地域社会への貢献を軸に。事業の行く末を見届けるため、自ら理念を打ち立てた原点
SBプレイヤーズグループにおいて、COOとして事業推進を担うほか、CISO/CPOや人事担当役員という幅広い領域からグループ全体の成長を支える加藤。そのキャリアの原点は、システムエンジニアから始まり、ビジネスコンサルタントへと歩みを進めた日々にありました。
2002年には独立系のコンサルティング会社を自ら立ち上げ、役員として活躍していた加藤ですが、日々お客さまと向き合う中で、事業に対するある強い想いが芽生えていたと言います。当時の想いについて、加藤はこう語ります。
「コンサルタントとしてお客さまのビジネスに関わっていく中で、一時的にプロジェクトへ参画することはできても、長く関与し続けることの難しさを痛感していました。私自身、自分が取り組んだ新しい施策が5年、10年という長期的なスパンで会社にどのような影響を与えていくのか、最後までしっかりと見届けていきたいという想いが強くなりました」
事業の行く末を当事者としてじっくりと見守りたい。そうした想いを抱いていた頃、前職時代から縁のあった代表・藤井 宏明が立ち上げたSBプレイヤーズの存在と重なったと振り返ります。
「ちょうど藤井が会社を立ち上げて数年経っている状況を見て、ここであれば、自分の知見を活かしながら事業会社側で挑戦できると考えました。自分が取り組んだ結果が、会社や社会にどう反映されていくのかを最後まで見届けられる。それが、2009年に事業会社側へジョインを決めた理由です」
入社後、加藤は会社の根幹に関わる大きな転換点に携わることになります。それが、現在も掲げられている「ITで地域社会に活力を」という経営理念の策定でした。
「当時の理念は、現在とは異なり一部の事業領域にフォーカスしたものでした。ただ、事業の本質を見つめ直した際、私たちが本当にめざすべきなのは地域社会の活性化だという議論になったのです。会社として何を実現したいのかをあらためて言語化したことが、今のSBプレイヤーズの原点になっています」
収益より「地域社会での存在意義」を。経営トップとして貫く、理念に基づく決断の軸
SBプレイヤーズは、地方自治体や地域が抱える課題に対し、ITの力で解決を支援することを原点に取り組んできました。公営競技を支える「オッズ・パーク」、ふるさと納税事業の「さとふる」、農業課題に向き合う「たねまき」など多様な事業を展開する現在も、その根底には地域経済の活性化という確固たる軸があると加藤は言います。
「民間企業として事業を展開する以上、当然ながら一定の収益基盤を確立することは求められます。ただ、それ以上に重視しているのは、『多種多様なステークホルダーがいる地域の中で、本当に必要とされているのか』『私たちの存在意義はあるのか』ということを、新規参入などの経営判断において非常に重視しています。私たちは、ステークホルダーの皆様に必要とされ続けて初めて、企業として存続していけるのだと考えています」
利益のみを追うのではなく、地域社会への貢献と事業成長を両立させる。その考え方は、社員の行動指針である「10のミッションステートメント」にも表れています。多角的な視点を持つ加藤が、仲間に真っ先に体現してほしい価値観について、次のように語ります。
「仕事に対して受け身ではなく、能動的に取り組んでほしいという想いがあります。ただし、社会課題という大きなテーマに向き合う以上、個人の力だけでは限界があります。自ら進んで動く実行力は持ちつつも、価値観の異なる他者の意見を尊重し、うまくコミュニケーションを取りながらチームワークで働けるバランス感覚。それこそが、私たちが求める『自発と称賛』の真意です」
理念の実現は個人の挑戦から。次世代の機会を創出し、陰ながら伴走する組織づくり
事業と組織の両輪を見つめる加藤は、これからのSBプレイヤーズを担う人材が「失敗を恐れずに挑戦できる環境づくり」を何よりも大切にしています。事実、同社には年次や経験に関わらず、意欲ある社員に大きな裁量と責任を委ね、新たな価値創造に挑むベンチャー精神が深く根付いています。
