年間MVP受賞の瞬間。チームと積み上げた成果が結実した伴走型リーダーの歩み
ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」の制作・運用を担うお客さまサービス推進部コンテンツ制作グループ。そこで関根は「サイト改善は企画で終わらせず、形にしてリリースしなければ意味がない」という信念のもと、スピーディにPDCAを回すことをミッションに掲げています。
「私たちのチームは、主にさとふるサイトの制作業務を担当しています。ふるさと納税の制度の仕組みをわかりやすく伝える説明コンテンツや、自治体やお礼品の魅力を伝える特集ページの制作、さとふるならではのサービスについて紹介しているページなどです。
中でも特集ページは、他部署からの依頼に対応するだけでなく、自分たちで内容を企画し、デザインからコーディングまで一貫して手がけているのが特徴です」
現在、関根は社員5名・派遣スタッフ17名、計22名のメンバーを率いています。その歩みは、1人のプレイヤーとして現場に立つところから始まりました。
「2017年にWebデザイナーの派遣スタッフとして入社した当時は、自分が作る側のプレイヤーでした。その後、直接雇用を経てWebディレクターとなり、2024年4月からはグループマネージャー代行としてグループ全体の管理を行う立場に。企画から他部署との調整、施策管理に加えメンバーのマネジメントまで、業務の幅が一気に広がりました」
関根のチームは2026年2月、Webサイトの検索順位向上をめざすSEO施策において、最重要キーワードである「ふるさと納税」で念願の検索順位1位を獲得。この成果が評価され、年間MVPも受賞しました。
「最初に上司から四半期MVPの選出を伝えられた時は、半信半疑でした。そこからさらに年間MVPの候補に選ばれ、最終発表は表彰式のステージ上で行われたんです。名前を呼ばれた瞬間は、ただただ驚いてしまいました」
その場では実感が湧かなかったものの、授賞式が進むにつれ、じわじわと喜びと感謝が込み上げてきた──関根はそう振り返ります。
「本当にうれしくて、チームでコツコツと取り組んできた成果を会社に認めてもらえたような気がして、とても誇らしかったです。また、目標としていた『1位を獲得できた』という事実を、チーム全員でリアルタイムに分かち合えた瞬間も、私にとっては同じくらい忘れられません」
知識ゼロからのスタート。他部署も巻き込んだ、地道なサイト改善
2022年頃にこの業務を引き継いだ当初は、SEOの知識がほぼゼロからのスタートだったと関根は話します。
「サイト立ち上げ当初からずっと会社として取り組んできたSEO施策は、歴代の担当者が試行錯誤しながら施策を推進しては志半ばで担当交代してきた経緯があります。私が担当を引き継いでからは、まずは自分自身で知識を身につけることから始めました。
具体的な施策の検討においては、本当にさとふるサイトに適している施策なのかをチーム内で話し合い、やるべきことを整理していきました」
結果が出ない時期も、根気よく業務に取り組んだと語る関根。そこには同じ気持ちで向かう仲間がいました。
「サイトを改修しても、その変化が順位に反映されないことも少なくありませんでした。都度サイトの状況を確認しながら、少しずつのプラスを積み重ねていけばいつか成果につながると信じて、前を向き続けていました。メンバーも前向きな人が多いチームだったので、悲観的になることはありませんでした」
関根は、成果を生み出せた背景には、自分たちだけではなく社内のさまざまな部署の協力があったと振り返ります。
「SEO施策における取り組みは、自分たちだけで完結するものではありません。サイト改修にあたって開発部門をはじめ関連部門やプロジェクトへ施策の相談や共有することはもちろん、営業部門への協力依頼やコンテンツの見直しを検討したり、社内のさまざまな部署を広く巻き込みながら進めました」
ただし、改善を続ける上で壁もあったと言います。システム開発案件の優先順位調整には、粘り強い交渉が必要だったのです。
「当然、会社として重要なサービスの改修などが優先されるため、SEO施策の細かい改修案件をいかに対応してもらうかが課題でした。
上司と一緒に施策検討を重ね、改修の必要性や重要性を伝えて交渉することで最終的には専用の開発体制や予算を確保してもらえるようになり、改善のPDCAを安定して回すことが可能になりました」
ユーザー視点こそが最強のSEO。率先して学び、背中を見せるリーダーシップ
なぜ、競合がひしめく最重要キーワードで1位を獲得できたのか。その背景には、テクニック論に終始しない、本質的なサイト作りのコンセプトがありました。
