保健室は2022年11月現在、エスプールグループの本社にある。
今回は保健室の取り組み内容を、保健師の中野 由記と看護師の藤本 かおりに話を聞いた。
保健室が設置された目的は、エスプールグループで働く従業員の健康をサポートするためだ。
業務内容は、社員の健康診断の企画・立案、健康相談(フィジカル・メンタル)、健康教育、休職・復職者の対応、救急処置、安全衛生方針の計画策定、衛生委員会、職場巡視、ストレスチェック実施・分析等多岐にわたっている。保健室には一般従業員はもちろん、管理者からも日々さまざまな相談が多く寄せられる。2017年の開設当初は、従業員が働くワークスペースの一角に場所を設けたオープンな保健室だった。
オープンであることのメリットとしては、産業保健業務に関連する部門との協働のしやすさや、従業員から気軽に声をかけてもらえ、保健室メンバーを身近に感じてもらえることであった。その一方で、オープンであるがゆえ、誰からも見えてしまうことがデメリットでもあった。体調の悪い人や悩みがある人、それを知られたくない人が相談に立ち寄りにくいといった声も聞かれており、プライバシーの点からも改善したいと考えていた。
加えて、コロナ禍となった2020年からは、相談件数が増加。現在も事業拡大に伴い従業員数が増えたことで、相談件数は横ばい、オープンな環境下ではタイムリーな対応が難しくなっていた。保健室の環境改善の必要性がより高まる状況の中、2022年6月エスプールグループの新拠点開設を機に、「エスプール保健室」として部屋が設置されることになった。
中野 「専用の部屋を設けてからも、今までのオープンな環境と変わらず効率的に業務ができています。面談スペースもあるので、突然の相談も対応しやすくなりました。また、他者に入室を見られない構造にもなっていますので、よりプライバシーに配慮されていると感じています」
室内設備も整っており、面談スペースのほかにも急病人用ベッド・リクライニングチェア・リフレッシュのための酸素吸入器などが用意されている。
藤本 「来室される方の相談内容は非常に多岐にわたります。健康診断の結果のこと、睡眠に関すること、病気との付き合い方など些細なことでも早めに相談してほしいと思っています。
コンタクト方法も保健室に来てもらうだけではなく、メール・電話・ZOOMを利用してご相談いただいた方の希望に合わせた対応を行っています。相談内容から直ちに医療機関の受診が必要と判断した際は、病院まで付き添うこともあります。みなさんの健康を支えるため、臨機応変に対応しています」
また、 エスプールグループでは、いつでも健康相談ができるようなサポート体制も整えている。
中野 「グループ会社ごとに勤務形態が異なり、就業環境、働き方もさまざまです。対面でのコンタクトが適わない場合も多くあり、試行錯誤しながら日々の業務にあたっています。タイムリーに相談できることが不調予防・早期対応につながりますので、24時間相談できる外部の健康相談サービスも案内しています」
保健室は、エスプールグループで働く全従業員が常にベストな状態でパフォーマンスを発揮できるように、健康面から会社と従業員を支えている。保健室はエスプールグループにおいて、社員の働きやすさの向上の一翼を担っている。
