グローバルに豊富な人材がそろうDXCで、裁量を持って働いていく
DXCテクノロジー・ジャパン(以下、DXC)のクラウドアプリケーションサービス部門は4つの部署に分かれており、笠井は部門全体を統括しながら、第2部のマネージャーを務めています。第2部は、運輸業界のお客様へ主にシステムやアプリケーションの開発を行っています。
「お客様から要件をヒアリングし、一から私たち自身でプログラミングを行いながら、お客様の要望を満たすシステムやアプリケーションの開発をしています。
私たちが担当しているお客様の多くはこれまで、自社のデータセンターを保有し、オンプレミス環境でシステムを運用していましたが、Microsoft AzureやAmazon Web Servicesといったクラウドサービスが充実してきたことから、クラウド環境への移行に関わる案件が増えています」
笠井はマネージャーとして部門をまとめるだけでなく、提案活動にも参加。また、プロジェクトの責任者として、計画通りに進んでいるかどうかのチェックなども行っています。
「問題が起きた時は現場に入ることもありますが、順調に進んでいるかぎり現場のメンバーに任せることが多いですね。全体像を見ながら、適宜サポートを行うのが私の役割です」
DXCの魅力として、笠井はグローバルに多数のエンジニアが所属している点を挙げます。
「DXCテクノロジーは日本だけでなく、中国やベトナム、インド、フィリピン、マレーシアなど世界各地に拠点があり、さまざまな国籍のメンバーが在籍しています。
昨今ITエンジニアが不足している中、お客様の要望に対してサービスベンダーが十分な人員を提供できないケースも発生します。しかし、DXCはグローバルに豊富な人材を有しているため柔軟に体制を組むことができ、お客様のリクエストに迅速に対応することができるんです」
また、仕事内容や社風から見るDXCの魅力についても語ります。
「企業規模の大きなお客様が多く、ミッションクリティカルかつ公共性の高いシステムに携わる機会が多いです。年齢を問わず、一人ひとりが大きな裁量を持って仕事をしているのも特徴的。どんなことがやりたいのか本人の意向を尊重しつつ、仕事をアサインしているため、裁量を持って仕事がしたい人にとっては魅力的な環境です」
「とにかく設計が好き」。システムエンジニアとしてキャリアを積み、DXCへ
笠井のエンジニアとしてのキャリアは、学生時代に抱いたモノづくりへの関心から始まりました。
「とにかく設計が好きで、設計してものを作る仕事をしたいと思っていました。ちょうどそのころにシステムエンジニアという職業が登場し始めて、設計やモノづくりが好きな私の、ITの世界に進むことを決めるきっかけとなったんです。
大学卒業後は金融機関向けのシステム会社に入社しました。当時、日本の都市銀行の勘定系システムは世界でも指折りの大規模で優れたシステムだと言われており、そうしたシステムに携わり成長をしたいと考えたからです」
アセンブラやCOBOLなどの言語を用いて、プログラミングからすべて自社で開発する経験を積んだ笠井。この経験が今でも仕事の糧になっていると話します。
「当時はプログラムを書くことからテストまでほぼすべての工程に携わっていました。この経験は今でも役立っています。
プログラマーの気持ちを理解しながら、スケジュールが厳しい時なども作業量を正しく把握し、適切なスケジュールや見積もりを作成することができるんです。実務経験を積んだからこそ現場の状況がより理解できると思っています」
10年以上、勘定系システムの開発経験を重ねた笠井が転職を考えるようになったきっかけは、時代の変化だったと振り返ります。
「金融機関の情報システムは非常に大規模で、メインフレームと呼ばれる大型コンピューターを使ってシステムを構築していました。しかし、時代の流れとともに、使用する技術やプラットフォームも変化していきました。
私もメインフレームだけでなく、新しいサーバーやツールを使った開発を自主的に学びつつ、自身のスキルを移行していきたいと考えるようになり、転職を決意したんです」
転職先として選んだのは、DXCの前身企業のひとつである日本ヒューレット・パッカードでした。
「決め手は、選考で話した担当者に好印象を持ったことです。私に何ができるかではなく、何をしたいかを重視して話を聞いてくれました。
当時の私は、オープン系システムを使ったシステム開発スキルを身につけたい、将来はプロジェクトマネージャーをめざしたいと話したところ、そうしたキャリアイメージに寄り添って案件の話をしてくれたんです。この姿勢に感銘を受け、入社を決めました」
