株式会社エスプールヒューマンソリューションズ(以下、SHS)は人材アウトソーシングを行う企業であり、その中でも独自のフィールドコンサルタント(以下、FC)と呼ばれる、派遣スタッフの教育や育成を行う社員と自社派遣スタッフを一緒に現場に配属するグループ型派遣サービスを行っている。
今回は、SHSの中でも期待度の高いプロジェクトである、熊本の大型BPOセンターでスタッフ管理を行う以下の新卒入社のFC社員3名と、中途入社8年目となるセンターを統括するリーダー社員に座談会形式でインタビューを実施した。
<新卒社員>
・奥村 怜生(23年新卒入社)
・大村 優夢(23年新卒入社)
・塚本 わかな(23年新卒入社)
<中途社員>
・川上 公一朗(16年中途入社)……センター長、熊本支店FCエリアリーダー
▲左から、川上 公一朗、奥村 怜生、塚本 わかな、大村 優夢
新卒で入社した彼ら、彼女らがFCとして働くことへ何を魅力に感じ、どのような気持ちで何を原動力に仕事に取り組んでいるのか。3名の本音と、それに合わせてリーダーから見える彼ら、彼女らの活躍について熱く語り合ってもらった。
──入社してから、どのようなことを頑張っていますか?また、FCを志望した理由はなんですか?
大村:人に寄り添うことを大事にし、業務へ励んでいます。志望理由は、学生時代に、中学校の野球部のコーチをしており、その際に野球のことや、進路のことを相談されることが多く、その経験を活かしたいと考えていました。
また、勉学では学生時代労働に関して学んでおり、どういった人たちが派遣業界で働いているのかという興味があり、その人たちの人生に関わる仕事で、1人でも多くの働きたい人に仕事を届けたいという思いがありました。
塚本:全国転勤だったこともあり、自分で限界を決めないようにしよう、どのような状況でもこの心を持ち続けようと思っています。
志望理由は、コミュニケーションを取ることが好きで、それを活かしたいと思ったからです。SHSの人材を活用して派遣スタッフをフォローする、FCの仕事に魅力を感じたことがきっかけです。
奥村:SHSは人材派遣会社のため、多くの人と関わることが楽しそうだと思っていました。プロジェクトに携わるみんなで目標を掲げ、派遣スタッフや社員でその達成に向けて取り組んでいます。
志望理由は、会社や社員の雰囲気が自分に合っていると感じたからです。明るい方や、他者からの視点を持って行動できる方が多いです。
──仕事で大変だったことは何ですか?また、どのように乗り越えましたか?
塚本:即座に判断が必要な場面が多くあるのですが、そこに時間がかかってしまうことです。
自分の中に判断基準となるものがある時はすぐに判断できますが、判断材料となる知識や経験がないものは考えても時間を要するだけなので、たくさん周りの方に聞いて解決しています。その時の判断を真似することで、自分で判断ができる範囲が広がっていきました。
大村:相手がどのように考えているか、何を求めているのかを考えることが大変でした。相手の考えを聞くこととはもちろんですが、自分の意見や考え、要望を自己開示することで、より相手の真意や本音が見えるようになりました。
奥村:現場でのタスクが多く、すべて処理することに苦労していました。経験を積んでいくうちに、優先度の高さがわかるようになり、処理するタスクの順番がわかるようになりました。
軸は緊急性の高さ、関わる人の数がどれくらいかで判断しています。また、自分自身ですべきものなのか、他の人に振っても良いものなのか判断し、極力自分で溜め込まないようにしています。
川上:FCはある程度自己解決するスキルが求められることです。問題や、課題点、解消しなければならないこと事がたくさんある場合、その原因を分析して解決可能な事柄なのか、重要度や優先度を考えて、限られた時間や人員で解消、好転させられるように工夫し、必要であれば社内外の人に頼ることでクライアントから信頼を得ることができました。
──FCはどのような人が向いていると思いますか?
