昨今、多くの企業が実務型インターンシップを実施している中、ボッシュが「他に例がない」と自負しているのがグローバルインターンシップです。海外拠点で2週間、学生が切磋琢磨するプログラムで、毎年大好評です。今回は実際に参加した後に内定を得たインターンシップ経験者3名と、同行したメンター1名のリアルな声をお届けします。
海外の拠点で英語を使いながら実務を経験できる
ボッシュは毎年夏、理系学生を対象に、ベトナムやインドなどの海外拠点でグローバルインターンシップを実施しています。コロナ禍には現地での実施を見送った年もありましたが、2024年夏の実施で現地開催は8回目を迎えます。
参加者は、約2週間現地に滞在し、異文化を肌で感じながら仲間と共に切磋琢磨してチームでプロジェクトに取り組みます。最終日には、現地法人の役員の前でインターンシップの成果を発表します。インターンシップ期間中、海外拠点の従業員との共通言語は英語となりますが、ボッシュでは英語に関する応募条件は設けていません。
2023年にベトナムで開催されたグローバルインターンシップに参加し、2025年4月に入社予定の金林、林、玉田の3人は「海外の職場環境で業務体験ができる」ことに惹かれて応募を決めたと語ります。
金林:ボッシュという会社自体にも興味を持っていましたが、実際に海外に行って英語を使いながら開発に取り組めることに大きな魅力を感じました。しかも、渡航・滞在費が全額会社負担とのことで、こんなにおもしろそうなインターンシップはなかなかないなと。英語は英会話教室に週1で通い、一応日常会話ができるというレベルでした。
将来的にグローバルな環境で働きたい、実際に自分の手で先端技術を扱って未来を創る仕事がしたいと考えていたので、思い切って応募しました。
林:就活サイトに早い段階から登録していたところ、いろいろな会社からインターンの案内が来ました。その中で、海外で実際に働くことのできるボッシュのグローバルインターンシップは、自分にとって一際目を引きました。
将来的に英語を必要とされる現場で働きたいと思っていた僕にとって、それを学生の時点で経験できるのは大きい。研究室の教授に話を聞いたら、入社したOBも何人かいるということを聞きました。『良い会社なのでインターンに行ったほうがいいよ』と太鼓判を押していただいたので、これは応募するしかないと思いました。
玉田:実はそんなに真面目に就職活動をしていなくて(笑)。車が好きでボッシュを知っていて、なんとなく新卒採用はないかなと調べてみたら、グローバルインターンシップを知りました。期間が2週間って長いなと二の足を踏んでいた時に、大学で開催していたインターンシップ合同説明会にボッシュのブースがあって。実際に話を聞いてみたら、とても魅力的なインターンシップだとわかったので急いで申し込みました。
グローバルインターンシップで3人のメンターを務めた河邉は「ボッシュって、日本では主要な事業が自動車部品なのに、どうしても電動工具の印象が強烈でしたね。けれど実際に入社してみると、ボッシュの世界の広さに驚きます」と笑います。
知識を詰め込み、とにかく質問。議論を重ねた2週間
2023年のグローバルインターンシップはベトナムで開催されました。参加者は18人。3人で1チームを組み、各チームにはメンターがつきます。
河邉は今回、メンターとして参加するのは初めて。昨年のメンターを務めた従業員からの気づきを活かして、学生たちに取り組んでもらうプロジェクトを考案しました。意識したのは、できるだけ実際の業務と近い内容にすること。
実務とは違ったインターンシップ用のプロジェクトの方が企画自体はしやすいですが、せっかくなので学生には「ボッシュで働く」ことをリアルに感じてほしかったのです。
▲ボッシュ・ベトナムのメンターたち
河邉:そうなると最初は、細かい専門用語の勉強が必要になります。そうしたインプットの期間も含め、2週間で取り組んだシステムの取り組んだシステムのテストと最終発表となると、どこまで実際の業務に寄せるかの塩梅が難しくて。
日本側のメンターとベトナム側のメンターで2〜3カ月かけて話し合い、双方の得意分野を掛け合わせたプログラムを作成しました。プログラムのテーマは、実際の顧客要求を題材としました。自動車制御装置が新たに受信するデータをどのようにソフトウェアで処理するのが良いか解析を行い、完成したソフトウェアの評価指針や方法を学び、実機で評価を行いました。
せっかくグローバルインターンシップに参加するというチャンスを得たのなら、ぜひ何かを得てほしいと考えた河邉。「異国だからこそ自分の殻を破って、主体性を持って挑戦してほしい。2週間もあればなんでもできる」という想いをプロジェクトに込めました。
そんなプロジェクトについて、参加した金林たちは「難しかった」と振り返ります。
金林:他の企業のインターンシップと比べて、結構難しくて。けれど最初の3日間ほどでクルマやソフトウェアに関する知識を詰め込んで基礎から取り組むのは楽しかったです。漠然とした知識が実際の業務を通して身についていくような感覚は新鮮でした。
林:僕は大学の研究室ではソフトウェアを使うことが少なく、今回のインターンシップで車がどうやって動いているかを学びました。実際のシミュレータに触れたのは良い経験でしたね。プロジェクトは難しかったけれど、現地のメンターにたくさん質問をしてコミュニケーションを取ることを楽しんで取り組むことができました。