入社後、スキルを磨いていった笠井。チームリーダー、プロジェクトマネージャーとステップアップし、2011年からアプリケーション開発部門のマネージャーを務めています。
お客様とメンバーの両方に寄り添うマネジメントスタイルで
マネージャーとして13年、プロジェクトの全体管理を中心に携わってきた笠井。変わらずに大切にしているのは、DXCでしか成し得ない価値あるITサービスを提供するという姿勢です。
「『さすがDXC!』と思ってもらえるような仕事をし続けたい。お客様にとって価値のあるITサービスを提供しなければ、私たちの存在意義がありません。メンバーにもそういう気持ちを持って仕事に取り組むように伝えています。
そのために何よりも重視しているのは、成果物です。途中経過での丁寧なコミュニケーションやプロジェクト管理も大切ですが、お客様にお渡しする成果物の質は期待以上のレベルでなければいけません。
たとえば、報告書やドキュメントであればお客様にとって見やすく、誰にでも理解できる資料であることが求められます。成果物としてシステムを納品するならば、実際に利用するユーザーにとって使いやすく、極力トラブルなく、要求の通り動くシステムをめざします」
成果物の質を高めるためには、相手の目線に立つ姿勢が欠かせません。
「画面上での見え方や手順で誤解を招いたり、操作ミスを誘発したりしないか十分に検討します。お客様目線を徹底することが、最終的に喜んでいただける高品質な成果物につながると信じています。
エンジニアとしてのプライドを持ってモノづくりに取り組むことも大切ですが、相手の立場に立つことを忘れてしまうと自己満足で終わってしまいます。大工さんが家を建てる時に、住む人に喜ばれたいと思うのと同じような気持ちでしょうか。そういったモチベーションを持って仕事に臨むことが質の高い成果物につながり、ひいてはDXCの存在価値を高めることにつながると考えています」
また、笠井はマネージャーとして大切にしていることがあると言います。
「DXCには前身企業であった時から、社員に対して『何をしたいか』を問いかける文化がありました。私自身もそれを受け継ぎ、部門メンバーに対して同じように接するようにしています。月に1度1on1を行い、現在の仕事内容や今後のキャリアの希望を聞いて、メンバーの『こんなことがやりたい』を引き出すようにしているんです。
DXCのメンバーは、さまざまな挑戦を求めて入社している方が多くいます。『より上流工程の仕事を経験したい』『プロジェクトマネージャーをめざしたい』『大規模なシステム開発に携わりたい』など。中には、『英語を使える環境で仕事がしたい』という希望を持つ方もいます。マネージャーとして、メンバーの希望を叶えることを大切にしていきたいですね」
「DXC」の名前をより広く知ってもらうために、成長を止めない
今後の展望について、笠井は生成AIを活用した新しい案件にも積極的に取り組んでいきたいと、新しいことへの挑戦に意欲を見せます。また、組織的な観点では今以上に大規模なプロジェクトを遂行できる体制を整えることを目標としています。
「プロジェクトの規模が大きくなるほど、計画通りに進めることが難しくなる傾向があります。これを克服するために社員のスキルアップを図り、より強靭な組織づくりを進めていきたいですね。さらに、組織を成長させるためにはプロジェクトマネージャーの育成が不可欠だと認識しています」
その中で、一緒に働きたい人として成長意欲がある人を挙げます。
「自分のめざすキャリアプランを持って貪欲に成長していきたいと思っている人。やりたいことがまだ具体的でなくても、成長していきたいという意欲のある人を求めています。
ITの世界では技術が常に進化し続けているので、新しいことに対してモチベーションを持ち続けることが大切です。私自身、ITの変遷を長年見てきた経験から、成長意欲がないと置いていかれてしまうという危機感を持っています。そういった意味で、ITへの熱意と成長意欲は不可欠だと考えています」
最後に、笠井は次のようなメッセージで話を締めくくりました。
「DXCテクノロジー・ジャパンという社名が誕生して7年。まだまだ浸透していないと感じています。『DXC』の名前をより広く知ってもらうことも重要な課題。新しい分野にも挑戦したり、プロジェクトマネージャーを増やしたりしていく中で、DXCの名前をメジャーにしていきたいです」
※ 記載内容は2024年5月時点のものです
