DXCテクノロジー・ジャパン(以下、DXC)では、社員のキャリアについて「自身のキャリアアップは自身が計画して実践していく」という考え方のもと、キャリアアップを支援する環境を提供しています。会社は決まった研修を提示するのではなく、以下に記した2つの形式の研修環境を提供。社員は各自のキャリアプランに沿って、自身で適切なものを選択します。
①UdemyやLinkdInラーニング®などを活用し、ビジネススキルからDXやAIなどの最新技術まで約3万3,000コースをそろえたトレーニングプラットフォーム「DXC Learning」を提供。24時間いつでもオンラインで受講可能
②社員からの要望やビジネス状況に基づいてとくに力を入れるべき分野を見極め、日程が決まっている、短期間で効果的に必要な知識が得られるトレーニングを提供
今回は、②のトレーニングの1つとして用意した「ビジネスゲームトレーニング」について紹介します。本トレーニングを担当している古屋と、実際にトレーニングに参加した本橋に聞きました。
▲本橋(左)と古屋(右)
──ビジネスゲームトレーニングとは、どのようなものでしょうか。
古屋:名前の通りゲーム形式のトレーニングで、外部のプロフェッショナルなトレーニング会社に依頼し、オフィスで1日かけて実施します。数十人の参加者が5~6名のチームに分かれ、各チームが新興IT会社の経営陣となり、経営資源の投入計画を立案して実行するゲームです。会計年度を数ターンまわして会社の経営をシミュレーションして体験すると共に、最終的にどのチームが業績を上げたかを競います。
これまで数回開講していますが、毎回経営がうまくいくチームと、赤字に陥ってしまうチームが必ず出ます。各チームがどのような経営手法を取ったのか比較するほか、各局面で自分のチームが取った経営手法が結果に対してどのように影響したかを振り返ることで、ゲームを通してビジネスに必要なさまざまな気づきを得ることを目的としています。
──なぜこのトレーニングを提供しているのですか?
古屋:当社はここ数年の社員の拡大に伴いマネージャーも増員していますが、必ずしもビジネスプランニングの経験がある社員が新しくマネージャーに就任するわけではありません。そのため、まずはファイナンス面での基礎知識を効果的に学べるトレーニングを提供したいと考えたのが始まりでした。それと共に、当社がマネジメントチームに期待する「 計画と実行の重要性を理解する」「ものごとを俯瞰して観る」「 人材を効果的に活用する」ということも学ぶトレーニングを提供したいと検討していました。そんな時にちょうど、当社の要望に合わせてトレーニング内容をカスタマイズしていただけるトレーニング会社と出会い、本トレーニングを用意することができました。
マネージャーだけでなく、ビジネスプランニングに関わる社員や、本トレーニングが有効だと考えられる社員に受講してもらっています。
──本橋さんは、どうしてこのトレーニングを受講されたのですか?
本橋:私は、システム開発のプロジェクトを推進するPMO(プロジェクトマネジメントオフィサー)として働いています。PM(プロジェクトマネージャー)と共に、プロジェクトの進捗状況を把握し、プロジェクト遅延を生じさせないように速やかに課題解決し、リスク軽減にむけたリソース(人員)を調整・管理するのが私の役目です。
ただ、私の今の役目は、予算のことを外に置いて、プロジェクトとして最適な人員計画を検討するところまでです。この人員計画のもと、プロジェクト予算内で実際に人員の手配をどうするかまでは、検討できていません。予算も考慮してプロジェクト管理をしていく次のステップに進まないといけないと感じていました。
そんな中、本トレーニングの案内をマネージャーから受け、次のステップに進むために有効なのではと考え、受講することにしました。また、会社の経営というものに対して、今の自分の能力でどこまで通用するかをゲームで試してみたいという好奇心もありました。
▲トレーニングの様子
──トレーニングの効果はいかがですか?
本橋:トレーニングでは、私のチームは残念ながらうまく経営できす、優良企業にはできなかったのですが、そのおかげでプランニングと実行に対して、戦略はぶれてはいけない、市場調査が重要だといったさまざまな気づきを得ることができました。これらの気づきを、現場で活かしていけたらと思っています。
また、ゲーム内で予算を考慮した人員計画を立てて実行したことで、今のプロジェクトでの実際の人員手配を見て「実際の人員手配がこうなるのは、ゲームで経験したああいう影響があるからか」と相関関係がわかるようにもなりました。
古屋:他の参加者からは、リソース活用やチーム運営などさまざまな観点での新たな気づきを得ることができた、今後のチームマネジメントに活かしていきたい、といった感想が出ています。その後実際に実務でどのように活用できているか、フォローアップも実施する予定です。
──本橋さんは、今後どのような研修を受講したいと思いますか?
本橋:私にはヒト・モノ・カネをコントロールして、プロジェクトを成功裏に導ける力を習得していきたいというビジョンがあります。そのためにPMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)を取得したいと考えているので、PMP取得トレーニングを受講したいです。次の開催での参加をめざしています。
──今後の研修制度の展望について教えてください。
古屋:引き続き、社員の要望や会社のビジネス状況を的確に把握しながら、そのときに必要で効果的なトレーニングを常に提供していきたいと考えています。
※ 記載内容は2024年1月時点のものです
