エンジニアの方が向いていると思う。その一言で挑んだ、35歳新婚のキャリアチェンジ
2022年9月にDXCテクノロジー・ジャパンへ入社した鈴木。これまで10社ほどを渡り歩いてきた彼の経歴は、フィールドエンジニアから始まりました。
鈴木 「高専卒で働き始めた最初の職は、営業とエンジニアリングの両軸を持つ仕事でした。その後、ユーザーサポートやプロジェクトマネジメントなど、徐々に営業のできるエンジニアからマネジメントの領域へと足を踏み入れていきました」
そんな鈴木がキャリアを再考し、仕事に対する姿勢を再構築したのが、35歳のころだと話します。
鈴木 「それまでは、目の前の仕事に精一杯だったんですが、一度俯瞰して自分の立ち位置を把握しようと考えました。より自律したキャリアを描き、それに向けて必要な知識・スキルを洗い出し、自主的に行動するようになったタイミングだと思います」
当時、漫然とした知識不足を感じつつも自学自習に励むこともなく、社内SEの立場でプロジェクトマネジメントに取り組んでいた鈴木に一つの転機が訪れます。
鈴木 「協業していた外部エンジニアの方に『SEよりもエンジニアの方が向いているよ』と言われたことがきっかけで、転職を意識しました。一緒に身近で業務に携わっている方に言われたということもあって『チャレンジしてみようかな』という気持ちが芽生えました」
転職活動を始めてほどなく、以前勤めていた企業の同僚から声がかかり、人生初のリファラル採用(※)でインフラエンジニアへと転職しました。
※リファラル採用:自社の社員に友人や知人を紹介してもらう採用手法
鈴木 「リファラルは基本的に『この人とまた働きたい』という意志表示ですから、声をかけてもらえたときは嬉しかったですね。
ただ、同時に転職をしたことで、今まで漫然と感じていた知識不足が鮮明になりました。社内SEからのキャリア転換ということもあり、自分は業界で必要とされているような『35歳のエンジニアに求められる知識・スキル』を全然満たせていないな、と思いました」
自らに課せられた世間からの期待要件を満たそうという想いがきっかけで、一念発起してインプットに励むようになったのです。
常に誰かから声がかかる人財でいたい。自律的キャリア形成に向け、自らの市場価値向上
鈴木 「当時、結婚直後という状況での方向転換でしたから、ここから本気でエンジニアとして食べていけるようになるにはどうするか、働きながらスキルと知識を身につけていくにはどうするかを真剣に考えました。
振り返ると、ここがキャリア自律と自己学習の原点だったと思います。今のキャリアの軸となるセキュリティ関連のスキルと出会ったのも、このときの転職がきっかけでした」
自律的なキャリア形成の上で、大きな武器となる知識やスキル。その主な指標の一つとなる資格について、鈴木は積極的に取り組んできました。
鈴木 「これまでに、業務のかたわらで取得してきた主な資格は8個ほどです。DXCに入社してからも、Microsoft AzureとAmazon Web Services(AWS)の2つを取りました。フレキシブルな働き方のおかげで、資格勉強の時間も取りやすかったです」
資格取得の醍醐味は大きく二つあると言います。
鈴木 「一つめは、実践に活かせる場面の多さです。これは、最初に取った情報技術者試験で感じたことですが、技術的スキルだけではなく、法律やマネジメントに関しても一定の知識が身につき、日々の業務が快適になりました。
二つめは、日々の業務で使っている知識が体系化できることです。じつは、つい数年前に放送大学を卒業したのですが、座学として勉強し直すことで、普段現場で経験している断片的な知識を改めて体系化できたと思っています」
これらの資格や各職場で培ったスキルを武器に、この10年でインフラエンジニア、セキュリティコンサルタント、社内IT企画と転職し、キャリアの裾野を広げてきた鈴木。
鈴木 「毎回、どなたかに声をかけてもらっての転職です。常に誰かから誘ってもらえるような人財でいようと思い、人との接点やアウトプットの機会を大切にしています」
しかし、そんな彼にとって今回のDXCへの転職は想定外のものでした。
どうしても働きたい会社に出逢ってしまった
鈴木 「本来であれば、企業勤めから引退するつもりだったんです。前職を辞めた理由も、家業を引き継いでほしいという話が出たのがきっかけです。ただ、たまたま覗いていたビジネス特化型SNSで、エージェントに『ぜひ受けてほしいおすすめの会社がある』と言われ、覗いてみたらDXCでした。前々職のセキュリティコンサルタント時代にDXCと協業していたため、『あのDXCか』とピンときましたね」
前々職時代から、DXCのカルチャーには好感を持っていたと言う鈴木。名前を聞いて興味が湧き起こりました。
鈴木 「当時から、とても良い会社だという噂は聞いていました。何より、案件のDXC側メンバーと直接話す中で感じる朗らかさや、当時の上司がDXCの担当者と話して帰ってくると機嫌が良くなっていることが、社風の良さを物語っていました。そんなふうに、見えている部分だけでも魅力的に感じていましたね」
そんなDXCをエージェントにお勧めされ、話だけでもとカジュアル面談に臨んだものの、あっという間に心をつかまれてしまったと言います。
鈴木 「就職する気はなく『とりあえず話だけでも』と臨んだものの……。セキュリティサービス部門をリードする尾関との話を通して『多少無理を言ってでも働きたい会社だ』と思ってしまいました(笑)」
そこで、鈴木は家業を急遽妻に調整してもらい、一度距離を置こうと思っていたIT業界に再び漬かることに。それほどまでに彼を引き付けたのは、業務内容に加えたメンバーの人柄とカルチャーでした。
鈴木 「業務について、面接内で丁寧な説明があったのがとてもありがたかったです。社内ITのセキュリティと、進行中プロジェクトのバックエンドサポート、フロント営業の3パターンがあると聞く中で、心の奥にしまっていた『自分はセキュリティの仕事がやりたい』という想いが再燃しました(笑)。
加えて、面接でお会いする方々がとても柔和で穏やかな、良い人ばかりでした。働き方や休み方の自由度が高いのも、好印象でしたね。フレキシブルに休暇が取れ、家族と予定を合わせやすい環境が良いなと考えたんです」
スペシャリストとしての知名度向上をめざして
実際に働き始めて2カ月(取材当時)が経つ中で、これらの印象に関しては入社前とのズレは一切ないと言います。
鈴木 「すごく働きやすいですね。業務面では、オファーされたプロジェクトを柔軟に掛け持ちできていますし、休暇・業務スケジュールの調整も柔軟です。メンバーの人柄に関しては、みなさん仕事熱心だけど大らかな方ばかりですし、『マネージャーだから指示命令権がある』といった強い縛りもありません。チームメンバー全員が対話できる、話しやすい雰囲気が整っています」
一度は業界から身を退こうとしたものの、自身のキャリアについて主体的に考え、行動し続けてきた鈴木。その結果として、DXCで仕事のしやすい環境を手に入れ、さらなるチャレンジ精神が湧き溢れるようになったと言います。今後の自身のキャリア形成における抱負について、彼はこう話を締めくくります。
鈴木 「スペシャリストとして、業界に顔を売っていけたらと思っています。今までもアウトプットするようにしていましたが、今後はより自身の顔が出るものに挑戦したいですね。たとえばセキュリティに関するセミナー講師、EXPOでの登壇といった機会を逃さず、積極的にチャレンジしていきたいと思います」
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