したプロジェクトでお客様から半常駐を要請され、約10年ぶりにお客様先に常駐した時のことです。このお客様は独特な考え方をお持ちで、一般的なアプローチが通用せず、業界知識の習得はもちろん、お客様の意図を常に深く探る必要がありました。
たとえば、クラウド推進計画の策定時には、通常のIT戦略立案プロセスとは異なり、まずはシステムに対する現場の不満点をわかりやすくまとめるよう依頼されました。この時は、実際のシステム開発者へのヒアリングを行い、その結果を漫画形式で表現するなど、斬新なアプローチを採用しました。
このプロジェクトを通じて、お客様の各担当者の考えや見解を統合し、独自の視点で提案を行うという、従来とはまったく異なるコンサルティングアプローチを学ぶことができました。結果として、私のコンサルタントとしてのスキルセットが大きく広がったと感じています」
一方入社後、中津は技術面でも顕著な成長を遂げてきました。
「第一に、クラウド技術に関する知識が深まりました。当社では、クラウドネイティブ技術を習得する機会が非常に豊富です。たとえば、部門を統括するマネージャーの山田から定期的にAmazon Web Services(AWS)社からのセミナー情報が共有されており、積極的に参加する機会が与えられています。通常、独学で習得すべき内容を業界の専門家から直接学べることで、技術の吸収速度が格段に向上しました。
第二に、資格取得に向けて本腰を入れて取り組めるようになりました。マネージャーと相談しながら目標を設定することで、AWSやMicrosoft Azureなどクラウド関連資格を取得する計画を具体的にイメージできています。実際に会社からの支援を受けて取得した資格もあり、私のキャリアの重要な一部となっています」
これまで複数の企業でキャリアを積んできた中津。テクノロジーコンサルティング事業部で働く醍醐味について次のように話します。
「これまで培ってきた経験と知識を最大限に活用できるところにおもしろさを感じています。当社にはITの各分野のスペシャリストが多数在籍しており、新しい専門知識を吸収しつつ、自身の知見を発揮できる機会が豊富です。この相互作用を通じて、個人と組織が共に成長している実感があります。
私はこれまでの経験を通じてOracle Database、PostgreSQL、Apache CassandraなどのRDBMSやNoSQLといった先進的なデータベース技術のスキルを身につけてきました。このスキルを活かして、急速に進化を続けるデータベース分野での戦略的提案について、マネージャーと協議しながら構想を練る機会を得ています。自身の専門性を存分に発揮してチームに貢献できることが、やりがいにつながっています」
自由と信頼が育む組織力。DXCだからこそのテクノロジーコンサルティングに向けて
中津の急速な成長を支えてきたのが、DXCの組織風土です。社内のカルチャーの魅力について、中津は次のように続けます。
「DXCの最大の魅力は、人間関係の質の高さにあります。個人の意思、価値観を尊重する文化が根づいており、プロジェクトごとに最適なアプローチを選択することが可能です。この自由度の高い環境が、経験や能力を最大限に活かせる基盤となっていると実感しています。
とくに際立っているのが、マネージャーとメンバー間のコミュニケーションの円滑さです。マネージャーは多忙な中でも、メンバーからの相談に迅速に対応し、オープンな対話の場を常に提供してくれています。この適度な距離感が、効果的な業務遂行につながっていることは明らかです。
また、組織内に強い信頼関係が構築されていることも大きな特長です。各自がいきいきと能力を発揮できているのは、誤りがあれば互いに指摘し合える環境があるからこそ。非常に頼もしさを感じています。
さらに、社員が1,200人超とITサービス業界としては決して大きくない規模も、この良好な組織文化の維持に寄与しています。顔見知りが多くなり、新しいプロジェクトへの参画が非常にスムーズです。メンバー間の緊密なコミュニケーションが、効果的な協働を可能にしていると思います」
DXCとテクノロジーコンサルティング事業部のさらなる発展に向けて、中津は自身の役割と組織の未来を重ね合わせながら、次のように展望を語ります。
「テクノロジーコンサルタントの第一人者としての自覚を持ち、自身と部署の社内外への認知度を高めることが目標です。積極的な情報発信を通じて、存在感を示していきたいと考えています。
中長期的には、私と同じようなスキルセットを持つ仲間を増やしたいです。複雑な資料作成や論理的な思考が求められる場面で、共に深いディスカッションをし、互いに刺激し合いながらチームの力でより大きな成果を生み出したいですね。
私たちが求めているのは、自らの意思を明確に伝えられる仲間です。考えや価値観に優劣はありません。年次やキャリアに関係なく、自由に意見を発信できる方々との協働を楽しみにしています」
※ 記載内容は2024年8月時点のものです
