クラウド環境の最適化に向けたプロジェクトを推進。スピード重視の開発現場をリード
ふるさと納税の認知拡大にともなって取扱高が増加し、さとふるで取り扱う自治体数は1,300を超えました(2024年3月時点)。そんな多くの会員数を誇る巨大なシステムを管理するシステム部の中でも、池田はインフラグループに所属しています。
「会員数が増加する中で、スムーズな拡張を可能にするシステム基盤を構築するのがインフラグループの任務。いまはその足場づくりをやっているところです。
私はクラウド環境の構築や最適化に向けたプロジェクトリーダーを担っています。プロジェクトによっては自ら手を動かすこともあれば、実際に設計構築に入っていくことも。
また、協力会社の進捗を管理することもあります。新しくサービスを立ち上げる際などは拡張性の確保や適切なセキュリティ対策、パフォーマンスの最適化、コスト管理といったサービスの足場となる技術的基盤の計画や構築などに携わります」
さまざまな新規プロジェクトに携わってきた池田。中でも大規模なOSの刷新プロジェクトは印象に残っていると言います。
「フロントエンド、バッグエンドともにOSをすべて刷新しました。期間は1年近くかかりましたね。当時、インフラレイヤーの人はあまり多くなく、私と上長、協力会社の方、さらにアプリケーションに関わる部分はもっとたくさんの人が関わりかなり大規模なプロジェクトとなりました。
私が中途入社して1年目の時だったので、全体を把握していない上に仕様が開示されてない部分もあって。すべて調査して解き明かしながら、移設していくのはたいへんでしたね」
現在、常時インフラ対応を行うメンバーは10名。案件ごとに協力会社のメンバーとチームを組成し、プロジェクトを推進しています。
「全員が中途入社で、30代が中心です。インフラグループは年齢や社歴に関係なく、フラットでコミュニケーションが取りやすい環境です。私が入社したのはコロナ禍でしたが、プロジェクトを進める中で多くのメンバーと会話する機会があり、自然と打ち解けることができました」
チームを牽引し、関係各所との調整役も担うなど責任あるポジションを務める池田。仕事をする上で大切にしていることがあります。
「細かい作業が多くなりがちなので、正確かつ迅速にチェックできるようルール化を重視しています。また、明確な規約がない場合や前例のないことに取り組む際は、相手にインフラ側の意見をきちんと提案した上で、双方が納得のいく落とし所を事前に見つけてからプロジェクトに着手するよう心がけてきました。
とくに企画担当者のようにシステム基盤に詳しくない方々とのやり取りでは、自分の考えや意図をできるだけわかりやすく説明することを意識しています」
ユーザー視点でシステム開発に貢献できることに魅力を感じて、さとふるへ
若いころから、映画やドラマを観るとストーリーの背後にある設定や構成に想いを巡らし、いつも物事の裏側に関心を向けてきた池田。大学では図書館情報学を専攻し、図書館司書をめざすのではなく図書館を支えるシステムや情報検索技術などを中心に学びました。システムへの強い興味があったことから、卒業後はSIerに入社。ネットワークエンジニアとしてキャリアをスタートさせます。
「SIerではNW装置、Windowsサーバーを中心に対応し、スマートフォンデバイスに対して一括で設定を配信・管理するサービスの構築などにも携わりました。スタッフの管理が中心の業務でしたね。
トラブルの立て直しを任されることも多く、さまざまな事態に対応するスキルや、初動で問題を正しく見極めて収束に向けてリカバリー計画を策定し、それを推進する力が身につきました」
そんな池田に転機が訪れたのはキャリア16年目のこと。ある想いが芽生え、転職を決意しました。
「前職では、それぞれ異なる開発現場に対応するメンバーの管理を担当していました。部下の数は多い時で100名以上。しだいにメンバーを直接育てていけるような、自分の手が届く範囲の仕事がしたいと思うようになり、事業会社への転職を考え始めました。
当時とくに関心があったのが、使っている人の顔が見える身近なサービスを扱う企業。中でも、さとふるを選んだのは、結婚したばかりの妻から教えられてその存在を知り、利用者としてふるさと納税に興味を持っていたからです。ユーザー視点でシステム開発に貢献できることに魅力を感じ、入社を決めました」
入社後、現在も所属するインフラグループに配属された池田。SIerで培った経験を活かしながらスキルを磨き、キャリアの幅を広げてきました。
「前職で身につけたマネジメントスキルが大いに役立っていますし、技術面では新しいことを学ぶことができています。入社当時ほとんどなかったクラウドに関する知識を、実務を通じて身につけられたことはとても有意義でした」