塚本:相手の立場に立って考えられる人、人と関わることが好きな人だと思います。FCにとってのお客様は、クライアントや、現場の派遣スタッフなど多様なため、相手の立場に立って物事を考えられる人は向いていると思います。
また、多くの人とコミュニケーションを取りながら行う仕事のため、人と関わることが好きな人は楽しめると思います。
大村:客先でクライアントや派遣スタッフと関わることが多いため、そこでの一つひとつの行動に責任を持つことができる人が向いていると思います。
奥村:性格的には他者思考が強い人だと思います。相手のために何ができるかを考えることが好きだとか、実際にうまくいったときに喜びを感じられる人はFCに向いていると思います。
能力的なところでは、周りをよく見て行動できる人だと思います。スタッフの小さな変化に気づくことが退職抑止につながるため、FCには必須な能力だと思います。
川上:FCの業務特性として、さまざまな考えを持ったクライアント、派遣スタッフと仕事をしていく必要があるため、自分自身の考えやポリシーを持った上で、さまざまな角度から物事を捉えられる能力は必要だと思います。
FCは客先常駐という業務の特性上、短期間での異動により複数プロジェクトを経験することも多い。そこに対するメリット、デメリットについて、現場異動経験のある川上はこう語る。
川上:メリットは、一つのプロジェクトにとどまらないことで、さまざまな経験ができ、多様な価値観の人たちと出会えることです。
デメリットは、プロジェクトが変わるたびに、自身の考えややり方をその都度クライアントに理解していただかないといけないことですね。とはいえ、クライアントとゼロから関係性を構築していくことは、ある意味FCの真髄ともいえるので、複数のプロジェクトでさまざまな経験をして信頼を獲得していけると理想かなと思います。
──入社当時と比べ、自分が成長したと感じる点はなんですか?また、川上さんから見た新卒が成長した点を教えてください!
塚本:責任を持つ意識がついたことです。現場で研修担当をしているのですが、学生時代とは違い、お金をもらって仕事をしているため、自分の発する言葉や伝え方一つひとつに責任を持とうと意識するようになりました。
大村:私は、コミュニケーションが取れるようになったとすごく感じます。これまで積極的に人と関わるタイプではなかったのですが、社会人になり人材業界で派遣スタッフとコミュニケーションを取ることが増え、派遣スタッフから相談される経験を積んだことで成長できたのではないかと思います。
川上:塚本さんは、いい意味で図太くなったなと感じます。最初は、不安も多く戸惑っている姿も見かけましたが、最近ではトラブルに対して堂々と対応できるようになり、変わったなと強く思います。
大村さんは、人を見る視野が広がったなと強く感じます。最初は、何を考えているのかわからない部分もありましたが、人と接する仕事をしていく中で人との向き合い方を自分なりに考え、積み重ねてくうちに視野を広く持つことができるようになったのかなと思います。
──コミュニケーションをとる際に気をつけていることや、大切にしていることは何ですか?
大村:相手と目線を合わせることです。コールセンターの場合、派遣スタッフは座って仕事をしているのですが、自分は身長が高く相手が目線を上げる必要があるため、高圧的に見られないように、相手に目線を合わせて話すよう気をつけています。
塚本:自分の当たり前を押し付けないように意識しています。いろいろな派遣スタッフがいる中で、自分はわかっているから当たり前と思っても、受ける側のスタッフは知らないかもしれません。
ですので、相手がわかっている前提で進むのではなく、何事も一から説明するように心がけています。さまざまな方がいるという想いでコミュニケーションを取るように意識しています。
──今後新卒で入社される方向けに、社会人としてのアドバイスをお願いします!
塚本:学生のうちにできることを存分にしておいた方がいいと思います。自分の苦手意識があるものを克服できていれば、社会人になる上で不安が軽くなると思います。
たとえば、社会人になるとExcelをよく使用するため、できるようにしておくと損はないと思います。気持ちの面では、どんと構えておくことが大切です。この先、環境の変化もいろいろあると思いますが、変化を恐れずどんと構えておくだけでも自信を持って取り組めるかなと思います。
大村:今の時間を楽しむことが一番大事かなと思います。私は学生のころに時間を有意義に使って、もっと勉強しておけば良かったと思っているので、自分が本当にやりたいと思ったことをやって、少しでも後悔がないようにした方がいいと思います。
FCは人に寄り添うことが必要不可欠であり、その中でもコミュニケーションを大切にしている。人と関わることが好きな人、人のために行動したいと思える人には達成感が得られる魅力的な職業である。
それぞれが、FCという仕事に誇りを持って取り組んでいるのだと強く感じた。今後も、FCとして活躍する彼ら、彼女らの姿からに目が離せない。
※ 記載内容は2024年5月時点のものです

