異なる視点から未来を創る。東洋製罐グループの同期が語る部署を超えた絆と成長の軌跡
東洋製罐で働く押渡部と岡本は同期入社ながら、現在は異なる部署で活躍しています。
押渡部:私が所属する経営企画部 事業戦略グループでは、予算の策定や収益をよくするための施策、効果の試算などを行っています。部署にはメンバーが6人おり、1人1つずつ事業を担当。私は主に飲料缶事業を担当しています。
この業務では、将来予測をすることが多いので、前提条件を立案するのが一番難しいですね。どこまで考慮すればよいのかを考えるのが今でも課題です。ただ、考えた効果に対して実際の結果がどうなったかを見られるのは楽しいと感じています。
一方、岡本はテクニカルセンター メタル技術開発部 加飾開発グループに所属しています。
岡本:私の部署は11人体制で、容器の外面印刷に関する技術開発や生産技術のサポートを担当しています。こちらも一人ひとり異なる業務を担当していることが特徴です。上司の協力を仰ぎながらも、基本的には全工程を1人で担当しているので、程よくプレッシャーを感じながら働いています。
私はコーヒー飲料を入れる缶などに用いられる「TULC(Toyo Ultimate Can)」に使用される加飾技術の1つのラベル缶の開発を行っています。環境によりよい印刷技術をめざして、工夫や評価を重ねています。
2人が仕事をする上で大切にしている価値観も異なります。
岡本:私は周りの人への感謝を忘れないことを大切にしています。開発をしていく上で協力してくれる部署や工場のメンバーに感謝を忘れず、リスペクトの気持ちを常に持って仕事をするように心がけています。
押渡部:私が一番大切にしているのは、常に「なぜそうなるのか」を考えることです。業務上、いろいろな部署の方と関わることが多く、さまざまな要望が来ます。言われた通りのアウトプットをすることは可能ですが、もともとなぜその依頼がされてきたのかという前提や依頼の本質を明確にしないと、次のアクションにつながりづらい精度の低いアウトプットになってしまうと感じます。
また、月次や四半期の収益報告も私の仕事の1つなのですが、その際も、何が原因で利益の数値が変化したのかを詳細まで明らかにして、自分で納得した上で相手に伝わるように説明することを大切にしています。
東洋製罐グループホールディングスでのグループ採用一期生として入社した2人。グループ会社に同期がいることで、より広い視野で仕事ができる環境が整っています。
押渡部:他のグループ会社にも同期がいるので、工場訪問時に話ができたり、「〇〇さんと知り合いなんだね」という会話から、上司・先輩方や別会社の方々と会話が弾んだりすることもあります。グループ会社間の風通しのよさを実感しています。
岡本:他のグループ会社の同期にも、「そっちはどう?」と気軽に聞けたり、情報共有ができたりするのもうれしいですね。
開発から経営企画まで、自身でキャリアを考え歩む──多様な経験を積む若手社員たち
就職活動時、岡本と押渡部は生活に身近な製品に関わる仕事を希望していました。学生時代、生物系の研究をしていた岡本は開発職への就職をめざします。
岡本:就職活動時は「日用品など身の回りにある製品の開発をしたい」という明確な軸がありました。大学院に進まないと決めていたので、学部卒でも開発業務ができる企業を探す中で東洋製罐に出会ったんです。それまでは「容器」というものを意識したことはありませんでしたが、東洋製罐の存在を知ってからは自動販売機やスーパー、コンビニなど、さまざまなところで製品を目にする機会が増え、興味が増しました。
また、入社の決め手の1つとなったのがインターンシップで感じた雰囲気のよさ。それ以前は開発職といえば真面目で冷静な方ばかりかと思っていましたが、当社のインターンシップに参加してみたら意外にも人情に厚く、優しい方が多くて。そんな人柄にも惹かれました。
一方、押渡部も当初は食品業界の開発職を志望していました。しかし、就職活動をしていく中で方向性に大きな変化がありました。
押渡部:飲料・食品業界を見ていく中で、結局そういった飲料や食品は「容器」がないと人の手に渡らないということに気づきました。容器があるからこそ人々の手に食品が渡るのだと実感したことで、容器業界に興味がシフトしていきました。
また、大学院で遺伝子の研究をしていたこともあり、初めは開発職を希望していましたが、経営にも興味があったことから事務職へと方向性を転換しました。学生時代から「それはなぜ?」と物事に疑問を持ち仮説を立てて検証していくことが多く、その特性を活かし、かつ会社の事業方針に関与していくには、開発職よりも経営などに携わる方がよいと感じたことも大きいです。
入社後、2人は同じ工場に配属され、それぞれの道を歩みます。
岡本:工場配属後、加飾開発グループに進むことは事前に決まっていたので、工場では製造課で印刷工程に関わる実務経験を積んだり、品質課で製品の品質管理をしたりしました。工場の仕事は力仕事が多く大変でしたが、男女関係なく、挑戦できる環境を作ってくれたことが、ありがたかったですね。
一方押渡部は3カ月間の工場配属後、本社の営業統括室に異動。4年間で3部署を経験し、現在は経営企画部で働いています。
押渡部:私は入社面談の際に「最終的には会社の経営に携わりたい。そのためにまずは、会社の売上を司る営業職を経験してみたい」と希望を伝えていたこともあり、工場勤務後、3年ほど営業統括室で飲料ペットボトルにおける受注の全体管理を行い、今の部署に異動しました。自分で描いたキャリアを上司に共有し相談した結果、他部署へ異動する機会をいただけたことは非常にありがたく感謝をしていますし、仕事は毎日楽しいです。
