2024年3月8日、株式会社PR Tableでは、「【採用マーケティングMeetup】変革するHRマーケットのキャリア」というテーマでオフラインイベントを開催しました。特別ゲストとして、ナイル社で採用広報・採用マーケティング施策を主導し、現在はナレッジワーク社でHRに携わる渡邉 慎平氏をお招きした今回のイベントをレポートします。
<登壇者プロフィール>
株式会社ナレッジワーク
HR 渡邉 慎平氏
慶應義塾大学卒業後、ナイル株式会社(当時ヴォラーレ株式会社)に入社。300社以上のデジタルマーケティング支援に携わったのち、人事へ異動し、採用と広報を所管。HRTechスタートアップでの経験を経て、2023年12月ナレッジワークに参画。
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株式会社PR Table
共同代表取締役 / Founder 大堀 航
中央大学法学部卒業。大手総合PR会社・オズマピーアールを経て、2013年オンライン英会話サービスを運営するレアジョブに入社。 PRチームを立ち上げ、14年6月の東証マザーズ上場に貢献。同年12月、PR Tableを創業。
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ストーリー:前編 / 後編
採用マーケティング手法の変遷
イベントでは、まずはじめにPR Table人事部の竹田が登壇して当社の会社・事業説明を実施。その後、モデレーターであるコーポレートコミュニケーション室の久保よりゲストの渡邉氏を招いてセッションがスタートしました。
▲「GOLDEN EGG」運営のエッグフォワード様に会場提供いただきました
──採用マーケティングの手法がどのように変化してきたのかを1つめのテーマとして話せればと思っています。渡邉さんはナイルさん時代に採用マーケティングを実践されてきたと思いますが、具体的な手法の変遷を教えていただけますでしょうか。
渡邉氏:2018年頃に「ナイルのかだん(現:NYLE ARROWS)」というオウンドメディアを立ち上げ、内定承諾率や応募後の選考辞退率改善を指標として運用をはじめました。
その後2019〜2020年にかけて採用サイト・ATSのデータ連携とKPI設計を行ったり、職種別の採用LPを用意したりするなどしてデータドリブンになっていき、採用マーケティングを本格化したのが2021年頃です。Web接客ツールを活用したコミュニケーションや、Web広告によるコンテンツディストリビューションにチャレンジして認知や露出量を計測する取り組みも行いました。
▲株式会社ナレッジワーク HR 渡邉 慎平氏
──近年は採用マーケティングの実践が大手企業に広がりはじめていると思うのですが、航さんは日頃お客様と接している中で実感はありますか?
航:実感はありますね。当社が採用マーケティングの全体像を提案した時に「まさにそういうことがやりたいんです」と言っていただける機会が増えてきたと感じています。
また、大手企業様では認知の拡大はもちろん、正しい認知をしてほしいというニーズが高まってきました。とくにジョブ型の雇用が進み職種が多様化する中での職種認知がなかったり、そもそもの企業認知が低かったりという課題感が強い印象です。そこに対して当社ではパーセプション調査をはじめ、さまざまなソリューションを提供しています。
▲株式会社PR Table 共同代表取締役 / Founder 大堀 航
──採用マーケティングを実践するにあたり、現在ナレッジワークのHRとしても取り組まれている渡邉さんの視点から、押さえておくべきポイントはなんだと思いますか?
渡邉氏:やり方でもったいないと思うのが、Howの話に留まってしまっているケースが多いこと。他社の経営者や人事の方から相談を受ける時も「いい施策はないか?いいチャネルはないか?」と聞かれますが、それ以前に大事になってくるのがバリュープロポジションをどうとるか。
つまり、どんな人たちにどんな会社と思ってもらいたいのかを決めることです。これを決める前に、施策を進めていても思うような成果につながりません。
また、他社でうまくいっていた事例も自社に当てはまるのかどうかは立ち止まって考えなければいけません。まずは届けたい人たちに対して自社を伝えるにあたって、何をどうコンテンツ化して、どう届けるかを考えていくことが必要だと思いますね。
採用マーケターのキャリア事例
──渡邉さんはもともとナイル社でマーケター経験を経てキャリアチェンジされています。人事に異動したのはどうしてだったんですか?
