talentbook株式会社でプロダクト開発部の部門長をしております。岩村と申します。
大晦日に風邪を引き、寝正月からのスタートとなった2025年。気持ちを新たに、2024年の振り返りと今年の目標について発信したいと思います。
talentbookの開発チームにとって、2024年は大きな変化があった年でした。特に3つのトピックが印象的です。
オフショア開発からの内製化への転換
1つ目は開発体制の変化です。弊社では2020年末ごろから、ベトナムのオフショア会社に開発を依頼してきました。社内に開発の知見がほとんどない状況では非常に助けられていましたが、私を含めて開発経験を持つPMが揃い始めたことで、新たな課題が見えてきました。たとえば、以下のような場面で課題を感じることが増えました。
・ 開発者と直接やりとりして、要件や仕様にフィードバックしたい場合
・ トラブル発生時の調査や修正に時間がかかる場合
これらを解消するため、 業務委託のエンジニアを新規採用し、引き継ぎ期間を設けて内製化を進めました。
その結果、以下のような変化がありました。
・ PMとエンジニアが直接コミュニケーションできるようになり、要件定義の段階から細かいフィードバックや提案を受けられるようになった
・ リリース前にプロダクトの品質を高める機会が増えた
・ 要件の不備による手戻りが減り、開発期間の短縮と高品質なプロダクトづくりが可能になった
2024年はこのように「開発の内製化」という大きな一歩を踏み出し、チーム全体で大きな成長を感じられる年となりました。
人材面の強化
2つ目は組織強化についてです。2024年には、新たに2人のプロジェクトマネージャー(PM)を採用し、チーム体制を強化しました。この変化は、1つ目の「内製化」とも密接に関連しています。オフショア開発時には一部のPM業務を外部に依頼していましたが、内製化を進める中でPMの役割が不足することが予想され、新たな人材採用が必要でした。
実際入社してくれた2人はエンジニアと積極的に連携し、各機能の顧客メリットやUI/UXをしっかり考慮しながらプロジェクトを進行してくれました。その結果、各機能のリリースサイクルを短縮しつつ、インパクトの大きい機能 を次々にリリースすることができました。
企画やPM業務の部分が大幅に強化されたことで、エンジニアは開発に迷いなく集中できる環境が整いました。結果として、チーム全体の生産性が向上し、より多くの価値ある機能を迅速に提供できるようになったと感じています。
新しいメンバーの加入により、開発チームが次のステージへ進む土台ができた1年だったと感じています。
技術スタックの変化
3つ目は技術スタックの変化についてです。
弊社のサービスは過去5年間、主にNuxtとRailsを基盤として運用されており、大きな変更はありませんでした。しかし、2024年は新しい技術を柔軟に取り入れる挑戦の年となりました。
具体的には以下のような取り組みを行いました。
・ Python を活用したリコメンドエンジンの実装
・ ElasticSearch の導入による検索機能の改善
・ プロトタイプ開発に Next.js を採用し、サービス開発のスピードアップ
これらの変化は、内製化や新たなPMの加入といった他の2つの取り組みが生み出した副次的な成果でもあります。新しい技術を取り入れる柔軟性が生まれ、チーム全体で「最適な選択」を模索できる環境が整ったと感じています。
これからも、既存の技術にとらわれず、チームの成長とプロダクトの進化を支える技術を積極的に導入していきたいと考えています。
2025年の意気込み
ふりかえりにも書きましたが、昨年は、私が入社(2021年1月)して以来最高のチームの状態でした。今年はそれを超えるべく、以下の取組みをしていこうと思っています。
正社員採用とプロダクト開発組織の外部発信
現在、弊社の開発チームは業務委託のメンバーに大きく依存しており、フロントエンド・バックエンド・デザインを含め、正社員のエンジニアがほとんど在籍していない状況です。この体制を改善し、プロダクト開発の安定性と持続可能性を高めるためにも、正社員エンジニアを採用していきたいと考えています。
しかしながら、エンジニア採用市場は激戦区であり、魅力的な企業が数多く存在する中で、弊社を選んでいただくためには戦略的なアプローチが欠かせません。そのため、以下の2点に注力する必要があると考えています。
1. 働くメンバーのキャリアや活躍を知ってもらう
実際に一緒に働く仲間がどのような人物で、どのようなキャリアを歩んできたのかを発信することで、候補者に「ここで働きたい」と思ってもらえるきっかけを作ります。この点については、talentbook を活用し、プロダクトチームのBookを用意して実施しております。
2. 開発組織の取り組みやビジョンを発信する
自社のプロダクト開発における課題やチャレンジ、組織としての考え方や成長戦略を明確に外部に伝えることが重要です。この点については全く実施できていなかったので、今年は弊社のプロダクト開発組織のビジョンや実際の取り組みを積極的に発信していこうと考えています。
AIの活用について
最後に、今年に取り組みたいこととしてAIの活用があります。現在、弊社のプロダクトでは 社員インタビューAI や リコメンドエンジン等 にAIを活用しています。これらの機能は、プロダクトの核となる部分を担っており、引き続き性能向上やユーザー体験の最適化に努めていきます。一方で、現在のAIの進化の速度を考えると、既存機能の改善という意識ではなく、できることに合わせて機能のあり方を根本的に変えるような考え方もしていく必要があると思います。進化の速いAIに関する情報をキャッチアップし、新しいツールやサービスを適宜検証することで、顧客により価値のあるプロダクトを提供できるように取り組んでいこうと思います。
社員インタビューAIについてはこちら
さいごに
やりたいことは、他にも色々ありますが、それは追々発信できればと思っています。これからも挑戦を続ける中で、技術や組織の進化をお伝えし、同じ志を持つ方々とつながっていけたら嬉しいです。引き続き、talentbookと私たちの取り組みにご注目いただければ幸いです。