「Googleの評価基準を突き詰めると、結局は『ユーザーにとって役立つサイトかどうか』に行き着きます。それは、私たちが日頃から心がけている、わかりやすくて利便性の高いサイトにしようという方向性とも一致しています。
SEOのテクニックだけに偏ってしまうと、キーワードを過剰に盛り込んだ不自然なページを作ってしまいがちですが、そうではなく、あくまでもユーザーの使いやすさを最優先に意識しながら改善を重ねていきました」
プロジェクトを牽引するにあたり、自らが施策の先頭に立つという強い覚悟を持って日々の業務に臨んでいました。
「メイン担当となる以上、社内で一番SEOに詳しくならなきゃいけないと考えていました。他部署から質問や相談が寄せられたときに、すぐに自分で答えられる状態を作っておきたかったんです。自分自身が内容を深く理解した上で、判断を下すことを常に意識していました」
日々のデータ検証を継続していたことは、サイト内で発生した急なトラブルの早期発見にもつながりました。
「あるとき、比較的上位に安定していたものが、大幅に順位が急落してしまいました。順位は日々の微細な変動もあるため見極めが難しいのですが、毎日順位や細分化した項目をチェックしていたからこそ、一時的な変動ではない異常事態だとすぐに察知できました。
調査の結果、エラーが一時的に発生している可能性があることに辿り着きました」
エラー解消後、順位は無事に回復しました。
「検索順位だけでなく、ユーザーに快適に使ってもらうために絶対に直すべき課題へ、いち早く気づけた。結果的に貴重な機会になったと感じています」
また、プロジェクトの推進と並行して、組織全体で成果を出し続けるための仕組みづくりにも取り組んでいます。
「チームをまとめる上では、共通の目的を全員で共有し目線を合わせることが大切です。そのため、チームの役割や方針をまとめ、チームメンバー全員に向けて共有する場を設けています。
とくに重きを置いて伝えているのが、「PDCAを回してリリースすること」です。どれほど優れた企画を立てても、サイト上に反映されなければユーザーにとっては何も変わらないと同じです。最後まで形にして世に出せるようチーム全体で徹底しています」
誰もがフェアに挑戦できる環境で。品質向上と業務効率化をめざす新たなマネジメント
今回のMVP受賞は、自身の心境やチームへの向き合い方にも変化をもたらしたと関根は語ります。
「受賞を通じて責任感が増しました。SEOの取り組みが社内で広く認知されるきっかけになったからこそ、日頃の立ち居振る舞いも含めて、より責任ある姿勢でいなければと身が引き締まる思いです」
受賞という節目を経て、2026年4月、関根は正式にグループマネージャーへ就任。役割も大きく変わりました。
「これまでは代行としてプレイヤーの側面が強かったのですが、現在はメンバーに案件を振り分け、サポートやフォローに徹する立場へ動くよう心がけています。私自身、制作も進行管理も経験してきたからこそそれぞれの立場で理解できることも多いと思うので、困ったことがあったらいつでも相談に乗りやすい存在でありたいです」
性別や年齢に関係なく、実績や貢献度が正当に評価される組織風土についても実感を込めて語ります。
「社内では成果を出した人がフェアに評価されています。実際、私自身もコツコツと積み重ねてきた成果からマネージャーに就任していますし、周囲にも年齢や経歴にとらわれず活躍している人がたくさんいます。同じ目標に向かって頑張れる人、周りのために動ける人であれば、年齢や社歴に関係なく活躍のチャンスが巡ってくる会社です」
今後は自身の成長だけでなく、グループ全体の制作体制をさらに高めていきたいと関根は話します。
「ユーザーから、より選ばれるサイトとなるように制作品質を向上させていきたいです。そのためにデザインに関する学習の機会を設けたり、制作に注力できるよう、運用業務の効率化にも取り組んでいます」
自身がこれまで歩んできた道のりを振り返り、関根はここで働く魅力についてこう語ります。
「当社の良さは、お互いに協力し合って作り上げていける環境があることです。挑戦したいと思ったときに、快く受け入れてもらえる土壌があります。1人では実現できないような大きな壁であっても、熱意を持って取り組み続ければいつしか周りも協力してくれる、そんな環境なんだと、身をもって実感しています」
「自分だけの力ではなく、本当に周りの協力のおかげ」とMVP受賞を振り返る関根。
誰もがフェアに活躍できる環境で、謙虚に、そして等身大のリーダーとしてチームに寄り添うそのスタンスは、さとふるのサイトとチームの双方をさらなる成長へと導いていきます。
※ 記載内容は2026年5月時点のものです