渡邉氏:Webコンサルタントとしてキャリアをスタートしています。そこから人事になったのには3つの理由がありました。
1つめが、会社が成長する中で、人事に力を入れるフェーズになってきたこと。社長から声をかけられたという経緯はありましたが、私自身も側から見ていて組織を強固にする必要があると感じていました。
2つめが、もともとWebコンサルタント時代に採用にも関わっていたこと。新卒採用は現場が担う仕組みだったので、採用に関する感度も高くなっていました。
3つめが、コンサルタントとしてさまざまな企業を見る中で「強い組織から強いプロダクトや事業が生まれる」のを直近でみてきたこと。人や組織、カルチャーこそが、他社との差別化要因になると考えるようになりました。
── 一方、PR Table社ではHR業界出身のメンバーがたくさん活躍していますが、どんなキャリアがあるかいくつか紹介いただけますか?
航:現在は営業職として活躍してくれている人材が多いですね。求人広告の営業や人材エージェント、大企業の人事出身者などさまざまなHR領域からジョインしてくれていますが、その共通点として「採用マーケティングの知見を深めたい」「より広いソリューションで顧客課題と深く向き合いたい」などのメッセージを受け取ることが多いと感じています。
実際に当社では、HR業界で培った知見やスキルを活かして、入社1カ月で日本を牽引するトップ企業を担当したり、片や1年で部長職に抜擢されるなど目立った成果を残す方も出てきている状況です。
これから活躍できるHR人材とは?
──最後のテーマです。お二人から見て、これから活躍できるHR人材とはどんな人ですか?
渡邉氏:人事は普遍的なビジネススキルが求められる総合格闘技です。事業側と経営の間にたって、事業や組織の成長に必要なことをやるスタンスが大事ですね。
また、以前の成功体験にとらわれないこと。私自身、以前の会社でうまく行った事例をつい話してしまうことがあります。ですが、今の会社で当てはまるのかは別問題なので、いつもアンラーニングして、「この会社では何をやるべきか」の俯瞰的な視点を持つように心がけています。
航:当社のお客様も人事部のご担当者が多いですが、ご相談いただく課題領域は日々広くなっていると感じています。
新規で導入いただいてから契約をご継続いただくタイミングで、ほとんどのお客様から「より広い支援」をお求めいただくので、記事・動画の制作やデジタル広告、サイト作成など、HR市場の課題を抑えつつ総合力で提案できるような、いわゆる“なんでもできる”人材はお客様ニーズにフィットしやすいですよね。
交流会も含めて、満足度の高いイベントに
トークセッション終了後は、交流会へ。登壇者やPR Table社員と参加者での交流はもちろん、参加者同士での会話も弾む時間となりました。
▲PR Tableの社員と参加者が交流する様子
参加者からは次のような感想も届きました。
・会社・事業紹介パートでは、PR Tableの組織構成や大切にしていること、社内コミュニケーションの具体例などを具体的に知ることができ、満足度の高い時間でした (「就活・転職活動に役立つキャリア学習サイト」の今後も楽しみにしております!)。
・トークセッションパートは、採用マーケティングについて広い視点で見ること、考えるきっかけになりました。また、海外での採用マーケの立ち位置などのお話から、採用マーケに関わる者としてより気持ちも高まりました!「理想の採用」という言葉が今も余韻です。
ありがたいことに、「ぜひ採用にまつわるイベントについて、今後も参加させてください!」「ぜひ定期開催いただきたいです!」という声もいただきました。
今後もイベントを定期的に開催していく予定です。次回のイベントもお楽しみに!