玉田:学生用ではなく実際に業務で使用されている機材などを使わせてもらったのが刺激的で、とても嬉しかったです。また、別のチームと連携してプロジェクトを進めたのですが、他部署と連携して進める点では実際の業務に近い体験ができたと思います。
その中で、ボッシュでの働き方のイメージが自然に湧いてきて、将来この会社で働いてみたいという気持ちになりました。河邉さんは僕らの主体性を重視してくれて、助けてくれるけれど、あくまで僕らが自分たちで質問して議論していくためのサポートという感じ。インターン生のためになる環境を作っていただけたのはありがたかったです。
業務への取り組みだけでなく、ベトナムの空気を肌で感じられた
グローバルインターンシップで印象に残ったことを聞くと、3人は口をそろえて「実際の設備を使ってプロジェクトに取り組めたこと」と答えました。ラボも学生用に用意されたのではなく、実際に業務で使っているもの。そのため自分たちが関わっていない製品にも触れられ、他のチームの雰囲気を感じながら連携して進められたと話します。
そうした環境でのグローバルインターンシップでは、現地のメンターが優しくも厳しい指導をしてくれたと語ります。「基礎的な質問をくり返しても、何度でも対応してもらったことから理解が深まった」と3人は振り返ります。
河邉:なんでこんなに面倒を見てくれるのだろうと思うくらい、学生のことを考えて、どうやったら伝わるかを試行錯誤してくれていました。時に笑顔で無理難題と思われるタスクもありましたが、それは優しさと思いやりがあるからこそ。日本のメンターである私たち同様、何かを得て帰ってほしいという想いの表れだと感じました。
現地の従業員との交流は業務上だけではありません。地元の人で賑わうレストランに連れて行ってもらえたり、観光案内をしてもらえたりしたおかげで、ベトナムの人々の暮らしを垣間見ることができたと言います。
玉田:毎日、お昼に地元の人しか知らないようなお店に連れて行ってくれたことが印象に残っています。また、ふとした時間にボッシュに入社した経緯を聞いたり、趣味やバカンスの話をしたりしてベトナムの暮らしを肌で感じることができました。
最終日には、日本のボッシュの人事が全員をツアーに連れて行ってくれました。国境近くのメコン川まで行って、昔の渡し船のような船でスリリングなクルーズを体験したんですよ。
金林:インターン生だけで出かけることも多く、平日は就業時間後に、近くの街に行ってマッサージを受けたりバスケをしたり。ホテルのプールで泳いだりもしていました。土日は少し遠出して、みんなで遊園地に行ったり花火を見たりと、週末を満喫していましたね。
林:ベトナムと言えば、バイク。最初は危なく見えて臆していましたが、乗ってみると利便性の高さがわかり、ハマりました。みんなが車で移動する中、僕だけバイクで移動したこともあったほど。ベトナムはバイク向けに交通整備されているのがおもしろかったです。
2週間で得た経験は、その後の人生を濃くする
ベトナムという異国でリアルな職場環境に2週間身を置いたグローバルインターンシップを経て、3人の意識に変化がありました。
玉田:日本だと英語ができる人は、特別視されてしまうイメージがあります。けれどボッシュでは、英語はスキルではなく、あくまでツール。高い英語力があるかは関係なく、お互いの気持ちを汲み取りながら協力して仕事をする重要性を学びました。
インターンシップでさえ一人ひとりを見てくれるボッシュなら、新入社員でも適当にどこかのチームに配属するのではなく、個を見て従業員を大事にしてくれるのだろうなと思い、入社したいという気持ちが大きくなりました。
林:ボッシュ以外にも1社のインターンシップを受けたのですが、そこは人事部の中でも上の人たちが仕切っていました。対してボッシュは比較的若い人たちが中心となって動いていたので、社歴が浅くてもチャンスがあるのだなと感じました。そういう雰囲気に惹かれたのもあって、僕はボッシュしか受けていません。ボッシュに落ちたらニートになる覚悟でした(笑)。
金林:海外でのインターンシップを経て、グローバルな環境で仕事がしたいという気持ちが強くなりました。帰ってきてから海外でマネジメントする会社も見たのですが、やはり開発したいという自身の気持ちに気づいて。トップダウンではなく、みんなで意見を出して仕事をする環境を持つボッシュにますます惹かれました。
加えて2週間、実務に近い環境でインターンシップに取り組んだ結果、会社を見る時の大事なポイントがわかるようになり、就職活動の時にもかなり役立ちました。
メンターの河邉は、現地に行く前は「みんな英語に苦戦して、暗く長い2週間になるかもしれない」と想定していたと明かします。
河邉:実際はみんなとてもチャレンジングで、わからないことがわかるまで聞き続けていました。2週間の間、言語や専門知識の壁にあたり、どう乗り越えるかと頭を悩ますことも多かったと思います。そんな中でも妥協することなく、その時の自分が持っている武器で戦う姿は頼もしかったです。
2週間、悩みながら目の前のプロジェクトに向き合えば、きっと人生観が変わります。物事の見方が変わるくらい濃いプログラムを用意しているので、ぜひチャレンジしてもらいたいです。
少しでも興味を持った方は、ぜひボッシュのグローバルインターンシップに参加申し込みしてみてください。
※ 記載内容は2024年5月時点のものです