一方で、さとふるのカルチャーにも支えられてきました。
「社内にはこれまで属人化していた情報を開示するための仕組みが構築されており、標準化に向けて知識やノウハウを積極的に共有しようとする動きがあります。新しいサービスについて共有する場が定期的に設けられている上、協力会社や新加入のメンバーとわからないことを気軽に教え合える環境もあるなど、個人と組織が共に成長していける土壌が整っていると感じます」
SIerで培った経験を活かし、スピード重視の新規開発を支える
新規サービスの成功の鍵を握るのは迅速な開発。入社以来、池田はスピードと品質の両立に努めてきました。
「新しいサービスの開発においてもっとも重視されるのはスピード。ローンチの1カ月前になってプロジェクトがインフラグループへハンドオフされるケースも珍しくありません。
2022年に、お礼品の出荷手配や清算などの運営業務や配送コスト削減をめざして、JR東日本が運営するふるさと納税サイト『JRE MALLふるさと納税』とさとふるが寄付情報などのシステム連携を行った時も、企画から実装までわずか半年ほどの短期間で完了しました」
転職を機に、池田は顧客に対して提案する側から提案される側に。仕事の進め方が大きく変化しました。
「協力会社の立場や考えを理解できることが、SIerで長くキャリアを積んだ私の強み。開発する上で必要な情報をいち早く提供するなど、相手の立場になって作業の手を止めないよう心がけています。
また、入社後は新しいメンバーとチームを組む機会が増えました。プレイングマネージャーのような立ち位置で、メンバーと一緒に手を動かしながらプロジェクトを進めるアプローチをとっています」
一方、この7月から育休取得を予定している池田。社内には育児と仕事を両立しやすい環境があると言います。
「社内には育休経験のある男性社員が少なくありません。従業員が不在になることを想定した体制がすでに整っているため、会社側から積極的に育休取得を促されるなど、取得にあたって抵抗感はまったくありませんでした。約半年の育休中は働くことなく、育児に専念することができます。社員のキャリアを尊重した人員配置にはとても助けられています」
使命感と誇りを胸に、ビジネスの成長を下支えするシステム基盤の構築を
入社して4年目になる池田。さとふるでインフラ開発に携わる魅力について次のように話します。
「サービス開始から10年を迎え、当時の開発者らの考えに想いを馳せながら基盤を整理し、新しいビジネスがスタートしやすいようにモダナイズすることが私たちインフラエンジニアの役割。事業の拡張に陰ながら貢献できていることが大きなやりがいになっています」
ビジネス要求に応じてスムーズな拡張を可能にするシステム基盤を構築するために。さとふるのインフラを担うエンジニアとして、池田には実現したいことがあります。
「事業立ち上げ時には想定していなかったサービスのための拡張を繰り返しているため、さまざまな課題がでています。新たな追加機能の提案を通じて、より安定性、信頼性、堅牢性に優れたものへと刷新していかなくてはなりません。
上位レイヤーを視野に入れて、現時点で部分的に取り組んでいる最適化を全体に広げていきたいと思っています」
それができるのは、働きやすい環境があるからこそ。中途入社だから感じる当社の魅力があると言います。
「働き方の自由度が高く、仕事の進め方などをコントロールすることができています。前職と比較すると、QOLが大幅に向上しました。プライベートと仕事の両立ができていて、とても働きやすいと感じています。
また、ミスやエラーの原因を人ではなく組織や制度に求める文化が根づいており、誰かが失敗してもそれを責めることなく、全員で対処しようとする風潮があります。ミスを隠さずに正直に申告しやすいのは、そういった社内の雰囲気のおかげだと思いますね」
一方、今後は若手を育成する役割も期待される池田。未来の仲間に向けて、次のように参加を呼びかけます。
「事業を下支えすることが、私たちインフラエンジニアのミッション。裏方に徹してシステムをつくっていくことに喜びを感じる方々であれば、モチベーションを持って仕事に取り組めると思います。
また、当社では最新技術を活用したサービスを提案するアイデアソンのようなイベントも定期的に開催しています。新しいことに積極的に挑戦したいと考えている方々にとっても、やりがいを感じられる職場です。全体を俯瞰しながら、自分の立ち位置や果たすべき役割を理解しバリューを発揮できる方を歓迎します」
事業の拡張を陰で支える使命感と誇りを胸に。新しいサービスのための“足場づくり”を通じて、これからも池田はさとふるのビジネスに貢献し続けます。
※ 記載内容は2024年5月時点のものです