「新しく入社いただく方にも、既存の社員にも、挑戦する機会を提供することは常に意識しています。たとえば『さとふる』の立ち上げは、当時の経理担当メンバーの発案が起点でした。
最近設立した森林カーボンクレジット創出支援事業などを運営する企業『ステラーグリーン』も、新規事業を検討していた若手メンバーの提案から始まり、現在は社長を任せています。大きな責任を伴いますが、その想いを持って取り組みたいと手を挙げるメンバーには、会社としてしっかりと挑戦を後押しします」
若手の挑戦を後押しする一方で、経営陣としてどのようにサポートし、組織を育てていくべきか。その関わり方や、人を育てることの難しさと醍醐味について、加藤は自身の考えをこう話します。
「これから経験を積むメンバーに大きなミッションを任せるからこそ、やる気や自発性を損なわないようにしながら、道に迷わないよう見えないところで軌道修正を図っていく。そこに、人を育てることの奥深さや醍醐味を感じています。自分たちで気づき、能動的に前へ進めるように、そっと伴走するサポート体制を築くようにしています」
さらに、AIやDXが急速に普及するこれからの時代を見据え、SBプレイヤーズで活躍する即戦力人材について、加藤は次のように言葉に力を込めます。
「マニュアル化された事務処理や、ルーティン化された作業は、今後AIに置き換わっていくでしょう。しかし、新しい事業を進めるにあたって、地域の方々と泥臭く合意形成を図っていくような部分は、ロジカルな思考力だけでなく、強い行動力と実行力が不可欠です。自ら課題を見つけ、チームで解決に向けて実行できる力を求めています」
変化を「チャンス」と捉え、挑戦を楽しむ。理念を共に実現する新たな仲間に寄せる期待
日本の地域社会を巡る環境は日々変化しており、だからこそITを通じた継続的な支援が求められています。地方が抱える課題の深さを冷静に見つめながらも、加藤は今後の事業シナジーと会社が果たすべき役割についてこう語ります。
「私たちが存在することで少しでも今の状況を緩和し、一部の地域の方からでも『SBプレイヤーズのおかげで良くなった』と認めてもらえるような、豊かさに貢献し続けられる会社でありたいと思っています。
そのために今一番やりたいのは、多角的な事業を束ねて、1+1が3にも4にもなるようなシナジーを生む組織を作ることです。これを一緒に考え、実現できる仲間が必要です」
加藤は、これから迎える仲間に求めるものとして、専門的なスキル以上に本質的なマインドの重要性を強調します。
「今の時代、足りないスキルは後からいくらでも補うことができます。それよりも重要なのは、AIの台頭といった急激な世の中の変化や、仕事でうまくいかない苦境に立たされた時にどう振る舞えるかです。
そうした状況を『ピンチ』とネガティブに捉えるのではなく、冷静に分析して『チャンス』と捉え直し、新しい一手を打っていける。そんな本質的なマインドを持った人材を強く求めています」
最後に、これからSBプレイヤーズの未来を共に創っていく新たな仲間へ向けて、加藤は自身の抱く期待を次のように話します。
「SBプレイヤーズの魅力は、挑戦する機会を提供できるという点にあります。ですから、会社になんでも助けてもらうという受け身の姿勢ではなく、自らの手でその機会を切り拓き、形にしていくという気概を持った方と一緒に働きたいですね。
挑戦し続けることは大変なことも多いですが、その厳しい状況や変化をチャンスとして前向きに捉え、『挑戦って楽しい』と心から思える方と、ぜひ一緒に働きたいと考えています」
会社が提供するのは、すでに正解が用意された環境ではなく、社会課題という大きな壁に挑むための舞台です。着実な実行力で未来を創り出す、そんな志を同じくする仲間が存分に挑戦できる環境が、SBプレイヤーズには広がっています。
※ 記載内容は2026年3月時点のものです