一方で、転職したかのように業務内容が変わるので学ぶことが多くて大変でもあります。とくに今の部署は、経理の知識も必要なので慣れるまでには時間がかかりました。ただ、今の部署に異動して一番に感じたのは、理想を語るのは多くの人ができても、実際に現実的な施策に落とし込むのは難しいということです。日々、「言うは易く行うは難し」を実感しています。
想定外のやりがいに出会う瞬間。開発と経営、異なる道を歩む若手社員の気づきと挑戦
それぞれの部署で活躍する2人にとくに印象に残っている出来事を聞きました。
岡本:2024年12月に初めて自分で評価したものが製品化されたことが感慨深いです。お客さまの製品が50周年を迎えるということで、普段とは異なる印刷手法を用いた製品を出したいと相談を受けたんです。その時、担当していた営業がたまたま同期で。初めての取り組みに2人で思い悩みながらも、しっかりコミュニケーションをとって案件を進めることができました。
とくに大変だったことは、工場との連携です。工場からすれば新たなスペックを導入することは不安要素でしかありません。その不安を取り除くため、評価を積み重ね、工場の意見にも耳を傾けながら最後まで寄り添う姿勢を大切にしました。工場のメンバーも協力的でありがたかったですね。
一方、経営企画部の押渡部は予算策定の方針決定における課題に今直面していると言います。
押渡部:各部署から理想の状態についていろいろな意見が出てくるのですが、それを実際に実行したらどうなるのか、どんな効果が出るのか、どのように定量化するのかというところまで落とし込むのが難しいと感じています。誰も正解がわからないものに取り組んでいるので、進め方もよくわからず、いまだ手探り状態です。
来年度からは本格的に業務を任される予定なので、「大変だろうな」と今から不安な気持ちもあります。一方で、それが実現できたらすごく大きな達成感があるだろうなと期待もしていて。そんな大きな仕事を任せてもらえることにワクワクしています。
仕事のやりがいについて、岡本は当初の考えが変化したと話します。
岡本:最初は新製品や技術を世に出すことにやりがいを感じると思っていました。でも今はそれ以上に工場の方々の困り事を解決することや困っているメンバーのサポートをすることなど、「仲間を助けること」にやりがいを感じています。
それが技術として落とし込まれ、世の中の人々の幸せにつながっていくプロセスをめざしています。
押渡部は、会社の仕組みを明確にしていく過程に魅力を感じています。
押渡部:会社の中でなんとなく決まっていることや、どんな経緯で決まったのかわからないルールなどについて、なぜやっているのか明確にした上で、効率よく進められるようにプロセスを具体化していくことにやりがいを感じます。
まだすべてを明確化できているわけではなく、着手し始めたばかりですが、上司もそれを望んでいるので、協力を仰ぎながらよい環境で仕事ができています。
頼られる存在をめざす若手社員の挑戦。東洋製罐で見つけた自分の役割と成長への道筋
東洋製罐の魅力について、2人は異なる視点から語ります。
岡本:私は所属しているテクニカルセンターの開発理念「SDfOs」(Sustainable Development for Others)がとくに気に入っています。私自身、この会社に入って周囲の仲間のために働くことにやりがいを感じるようになったため、他者のために開発を行い、世界に貢献するという理念に強く共感できました。
また周囲にも他者のために頑張れるメンバーが多く集まっているように感じます。とくに私が常にお手本にしているのは直属の上司の背中。私が大きなミスなく仕事をできているのも、日頃から上司が陰でさまざまなサポートをしてくれているからこそだと感じています。
押渡部は規模の大きさと社員の仕事への姿勢を魅力として挙げます。
押渡部:入社前は知名度の低さからあまり大きな会社ではないのかなと思っていたのですが、実際に入社してみると想像以上に規模が大きく、社会的な影響力もある会社だと実感し、身が引き締まりました。また、社員それぞれが担当製品に対して強い愛着を持って働いていることも印象的です。
女性社員としての働きやすさについても、2人は高く評価します。
押渡部:「女性だから働きにくい」と感じたことはあまりないですね。男性社員が育児休業を取得することも多く、家庭とも両立しやすい環境ではないかと思います。
岡本:有給休暇も取得しやすいですね。体調を崩した時に上司から「無理はしないでいい」と声をかけていただいたことも。それ以来、体調の悪い時はフレックス制度や有給休暇を活用させてもらっています。
今後の展望について、押渡部は経営の舵取りを担う立場として成長していきたいと話します。
押渡部:頼られる存在になることが目標です。そのためにも今は、一つひとつの業務を着実にこなし、その精度を高めていきたいと考えています。また自分が会社の方向性を決められる一員になれるよう、知識や情報も積極的に吸収していきたいです。
岡本も同様に、信頼される存在をめざしています。
岡本:工場の困り事や要望を具体化し、本社に提案して承認を得る際には、しっかりとした実績と評価結果の精度、ロジックが必要です。「岡本さんが担当した案件なら大丈夫」と思っていただけるような存在になりたいですね。
最後に東洋製罐でどのような人材が活躍できるのか、2人は考えを述べます。
押渡部:なんでも自分事にして楽しんでいける人が輝けると思います。当社の社員は優しく、質問すれば丁寧に教えてくださる環境です。自ら積極的にコミュニケーションを取り、知識を吸収していける人が活躍できるはずです。
岡本:何か起きた際に「なぜだろう?」と考えるプロセスを大切にし、その疑問や考えを周囲と共有できる人は頼りにされると思います。
※ 記載内容は2025年2月時点のものです
