入社前からITへの興味。しかし未経験のため一度断念。
株式会社エスプール(以下、SPL)の子会社で、人材派遣アウトソーシング事業を行うエスプールヒューマンソリューションズ(以下、SHS)に中途で入社した添田。
それまでは、ギタリストとして音楽を生業にしていたが、それだけでは生活が難しく派遣社員としても働いていた。
「35歳までギタリストとして音楽をメインに生計を立てていました。メジャーレーベルからのお誘いをいただいたことや、テレビ番組に出て演奏した経験もありました。ですが、それだけでは生活していけなかったので、並行して派遣社員としてこれまでコールセンターなどで勤務していました」
中途入社する以前から上記の経験を活かし、SHSの派遣スタッフとして業務にあたっていた。その後、同じ現場で就業するSHSの社員から推薦を受け、中途入社することになった。
「具体的な理由ではないですが、まだまだSHSで働きたいと思っていたため、社員昇格制度に応募しました。今考えると、現在ほどの仕事に対する積極性はなかったと思います」
入社する前からITエンジニアに興味があった添田だが、未経験のため中途入社からその道をめざすことはあきらめたと言う。
「もともとWebページの編集やデザインの入稿を趣味程度で行っていました。そのため、入社前から仕事としてITを扱うことに興味はありました。しかし、ITエンジニアは技術職という認識で、自分は35歳で未経験。
新卒で22歳からキャリアを積んでいる人にすぐに追いつけるかという不安もあり、SHS入社のタイミングでITエンジニアの道は断念しました」
ベストタイミングで社内公募制度が誕生──飛び込む覚悟で応募を決める
中途入社後、メインの仕事をしながら、たまにあるIT関連の業務に魅力を感じ、やはりITエンジニアとして働きたいと強く思うようになった。
「SHSで金融系の案件に従事している時に、一部ですが数字を一つひとつ手入力やコピー&ペーストしなければならないアナログな業務が残っていました。このような煩雑な作業は、早くなくさなければならないと思い、4時間かけ手入力を不要とするExcelシートを作りました。
このようなデジタル化作業を何回か行いましたが、とてもやりがいを感じました。入社した際にIT関連の業務への従事を一度は諦めましたが、やってみるとやはり楽しい。これが日常になればいいなと思っていました」
そのような気持ちを抱いてから約2週間後、キャリアチャレンジが叶う社内公募制度が誕生する。添田は、ベストタイミングだと思ったと言う。
「一般的に未経験でITエンジニアをめざす場合、基本的には社内公募制度が勧められているので、SPLにも社内公募制度があればいいのにと思っていました。
その2週間後ぐらいに、掲示板で『社内公募制度始まります』という言葉を見つけたんです。まさにベストタイミング。『これだ』と思い、飛び込む覚悟で応募しました」
キャリアチャレンジの実現へ──熱量とチャレンジする姿勢で転籍を果たす
社内公募制度誕生後、すぐに応募した添田。選考は内密に行われ、転籍決定後も直属の上司や他2、3人のみに伝達される仕組みだという。
「周囲の人には選考に参加することは一切話していません。所属部署に迷惑をかけることを承知の上で応募するため、基本的に口外厳禁となっています。応募自体もパソコン上で行えるので、違う言い方をすれば『誰にも知られることなく応募でき、内密に進めてもらえる制度』ですね。
もちろん、希望部署が具体的にどのようなことを行っているかなど、疑問や相談したいことがある場合は、人事面接などで人事担当に直接聞くこともできます」
キャリアチャレンジに必要なのは、“熱量”であると添田は言う。未経験での転籍を希望していたため、キャリアチャレンジを叶えるためには、企業風土である“チャレンジする姿勢”を見せるしかないと熱を込める。
「“1席を10人で取り合っている”意識を持って“熱量”をアピールすることが必要だと思います。配属している部署からはいなくなって迷惑をかけますし、未経験で転籍するならなおさらですよね。実際に知り合いに模擬面接をしてもらい、熱量をしっかり伝えられるように準備なども行いました。
また、2次面接は自信がなかったのですが、“どうしてもITエンジニアになりたい”という気持ちが出てしまい、『来年また受ける時には、どんなスキルがあればITエンジニアとして転籍できますか』と逆に質問してしまいました。結果的に、どうしても受かりたいという熱量をアピールできたかなと思っています」
熱量以外にも、前勤務先での成果や真摯に取り組む勤務姿勢で“チャレンジする姿勢”をアピールできると語る。
「今いる部署で期待以上の成果を上げることが大事だと思います。具体的に私はSHSの同期の中で一番早く役職に就けたことや、金融系の業務を行っていた時にクライアントの方に『添田さんに担当してほしい』という言葉をいただけたことを成果としていました。
それ以外にも、簡単なこととして遅刻しないなどの勤務姿勢もアピールできると思います」
「社内公募を活用して、良かった」──転籍後の充実感とやりがい
転籍後、日々やりがいを感じながら業務にあたっている添田。転籍して良くないと思ったこと、後悔したことは一つもないと答えた。
「日々やりたい仕事ができているので、社内公募制度を利用してよかったです。未経験で、覚えなければいけないこともたくさんあり、頭は使いますがとても充実した日々を過ごしています。
また、技術的にも、人望的にも実力がある方たちのフォローもあり、最高の環境です」
一方で、大変だと感じることは、未経験での転籍のためすぐに配属先の力になれないことと、業務内で十分過ぎるほど頭を使うため、業務外で勉強する余裕を当初の想定ほどは取れていないことを挙げる。
「未経験なので、すぐに配属先の力になれません。それでも、ならなければいけないという責任感は感じています。また、覚えることもたくさんあり、自主的に勉強もしたいのですが、業務中に頭を使い果たしてしまうため、今は追加で勉強する余裕と時間があまり持てていないですね。
そのため、業務後は休むことに集中しようと決め、長期休暇の時に勉強するようにしています。疲れた状態で勉強すると半年も持たないと思うので、長くじっくりやる意識へと変えました」
SPLの社内公募制度で、熱量とチャレンジする姿勢でキャリアチャレンジを成功させた添田。未経験ながらも、念願の転籍で充実した日々を送っている。今後のITエンジニアとしての活躍に期待したい。
※ 記載内容は2024年5月時点のものです

